一条工務店で建てている我が家、いよいよ工事が始まりました。

一次外構が終わり、ご近所への挨拶も済み、配置確認で家の位置に縄が張られました。次は地盤改良工事です。今回はその直前、まだ更地に縄と看板が立っているだけの現場を紹介します。

家の形はまだ何もありません。それでも現場にはいくつも変化があって、施主としては見どころの多い時期でした。

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配置確認で地面に張られた黄色い地縄。砂利と土の敷地に家の外周を示す線が四角く張られている

結論:配置確認から地盤改良までの間に起きたこと

できごと内容
引き渡し日ほぼ確定。ふわっとしていた工程表が固まる
地縄家の位置に縄が張られ、道路からの距離などを確認
次は地盤改良我が家は柱状改良(ソイルセメント)。深さ約3m、見積は一式70万5000円
工事看板一条工務店の新築工事の看板が立つ
仮設トイレ職人さん向けの「誇れる現場の5か条」の張り紙つき
工事進捗アルバムアプリで工事の様子が写真で届き始める
配置確認から地盤改良までの間に起きたことの一覧。引き渡し日の確定、地縄、次の地盤改良は柱状改良で深さ約3m、工事看板、仮設トイレ、工事進捗アルバム

いちばん大きいのは、引き渡しの日付がほぼ決まったことです。ここから順に紹介します。

引き渡し日がほぼ確定する

一条工務店の配布物「引き渡しまでの流れ」。工事着手承諾からお引き渡しまで15のステップが並び、STEP05配置確認とSTEP06地盤改良工事が赤枠で囲まれている

一条工務店からもらった「引き渡しまでの流れ」です。工事着手承諾からお引き渡しまで、全部で15のステップがあります。赤枠で囲んだのが今いるところで、STEP05の配置確認が終わり、STEP06の地盤改良工事に入る手前です。

このタイミングで、引き渡しの日付がほぼ確定しました。打ち合わせをしている間は、いつ住めるのかがずっとふわっとしていたんですよね。我が家の場合、9月24日時点のスケジュールで、お引き渡しは2月上旬です。

工程表に月と旬が入ると、引っ越しや今の住まいの手続きをいつ動かせばいいかが逆算できるようになります。なお天候によってスケジュールは変わることがある、と配布物にも書かれています。

配布物には、インターネット(光ケーブル)回線の申し込みは基礎工事着工時を目安に、とも書かれていました。開通工事まで時間がかかることがあるためです。工程表が手元に来たら、あわせて確認しておくと安心です。

配置確認で地縄が張られた

冒頭の写真が配置確認後の現場です。配置確認では、家が建つ位置に縄が張られます。これが地縄(じなわ)です。この縄の位置が、道路からの距離などで図面どおりになっているかを確認します。配置確認が終わると、現場はこの写真の状態になり、次の地盤改良工事に進みます。

地縄を見るときに知っておくと安心なことが2つあります。

地縄だと家は小さく見える

2階建ての例。完成した家は1階14坪と2階14坪で延床28坪だが、地縄で見えるのは1階の14坪の線だけ

我が家は平屋なので、地縄も結構大きめでした。ただ2階建ての場合、地縄で見えるのは1階の床の広さだけです。

よくあるのは、1階が14坪で2階建てにして延床28坪、というような家です。地縄で見えるのはこの14坪の線だけなので、かなり小さく見えると思います。しかも地縄は地面に張った線だけで、高さも壁もありません。一般に「地縄マジック」と呼ばれるくらい、小さく感じるのはよくあることのようです。

縄を見て「こんなに小さいの?」と不安になる方は多いと思います。でも図面どおりに建てば、ちゃんと図面どおりの家になります。そこはあまり心配しなくて大丈夫です。

地縄は壁の中心に張られている

地縄と壁の位置関係の図。地縄は壁の中心線に張られ、壁は縄の内側と外側の両方につく。室内は縄より少し内側から始まり、外壁の外側は縄より少し外になる

もう1つは、縄がどこに張られているかです。我が家の地縄は、壁の中心線に張られていました。壁はこの縄をまたいで、内側と外側の両方につきます。

なので、縄の内側をそのまま部屋の広さだと思って見ると、実際の室内より広く感じます。逆に縄の外側を外壁だと思って見ると、建物が実際より小さく見えます。どちらも少しずつずれがあるので、そこだけ気をつけて見てもらえればと思います。

