ろれさんの一条工務店攻略日記

一条工務店の打ち合わせが月1回しか進まない理由|設計士は年間約30組を担当している

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「打ち合わせが月1回しか取れない。この頻度で本当に家が決まるんだろうか」

一条工務店で契約したあと、設計打ち合わせのペースに焦りを感じる人は多いと思います。もっと詰めたいのに次の予約は1ヶ月先。私も同じことを感じていました。

私は埼玉県で一条工務店の21坪の平屋を建築中の施主です。この記事では、月1回ペースがなぜ生まれるのかを一条の公式な数字から説明し、そのうえで施主にできることを私の実体験から書きます。

先に言ってしまうと、月1回は異常ではありません。しかも1ヶ月の後半は、施主である私が自分の意思で使っている時間でした。


この記事の結論

知りたいこと答え
月1回は普通なのか普通。設計士は年間約30組を担当しており(公式採用サイトの社員発言)、月1回はその構造に沿ったペース
1ヶ月の中身は何なのか前半は図面が返ってくるまでの約2週間、後半は私が図面を確認して直したい所を考える約2週間
もっと早いペースにできるのかできる。後半の2週間は私の選択なので、詰めたい時期は2週間に1回も可能だった
月1回でも家は決まるのか決まる。私の間取りは営業3回+設計士1回の計4回で確定した

この記事の内容は動画でも解説しています(クリックで再生)

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月1回は異常ではない。設計士は年間約30組を担当している

一条工務店の新卒採用サイトに、設計担当の社員のインタビューが載っています。そこにこう書かれています。

一人で年間約30組のお客様を担当することができています

これは全社平均の統計ではなく、公式採用サイトで社員が語っている数字です。ただ、一次情報として確認できる貴重な数字でもあります。

この30組を、1年52週で割ってみます。1組あたり年1.7週分。設計士があなたの家だけに使える時間は、1年でおよそ12日分という計算です。

月1回ペースは年間約30組の構造の帰結であることを示す計算図。年間約30組を52週で割ると1組に使える時間は年約1.7週分。30組が月1回ずつなら月30回の打ち合わせ、1回2〜3時間なら月60〜90時間となり、月1回でカレンダーはすでに満員

さらに月に均してみます。30組の施主が月1回ずつ打ち合わせをすると、それだけで月30回。私の経験では1回の打ち合わせは2〜3時間なので、単純計算で月60〜90時間が打ち合わせで埋まります。

つまり、月1回というペースで全員に会うだけで、設計士のカレンダーはほぼ満員です。あなたの担当がやる気がないのでも、あなたの家が後回しにされているのでもなく、体制がそういう設計になっています。

年30組という数字の背景、営業や工事監督を含めた一条全体の体制については、一条工務店は約7,600人で年1.8万棟を建てているで詳しく逆算しています。

1ヶ月の中身は「図面が返ってくる2週間」と「施主が考える2週間」

では、その1ヶ月には何が入っているのか。私が営業担当と設計士の両方から聞いた話と、自分で測った期間を並べると、1ヶ月はきれいに2つに割れます。

期間何が起きているか
前半の約2週間打ち合わせで決めた内容をフィリピンの拠点に送り、図面が返ってくるのを待つ
後半の約2週間届いた図面を私が確認し、直したい所を洗い出して次の打ち合わせに備える
打ち合わせの間の1ヶ月の中身を示す流れ図。打ち合わせで決めた内容をフィリピンの拠点に送り、図面が返ってくるまで約2週間(混み具合により1週間のこともある)。その後、届いた図面を施主が確認して直したい所を考える約2週間を経て次の打ち合わせになる。後半の2週間は施主が自分で取っている時間なので、最短なら2週間ごとの打ち合わせも可能

前半の待ち時間は、私の場合はおおむね2週間でした。ただしこれは固定ではなく、拠点の混み具合によって1週間で戻ってくることもありました。

後半は、届いた図面を自分で読み込む時間です。図面は一度見て終わりにできるものではなく、家具の配置やコンセントの位置まで想像しながら追っていくと、私はどうしても2週間くらいかかりました。

一条の設計士は、図面を引く人ではなく施主と打ち合わせをする人として配置されています。だから施主の側にも、返ってきた図面を自分で点検する役割が回ってきます。

なお、公式に確認できるのはフィリピンに自社グループ工場があり、家づくりに必要な部品の約80%を自社生産していることまでです。図面作成の流れと約2週間という日数は、私が打ち合わせで聞いた話と自分の実測なので、そのつもりで読んでください。

