# 一条工務店の太陽光はなぜ13.475kW？最大に載せる屋根設計の話【ダミーパネル・軒・傾斜角】

URL: https://roresan.com/blog/solar-capacity/
Category: 間取り・設計
Tags: 一条工務店, 太陽光, 屋根, ダミーパネル, 軒の出
Published: 2026-06-21

> 一条工務店の太陽光の上限13.475kWはなぜそこなのか、ダミーパネルや軒で増える費用、ダミーを減らす軒ずらし、発電を上げる傾斜角、部分影の真実まで。最大に載せるための屋根設計を、ろれさんの設計判断と見積金額を交えて解説します。

一条工務店で太陽光を載せるとき、「最大まで載せればいいんでしょ」と思っていませんか。私（ろれさん）も最初はそう考えていました。でも実際に設計を進めると、屋根の形・軒の出・ダミーパネルまで関わってきて、「最大に載せる」その先にもうひと工夫が必要だとわかりました。

この記事では、一条の上限13.475kWはなぜそこなのか、ダミーパネルや軒で増える費用、ダミーを減らす「軒ずらし」、発電を上げる傾斜角、そして「影で発電が落ちる」噂の真実まで、私が打ち合わせで実際に判断したことを交えて解説します。私はまだ建築中（未入居）なので、実発電量や使用感ではなく「設計・図面・仕様選びの判断」の話としてお読みください。

<img
  src="/img/solar-capacity/01-hook.png"
  alt="太陽光は最大に載せたい、でもダミーパネルが増えるとコストがかかる。この両立を屋根の設計で解決するという綱引きの図"
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## 結論: 最大に載せつつ、軒と日射まで設計するのがコツ

先に要点をまとめます。

- 太陽光は屋根に載る**最大**を目指すのが基本。上限の目安は**13.475kW**
- ただし実際に載る量は**屋根の形と大きさ**で変わる（全棟同じではない）
- 屋根を埋めきれない部分は**ダミーパネル**で仕上げる。軒を伸ばすほどダミーが増えて費用がかかる
- いらない方向の軒を削って必要な方に屋根芯をずらす「**軒ずらし**」でダミーを節約できる
- 発電量は屋根の**傾斜角**でも変わる（30度前後が有利）。ただし向きの影響の方が大きい
- 部分影で「全部止まる」のは**半分昔の話**。今は波及損失を抑えられるが、影った分はゼロにはならない

費用対効果（回収年数の考え方や蓄電池の選び方）は別記事の[太陽光13.475kW + 蓄電池7kWhはなぜ最適か](/blog/solar-battery/)で扱っています。この記事は「積載量 × 屋根設計」に絞って解説します。

<img
  src="/img/solar-capacity/02-agenda.png"
  alt="今日のアジェンダ。13.475kWまで載せ切る理由、ダミーパネルと軒で増える費用、軒ずらし、屋根の傾斜角、軒と日射のパッシブ設計、影で発電は落ちるかの6項目"
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## なぜ13.475kWが上限なのか（事実と推測を分けて）

一条の太陽光は、屋根いっぱいに載せた場合の上限の目安が**13.475kW**です。屋根が広ければ理論上はもっと載りますが、一条は本物のパネルを13.475kWで打ち止めにし、余った屋根は発電しないダミーパネルで埋める設計になっています。

<img
  src="/img/solar-capacity/03-capacity.png"
  alt="なぜ13.475kWが上限か。事実として住宅用はパネルとパワコンの小さい方が10kW未満。推測として効率よく使える目一杯が13.475kW。ちょうどの理由は非公表という図"
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ここは**事実と推測を分けて**理解しておくのが大事です。

| | 内容 |
|---|---|
| **事実** | 住宅用として売電するには、パネルとパワコンの**小さい方を10kW未満**に抑える必要がある |
| **推測** | パワコンを抑えている以上、本物パネルを載せすぎても活かしきれない。だから効率よく使える目一杯が13.475kWだと考えると腑に落ちる |

13.475kWという数字が**ちょうどそこになる正確な理由は公表されていません**。なので「効率のいい目一杯」というのはあくまで推測です。確実に言えるのは「住宅用＝小さい方が10kW未満」という条件のほうです。

### 載せすぎても無駄にならないの？

パワコンの上限に当たるのは、晴れた真昼のピークだけです。曇りの日や朝夕はそもそも出力がぐっと落ちます。多めに載せておくと、そういう日でも上限近くまで発電できるので、悪い日を底上げできるという考え方です。

### 全棟が必ず13.475kWになるわけではない

ここは誤解されやすいポイントです。**13.475kWはあくまで上限の目安**で、全棟が必ずこの容量になるわけではありません。実際に載る量は屋根の形と大きさで変わります。一条の公式サイトでは、平均搭載容量は**12.02kW**（2024年度実績）と公表されています（出典: [一条工務店 大容量太陽光発電 & 長寿命蓄電池](https://www.ichijo.co.jp/technology/energy/solar/)）。上限より少し下が実際の平均、という感覚です。

