ろれさんの一条攻略日記
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屋根を8回変更してわかった3つの教訓|一条工務店の屋根選び完全記録

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一条工務店グランスマートで家を建てる過程で、屋根のデザインが8回も変わりました。

最初のプランのまま建てていたら、30年で90万円以上余計にメンテナンスコストがかかっていたかもしれません。この記事では実際のパース画像を見ながら、8回分の変更の全記録と、そこから得た3つの教訓を解説します。

この記事の内容は動画でも解説しています(クリックで再生)


結論 - 屋根選びの3つの教訓

先に結論を書いておきます。8回の試行錯誤から得た教訓はこの3つです。

  1. 屋根材は30年のメンテナンスコストで選ぶ
  2. 軒は絶対に出す(雨漏りリスク5倍の差)
  3. 太陽光は載せられるだけ載せる

以下、この結論にたどり着くまでの変遷を順番に説明します。


1枚目: 片流れ屋根 + パラペット(初期案)

最初のパースはピンクとブラウンのツートンカラーでした。屋根の形は「片流れ屋根 + 玄関部分パラペット屋根」の組み合わせです。

初期案の3つの問題点

問題1: ダミーパネルのコスト無駄

外観を整えるためのダミーパネルが多く、コストが無駄になっていました。

問題2: パラペット屋根のメンテナンスが大変

パラペット屋根はフラット形状のため、ゴミや葉っぱが溜まりやすい構造です。掃除のたびに屋上に登る必要があり、FRP防水の塗り直しにもお金がかかります。

具体的なコストを見ると、こうなります。

項目内容
FRP防水の保証期間15年
塗り直しの頻度10〜15年ごと
1回のメンテナンス費用20〜30万円(平屋の場合)
30年間の累計コスト50〜90万円

問題3: 軒ゼロで雨が吹き込む

軒(のき)がないと、外壁に直接雨が当たり続けます。雨漏りリスクも高まります。


2〜3枚目: 色と屋根材の決定

実物を見て色を決める

2枚目のパースでは色をブラックとオレンジのツートンに変更しました。

色選びで大事なのは、カタログのサンプルではなく実物を見ることです。展示場や近所を散歩して実際の外壁の色を確認すると、カタログの小さいサンプルとは全然違う印象になることがよくわかります。

ガルバリウム鋼板を採用

このタイミングでガルバリウム鋼板を屋根材として採用しました。ただし、この段階ではまだ軒を出せていないという問題が残っていました。

3枚目: 屋根傾斜を変更して太陽光効率を上げる

3枚目のパースでは、屋根の傾斜を1.5寸から3.5寸に変更しました。グランスマートであれば無料オプションで変更できます。

傾斜を上げると太陽光パネルの発電効率が向上します。太陽光パネルの経済効果は以下の通りです。

比較項目金額
自家消費の削減単価31円/kWh
売電単価15円/kWh
自家消費 vs 売電自家消費が約2倍お得
ろれさんの最大搭載量13.475kW
30年間の経済メリット(試算)約292万円

太陽光パネルは自家消費できるほど経済的に有利なため、できるだけ大きく載せることが重要です。


4枚目: 外壁をオールブラックに統一

4枚目では外壁をブラック一色に統一しました。

色のセンスに自信がない場合、一色にまとめるのは失敗しにくい有効な戦略です。ただし、この段階でガルバリウム鋼板のアイボリー色が浮いてしまい、まだ調整が必要でした。軒の問題も引き続き残っていました。


5〜6枚目: 軒の重要性に気づく

6枚目のパースで大きく方針転換しました。軒を深く出すデザインに変更し、屋根材もガルバリウム鋼板からコロニアルクァッドのネオブラックに変更しました。

軒の効果

軒は見た目だけでなく、住み心地と維持費に大きく影響します。

雨漏りリスクの軽減

JIO(日本住宅保証検査機構)の統計によると、軒がゼロの住宅は雨漏りリスクが5倍高くなります。さらに、保険金支払い案件の70%以上が「軒なし箇所からの雨漏り」です。