打ち合わせは2週間に1回でも組める

ここが、この1ヶ月の話で一番大事なところです。

後半の約2週間は、一条から待たされている時間ではありません。私が自分の意思で確認と検討に充てている時間です。

だから図面が返ってきた時点ですぐ次の打ち合わせを入れれば、2週間ごとのペースも実際に組めました。月1回は一条側の制約ではなく、施主が選べるペースだと考えたほうが実態に近いです。

裏を返すと、図面を読み込む時間を確保したい人は、月1回のほうが合っています。私は後者を選んで、届いた図面を自分で点検する時間に2週間を使いました。

設計士が年30組を回せるのは、裏に専門部署があるから

打ち合わせのペースとは別に、設計士が年間約30組を担当できている理由も公式採用サイトで説明されています。設計士の後ろに3つの専門部署が控えているという分業体制です。

専門部署役割
CAD専門部署設計士の手書きラフを図面化する
積算部署オプションを追加したときの価格を算出する
構造計算部署耐震等級3を維持できるかを専門的に判断する

公式サイトでは、こうした部署があることで設計士がより多くの時間を施主とのコミュニケーションに充てられると説明されています。設計士の手元に残るのは、施主と話す時間です。

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私の実績:月1回ペースでも間取りは計4回で確定した

ここからは私の実体験です。月1回ペースで実際どこまで進むのかの、1つのサンプルとして読んでください。

私の場合、間取りは営業担当との3回と設計士との1回、計4回の打ち合わせで家の形が確定しました。打ち合わせ全体では12回を超えています。一般的な回数は6〜7回と聞いているので、私はかなり多いほうです。

ろれさんの打ち合わせ実績。埼玉県21坪平屋で、間取りの確定まで営業3回+設計士1回の計4回、打ち合わせ全体は12回超(一般的な回数は6〜7回)、頻度は月1回で早い時期は2週間に1回、1回の時間は2〜3時間で回数制限はなく無料、Zoomでの参加も可能

頻度と条件はこうでした。

項目私の場合
頻度月1回(早い時期は2週間に1回)
1回の時間2〜3時間
回数制限なし(何回でも無料)
参加方法Zoom参加可

振り返ってわかるのは、進んだ回とそうでない回の差は、設計士側ではなく自分側の準備で決まっていたということです。要望を整理して持ち込んだ回は一気に決まり、その場で考え始めた回はほとんど進みませんでした。

間取りが4回で確定したのも、頻度が高かったからではありません。事前に自分で間取りを練り込み、1回の打ち合わせの密度を上げていたからです。この間取り確定までの具体的な進め方は間取り打ち合わせは何回?決まらない時の進め方に書いています。

頻度も密度も、施主側で動かせる

ここまでを整理すると、施主が動かせるものは2つあります。

頻度と密度の比較図。頻度は図面が返ってきた時点で次の打ち合わせを入れれば2週間ごとに詰められる。密度は準備しだいで大きく変わり、同じ1回でも決められる量が違ってくる

頻度は、図面の検討にどれだけ時間を使うかで決まります。急ぎたい時期は図面が返ってきた時点で予約を入れ、じっくり考えたい時期は月1回に戻す。この使い分けができます。

もう1つの密度、つまり1回の打ち合わせで決められる量は、準備しだいで大きく変わります。ペースをどちらに寄せる場合でも、準備が効くのは同じです。

月1回を最大化する4つの準備

では何を準備するか。私が12回超の打ち合わせで効果を実感した要点は、この4つです。

月1回の打ち合わせを最大化する4つの準備。1要望に優先度を3段階でつける(必須・できれば・余裕があれば)、2自分でも間取りを描いてみる、3家族の意見を事前にまとめてその場で決められる状態で臨む、4録音してAIで要約・検索する

1つ目は、要望に優先度を3段階でつけることです。必須・できれば・余裕があればに分けておくと、打ち合わせ中にその場で悩む時間がなくなります。

2つ目は、自分でも間取りを描いてみることです。口で説明するより正確に伝わりますし、描く過程で自分の要望が具体化します。

3つ目は、その場で決められる状態で臨むことです。家族の意見を事前にまとめておき、宿題を次回に持ち越さない。持ち越した宿題1つが、次の図面の往復1周分の遅れになります。