<img
  src="/img/solar-capacity/04-roof-shape.png"
  alt="屋根の形で最大まで載るかが変わる。ろれさん家の切妻案は11kW、片流れに変更して13.475kWを確保。切妻が悪いわけではなく家のサイズ次第という注記"
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私の家も、最初の切妻屋根の案だと11kWしか載りませんでした。ただ**切妻屋根がダメということではありません**。たまたまこの家のサイズだとそうなっただけで、大きい家なら切妻でも最大まで載ることもあります。私は片流れ屋根に変更して13.475kWを確保しました。

最大限載せたいなら、設計士さんと屋根の形にこだわるのがおすすめです。容量が大きいほど1kWあたりの単価は安くなりますし、屋根一体型は後から足せないので、設計段階で決め切るのが大事です。

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## 軒を伸ばすと「ダミーパネル」が要る

ダミーパネルは、**発電しない、屋根を埋めるためのパネル**です。一条の屋根はパネルで屋根面を作っているので、本物で埋まらない部分をダミーで仕上げます。

<img
  src="/img/solar-capacity/05-dummy-photo.png"
  alt="ダミーパネルと発電する本物パネルの見た目の違い。左がダミー、右が発電する本物。遠目には本物そっくりに作られている"
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<p style={{ fontSize: '0.85em', color: '#64748b', marginTop: '-0.5rem' }}>
ダミーパネル実物写真の出典: <a href="https://slow-trip.seesaa.net/article/503051737.html" target="_blank" rel="noopener">Slow-Trip</a>
</p>

写真の左がダミー、右が発電する本物です。遠目には本物そっくりに作られていて、言われないと気づきません。

そして軒を伸ばすと屋根の面積が増えます。増えた分はパネルかダミーで埋めるのが一条のルールなので、**軒を伸ばすほどダミーが増える**仕組みです。

### ろれさん家の見積り

私の契約時の見積りでは、こうなっていました。

<img
  src="/img/solar-capacity/06b-dummy-quote.png"
  alt="ろれさん家の見積書。屋根特殊施工（ダミーパネル）が2万5800円とハイライトされている"
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| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 屋根特殊施工（ダミーパネル） | 2万5800円 |
| 軒の出変更（750mmまで・オリジナル太陽光限定） | 1万1000円 |
| **合計** | **3万6800円** |

<img
  src="/img/solar-capacity/06-dummy-quote.png"
  alt="ろれさん家の見積書。軒出変更（750mmまで・オリジナル太陽光限定）が1万1000円とハイライトされている"
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太陽光の屋根は750mmまで軒を延ばせるオプションになっています。合わせて**3万6800円**。これは私の契約時の見積りなので、金額は契約時期や仕様によって変わります。

### なぜそこまでお金をかけたのか

軒を深くして、夏の日差しを遮りたかったからです。**夏の日射遮蔽と冬の日射取得は軒で決まる**ので、ここは逃せないと判断して採用しました。詳しい仕組みは後半の「軒と日射のパッシブ設計」で解説します。

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## ダミーパネルを減らす「軒ずらし」

南の軒を伸ばすとダミーパネルも増えてしまう——これを抑えるのが、**屋根の芯をずらす「軒ずらし」**です。

<img
  src="/img/solar-capacity/07-roof-shift.png"
  alt="ろれさん家の立面図。北の軒を短く、南の軒を長くして屋根芯をずらしたメモと寸法が書き込まれている"
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私の家は、北側の下に窓がありません。北の面はもう一つの屋根との段差になっていて、壁ではなく屋根どうしの境目だから窓がないんです。だから**北の軒を削っても誰も困りません**。

そこで削った分を南に回して、南の軒を長くしました。屋根の芯をずらすこと自体は**追加費用なし**でできます。南を伸ばすと北の軒は短くなりますが、北はもともと要らないのでちょうどいいわけです。この工夫で、ダミーを増やさずに南の軒を稼げました。

### 雨どいも日射遮蔽に効く

もう一つ、日射の計算では**雨どい**も忘れてはいけません。

<img
  src="/img/solar-capacity/08-gutter.png"
  alt="軒705mmと雨どい210mmを足すと915mm分が日陰を作るという立面図の解説"
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軒の先から雨どいが210mm前に出ています。私の図面では軒の705mmと足して**915mm分が日陰を作る**計算になります。季節ごとの日射シミュレーションをするなら、軒だけでなく雨どいの分も足した915mmで計算すると、意図した通りの日射遮蔽・日射取得に近づきます。なお寸法は私の図面ベースなので、家ごとに変わります。

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## 発電量を上げる屋根の傾斜角

屋根の傾きでも発電は変わります。屋根の傾きは「**寸**」で表し、数字が大きいほど急になります。

<img
  src="/img/solar-capacity/09-tilt.png"
  alt="屋根の傾き（寸）と発電。1.5寸は約8.5度、3.5寸は約19.3度、最適は約30度前後。差は数パーセントで向きの影響の方が大きいという図"
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| 傾き | 角度 | 発電 |
|---|---|---|
| 1.5寸 | 約8.5度（ゆるい） | 少なめ |
| 3.5寸 | 約19.3度 | 多め |
| （最適） | 約30度前後 | 発電が一番いいとされる角度 |