パッシブデザインの効果

軒があると、季節による太陽高度の違いを利用した快適な温熱環境を作れます。

  • 冬(太陽が低い): 軒の下をくぐって日差しが室内奥まで届く(日射取得)
  • 夏(太陽が高い): 軒が日差しを遮って室内温度の上昇を防ぐ(日射遮蔽)

軒900mmが費用対効果の最も高いサイズで、冷房エネルギーを15〜45%削減できます。ろれさんの家では外気温34度の日でもエアコンなしで室内23〜24.5度を記録しています。

ハイドロテクトタイルの北面問題

一条工務店の外壁タイル「ハイドロテクトタイル」は光触媒が紫外線で機能するため、紫外線の当たりにくい北面ではほとんど効果がありません。北面は特に軒で雨がかりを防ぐことが重要です。

コロニアルグラッサ vs クァッドの違い

6枚目では上位機種への切り替えを検討するきっかけになりました。コロニアルグラッサとクァッドの違いはこの通りです。

比較項目コロニアルグラッサコロニアルクァッド
塗料の種類無機三層構造有機系
色褪せ30年間ほぼなし10年で色褪せが出る
30年コスト約17万円約140万円
オプション価格坪5,720円標準

30年間のメンテナンスコストはグラッサとクァッドで8倍もの差があります。初期コストの違いを考えても、グラッサを選ぶ方が圧倒的に有利です。


7枚目: 屋根の形を根本から見直す

7枚目では屋根の形を片流れ屋根から切妻屋根に変更しました。

屋根形状には一長一短があります。

屋根形状特徴
片流れ屋根太陽光発電に最適。ただし雨漏りリスクが最も高い
切妻屋根バランスが良く、接合部が少ないのが強み
寄棟屋根耐風性に優れるが、太陽光搭載量が最も少ない

7枚目の切妻屋根はデザインのバランスが整いましたが、太陽光パネルが最大13.475kWに対して11kWしか載らないことがわかり、2.5kW分損することになりました。


最終案: 6枚目のデザインに戻る

最終的には6枚目のデザイン(軒を深く出した片流れ屋根)に戻ることにしました。太陽光の搭載量を最大化できる点が決め手です。

ただし、軒の方向を一つ変更しました。

道路側からケラバ側へ

道路側に軒を出す設計では、道路使用許可の申請が必要になることがあります(費用3〜4万円)。ケラバ(屋根の妻側・軒と垂直方向の端部)側に軒の方向を変えることで、この申請が不要になりました。

さらに嬉しい副作用として、ケラバ側に軒を向けたことで駐車場から玄関までの雨よけ距離も伸び、実用性も上がりました。


全屋根材の30年コスト比較

屋根材30年コスト
コロニアルグラッサ約17万円
ガルバリウム鋼板約20万円
パラペット屋根50〜90万円
コロニアルクァッド約140万円

まとめ - 屋根選びの3つの教訓

8回の変更を経て、たどり着いた教訓はシンプルです。

1. 屋根材は30年のメンテナンスコストで選ぶ

初期コストが似ていても、30年後に大きな差が出ます。グラッサとクァッドで8倍、グラッサとパラペットで3〜5倍の差があります。

2. 軒は絶対に出す

雨漏りリスク5倍、冷房エネルギー最大45%削減、ハイドロテクトタイルの補完…軒のメリットは多岐にわたります。軒を出さないと長期的に損します。

3. 太陽光は載せられるだけ載せる

自家消費は売電の約2倍の経済効果があります。屋根形状や傾斜を決める際は、太陽光の搭載量を最優先で考えましょう。


屋根材の選び方についてより詳しく知りたい方は、こちらの動画もあわせてご覧ください。


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ろれさん

ろれさん

一条工務店グランスマートで埼玉県に21坪の平屋を建てた施主。家づくりの経験をYouTube・ブログ・Webツールで発信中。

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