4つ目は、打ち合わせを録音してAIで要約・検索できるようにしておくことです。前回決めた内容を忘れて蒸し返す時間は、月1回の貴重な枠には惜しすぎます。

それぞれの具体的なやり方、使ったツール、当日の進め方は設計打ち合わせ前にやるべき準備に全部まとめているので、そちらを読んでから次の打ち合わせに臨んでみてください。

まとめ:月1回ペースとの付き合い方

まとめ。月1回は異常ではない(設計士は年間約30組を担当する構造に沿ったペース)、1ヶ月の内訳は図面が返るまで約2週間と施主が考える約2週間、詰めたいなら2週間に1回も可能(後半の2週間は施主の選択)、月1回でも決まる(ろれさんの間取りは営業3回+設計士1回の計4回で確定)
ポイント内容
月1回は異常ではない設計士は年間約30組を担当。月1回はその構造に沿ったペース
1ヶ月の内訳図面が返ってくるまで約2週間、施主が確認して考えるのに約2週間
詰めたいなら早められる後半の2週間は施主の選択。2週間に1回のペースも組める
月1回でも決まる私の間取りは営業3回+設計士1回の計4回で確定

打ち合わせの頻度に焦る気持ちは、私にもよくわかります。でも私の1ヶ月のうち後半の2週間は、自分で図面を読み込むために取っていた時間でした。

急ぎたいなら図面が返ってきた時点で次を入れればよく、じっくり考えたいなら月1回のままでよい。どちらを選ぶかと、次の1回に何を持ち込むかに時間を使ってください。

これから一条工務店の展示場に行く予定がある方は、訪問前に紹介制度を使うと特典が受けられます。詳しくは一条工務店の紹介制度にまとめています。

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参考にした一次情報

公式に確認できるのは、フィリピンの自社グループ工場で部品の約80%を自社生産しているところまでです。図面作成をフィリピンで行っていること、返ってくるまで約2週間という日数は、私が打ち合わせで営業担当と設計士から聞いた話と自分の実測にもとづくもので、一条の公式サイトに記載はありません。施主のブログでは1週間としているものもあり、日数はばらつきます。

あわせて読みたい記事

よくある質問

一条工務店の設計打ち合わせは月1回しかできないのですか?
私の場合、打ち合わせの頻度は月1回で、早い時期は2週間に1回でした。設計士は公式採用サイトで社員が語っている数字として年間約30組を担当しており、30組が月1回ずつ打ち合わせをすると計算上それだけでカレンダーが埋まります。ただし私の1ヶ月の後半は自分で図面を検討するために取っている時間なので、詰めたい時期は2週間に1回にすることもできました。
一条工務店の設計士は1人で何組を担当していますか?
一条工務店の公式採用サイトで、設計担当の社員が「一人で年間約30組のお客様を担当することができています」と語っています。全社平均の統計ではなく社員個人の発言ですが、一次情報として確認できる数字です。1年52週で割ると1組あたり年1.7週分の計算になります。
打ち合わせと打ち合わせの間の1ヶ月は何をしているのですか?
前半は図面が返ってくるのを待つ期間、後半は届いた図面を施主が確認して直したい所を考える期間です。私が営業担当と設計士から聞いた話では、打ち合わせで決めた内容はフィリピンの拠点に送られ、図面が返ってくるまで私の実測で約2週間かかりました。残りの約2週間は私自身が確認と検討に使っている時間です。
一条工務店の打ち合わせを2週間に1回のペースにできますか?
できます。私の1ヶ月のうち後半の約2週間は、届いた図面を自分で確認して直したい所を考えるために私が取っている時間です。図面が返ってきた時点ですぐ次の打ち合わせを入れれば、2週間ごとのペースも実際に可能でした。月1回は一条側の制約ではなく、施主が選べるペースです。
月1回の打ち合わせでも家はちゃんと決まりますか?
決まります。私は月1回ペースのまま、間取りを営業3回と設計士1回の計4回で確定させました。打ち合わせ全体は12回を超えましたが、進んだ回とそうでない回の差は施主側の準備で決まっていました。要望の優先度づけや自作の間取りなど、1回の密度を上げる準備が効果的です。

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一条工務店グランスマートで埼玉県に21坪の平屋を建てた施主。家づくりの経験をYouTube・ブログ・Webツールで発信中。

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