次は地盤改良工事。我が家は柱状改良で深さ約3m

地縄の次は、いよいよ地盤改良工事です。我が家は柱状改良(一条工務店の呼び方ではソイルセメント)で、地表から3mほどの深さまで地盤を補強します。

一条工務店の地盤調査報告書のまとめ。基礎選定結果はべた基礎とソイルセメント、施工長の目安は3m

一条工務店から渡された地盤調査の報告書のまとめです。基礎はべた基礎、地盤補強はソイルセメントで、施工長の目安は3mと書かれています。ソイルセメントは、セメント系の固化材を地中で土と混ぜて柱状の改良体をつくり、建物を支えて不同沈下を防ぐ工法です。

費用は一式70万5000円

一条工務店の見積書の標準仕様外工事の欄。柱状地盤改良(ソイルセメント)が一式705,000円、ベタ基礎が一式442,400円

我が家の見積書では、柱状地盤改良(ソイルセメント)が一式で705,000円でした。建坪21坪の平屋で、深さ約3mの場合の金額です。地盤改良は標準仕様外の工事なので、見積の「標準仕様外工事」の欄に入っています。

金額は建物の大きさや地盤の状態、改良する深さで変わります。後半で紹介する一条工務店の解説記事では、柱状改良の目安は80〜120万円とされています。

改良の深さは地盤調査でわかる

地盤調査で使ったスクリューポイント。らせん状の先端を地面にねじ込み、地盤の硬さを測る

どこまで補強するかは、着工前の地盤調査で決まります。専用の機械で、写真のようなスクリューを地面にねじ込みながら、地盤の硬さを測っていました。これがスクリューウエイト貫入試験です。

我が家のスクリューウエイト貫入試験の結果。測定点A1からD1の4か所で、深さごとの地盤の硬さがグラフになっている

報告書には、こんな測定結果も載っていました。測定点はA1からD1までの4か所で、家の4隅それぞれで硬さを測っていたようです。細かい読み方は割愛しますが、こうした結果をもとに、どの工法でどこまで補強するかが決まります。

一条工務店の新築工事の看板が立った

敷地の入口に立った一条工務店の新築工事の看板。「今日も、まじめに、家づくり。」の文字と、パンフレットを入れるケースがついている

一条工務店の家が建つ現場でよく見かける、新築工事の看板が立ちました。「今日も、まじめに、家づくり。」と書かれた緑の看板です。

看板の右側には「フタを開いてご自由にお取りください」と書かれたケースがあり、一条のパンフレットが入っています。

パンフレットがなくなったら営業さんに補充をお願いする

このパンフレット、看板が設置された直後に空っぽになっていました。近所の方が持って行かれたようです。

営業さんに聞いたところ、補充してもらえるとのことでした。空になっていたら、営業さんに「補充をお願いします」と伝えるのがおすすめです。ご近所の方にとっては、どこの会社で建てているのか、一条工務店がどんな家づくりをしているのかが伝わるきっかけになります。これから長く付き合うご近所に、自分の家のことを知ってもらう一歩にもなると思っています。

仮設トイレと「誇れる現場の5か条」

敷地に設置された職人さん用の仮設トイレ。青いシートで目隠しされ、扉に張り紙がある

現場には、職人さんが使う仮設トイレも設置されました。扉には張り紙が貼ってあります。

仮設トイレの張り紙。「誇れる現場の5か条」として、駐車マナー、作業時間を守る、整理整頓、喫煙ルール、笑顔の挨拶の5つが並び、近隣への心くばりへのお礼が書かれている

張り紙の内容は「誇れる現場の5か条」です。

5か条
1「駐車マナー」がいい
2「作業時間」が守られる
3「整理整頓」されている
4「喫煙ルール」を守る
5「笑顔の挨拶」で気持ちがいい

上には「いつも近隣の皆さまへの『心くばり』ありがとうございます。本日も安全に、頑張っていきましょう!!」、下には「キレイに使っていただきありがとうございます!」とあります。

現場で働く人のマナーを、一条工務店がしっかり考えてくれているのが伝わってきます。職人さんへのメッセージになっているところも含めて、施主としてはとても嬉しい張り紙でした。工事中はご近所に迷惑をかけないか気になるものなので、こういう取り組みが見えると安心できます。