発電が一番いいのはだいたい**30度前後**とされているので、30度に近い3.5寸の方が発電は多くなります。私は発電の大きい**3.5寸**を選びました。

ただし3.5寸は屋根が高くなって素材が増えるぶん、コストが上がります。勾配変更はグランスマートなら無料ですが、アイスマートなどは有料になる場合があるので、営業さんに確認してください。

なお角度の数値は寸から換算したもの（1.5寸 = arctan(1.5/10) ≈ 8.5度、3.5寸 ≈ 19.3度）です。最適傾斜角が30度前後という話や、傾斜角による差が数パーセント程度という感覚は一般に言われている水準で、一条が自社パネルについて公表している数値ではありません。自分の屋根での発電量は、勾配と向きを入れたシミュレーションを営業担当に出してもらうのが確実です。

いずれにしても、傾斜角より**屋根が南向きかどうか**の影響の方が大きいです。角度に神経質になるより、まず向きを優先しましょう。

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## 軒と日射のパッシブ設計

ここで、軒で日射が変わる仕組みをおさらいします。なぜ私が3万6800円かけてまで軒を深くしたのか、その理由がここにあります。

<img
  src="/img/solar-capacity/10-passive.png"
  alt="軒は季節で日差しを仕分ける。埼玉の夏至は太陽が約77度と高く軒が遮る、冬至は約31度と低く軒の下から奥まで届くという日射の図"
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仕組みはこうです。夏と冬で太陽の高さが全然違います。埼玉だと、夏至の南中高度は真上に近い**約77度**、冬至は低くて**約31度**まで下がります（緯度から算出。日々の正確な数値は[国立天文台の暦計算室](https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/)で自分の建築地の値を確認できます）。

- 高い夏の日差しは、軒がしっかり遮ってくれる（**日射遮蔽**）
- 低い冬の日差しは、軒の下をくぐって奥まで届く（**日射取得**）

つまり**夏は日陰、冬は日なた**を、軒が切り替えてくれるわけです。特に南の窓に効くので、南の軒は大事です。軒の出の目安は90cm〜1mくらい。

ひとつ注意点として、暑さのピークは夏至ではなく**8月後半**です。その頃は太陽が少し低いので、長めの軒が効きます。だからといって長すぎると冬の日差しまで減ってしまうので、**日射取得と日射遮蔽のバランス**で長さを決めるのがポイントです。

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## 「影で発電は落ちる」の真実

「影が当たると一気に発電が落ちる」という話、これは**半分本当で半分は昔の話**です。

<img
  src="/img/solar-capacity/11-shadow.png"
  alt="影で全部止まるは半分昔の話。セルは直列でつながり一番弱いセルに引きずられる。昔のパネルは大きく落ちたが今は影部分を迂回して波及を抑える。ただし影った分は減りゼロにはならない"
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パネルの中のセルは直列でつながっています。直列だと一番弱いセルに全体が引きずられるため、昔はこれで影と関係ない部分まで大きく落ちていました。電球が1個切れると全部消える、みたいなイメージです。

今はこれを抑える技術が進んでいて、**影の部分を迂回して波及を抑える**仕組みになっています。ただし誤解しないでほしいのは、**影になった部分のぶんはちゃんと減る**ということ。全体を巻き込む大きな損失が起きにくくなっただけで、**ゼロになるわけではありません**。一条のパネルも新しい世代ですが、細かい仕様は担当者に確認してください。

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## まとめ

最後に、太陽光の積載量と屋根設計のポイントをまとめます。

<img
  src="/img/solar-capacity/12-summary.png"
  alt="今日のまとめ。太陽光は屋根に載る最大を目指す、積載量は屋根の形と傾きで変わる、軒を伸ばすとダミーで費用が増える、積載量と軒の日射をセットで考える"
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- 太陽光は屋根に載る**最大**を目指すのが基本。上限の目安は13.475kW
- ただし積載量は**屋根の形と傾き**で変わる（全棟同じではない）
- 軒を伸ばすとダミーパネルで費用が増える。ろれさんは**3万6800円**かけて軒と日射を取りにいった
- いらない方向の軒を削る「軒ずらし」でダミーを節約できる
- **積載量と軒の日射、両方をセットで考える**のがコツ

屋根って、調べてみると本当に奥が深いです。太陽光の費用対効果（回収年数の考え方・蓄電池の選び方）が気になる方は、[太陽光13.475kW + 蓄電池7kWhはなぜ最適か](/blog/solar-battery/)もあわせてどうぞ。

これから一条工務店で建てる方は、[紹介制度](/blog/ichijo-referral/)を使うとお得になる場合があります。屋根や太陽光の設計は契約後の打ち合わせで詰めていく部分なので、早めに情報を集めておくと判断がスムーズです。