ろれさんに紹介をお願いする

工事進捗アルバムが届き始める

一条工務店の配布物「工事進捗アルバム 更新のタイミングと内容」。配置確認から竣工検査まで10回の更新タイミングが写真つきで並んでいる

この時期から、一条工務店の公式アプリで「工事進捗アルバム」が見られるようになります。工事の進み具合が、写真つきで報告されてくる仕組みです。

一条からもらった配布物によると、更新されるのは次の10回です。

回更新のタイミング
1配置確認
2基礎工事着工
3配筋検査
4基礎工事完了
5土台据え
6建て方
7内部・外部工事進捗状況1(気密測定・下地工事等)
8内部・外部工事進捗状況2(足場解体・大工工事完了等)
9仕上工事
10竣工検査

我が家は今ちょうど1回目の配置確認のところです。現場が遠くてなかなか見に行けない人には、とてもありがたい仕組みだと思います。

着工前のご近所への挨拶

一次外構が終わったあと、担当の営業さんがご近所へ挨拶に回ってくれました。普通は施主も営業さんと一緒に回る形になると思います。我が家はあらかじめ別のタイミングで自分たちで挨拶を済ませていたので、今回は営業さんだけで回ってもらいました。この挨拶が終わると、地盤改良工事や基礎工事といった本格的な工事に入っていきます。

一般的には、工事の挨拶は施工する会社が行うのが基本で、施主も一緒に回ると丁寧とされています。回る範囲は両隣・向かい・裏の家に、工事車両の出入りなどで影響を受けそうな家を加えるのが目安です。全国共通の決まりがあるわけではないので、範囲は担当の方と相談して決めるのがいいと思います。

【詳細】配置確認では何をするのか

一条工務店の採用サイトにある工事監督の仕事紹介では、地鎮祭に工事監督も参加し、そのあとに建物の向きなどを確認する「配置確認」と土地の高さの確認を行う、と書かれています。工事スケジュールの案内や、お引き渡し日のすり合わせもこの場で行われます。配布物の写真にも「STEP.05 配置確認(地鎮祭)」とあり、同じ流れです。

配置確認で見るポイントは、一般的には次のとおりです。

確認すること内容
道路・隣地との距離図面どおりの距離が取れているか
建物の向き方位が図面どおりか
駐車スペース車の出し入れがしやすいか
窓の先の見え方隣家の窓や道路とどう向き合うか
高さ基準点(BM)からの高さで、仕上がりの地盤の高さ(設計GL)を決める

隣地との距離には決まりがあります。民法では、建物は外壁から境界線まで50cm以上離すことになっています。第一種・第二種低層住居専用地域などでは、都市計画で外壁を1mまたは1.5m離すよう決められている場合もあります(一条工務店 iikoto より)。図面の段階で確認済みのはずですが、現地で縄を見ると距離感がつかみやすくなります。

地縄は施主が配置を確かめるためのものです。このあと基礎工事に入ると、地縄の外側に杭と板を巡らせた「遣り方」という、施工のための正確な位置と高さの基準がつくられます。

【詳細】地盤改良工事とは

一条工務店は、すべての建築現場で地盤調査を無償で行っています。調査方法はスクリューウエイト貫入試験で、結果をもとに基礎の仕様や地盤補強の要否を決め、建物だけでなく地盤まで一条が責任を持つ体制です。

地盤が弱い場合に行うのが地盤改良工事です。一条工務店の解説記事では、主な工法として次の4つが紹介されています。

地盤改良工事でよく使われる4つの工法の比較表。表層改良80〜150万円、柱状改良80〜120万円、既製コンクリートパイル100〜150万円、小口径鋼管150〜200万円。工期はいずれも1〜2日
工法やり方費用目安
表層改良表面2m程度の土に固化材を混ぜて固める80〜150万円
柱状改良セメントミルクを土と混ぜ、地中に柱をつくる80〜120万円
既製コンクリートパイル工場でつくった杭を押し込む100〜150万円
小口径鋼管鋼管を回しながら硬い地盤まで打ち込む150〜200万円

我が家のソイルセメントは、この表の柱状改良にあたります。工期はいずれも1〜2日ほどです。費用は建物の大きさや地盤の状態で変わるので、あくまで目安として見てください。

まとめ:工事が始まったらやっておきたいこと

やることポイント
工程表で引き渡し日を確認する引っ越しや手続きを逆算する。光回線の申し込み時期も確認
地縄を見に行く小さく見えても不安にならなくて大丈夫。縄は壁の中心にある
看板のパンフレットを確認する空なら営業さんに補充をお願いする
工事進捗アルバムを見る配置確認から竣工検査まで10回、写真で届く
外構の見積の準備を始める家の配置が見えると、外構を具体的に考えやすくなる

まだ更地に縄が張られただけですが、看板が立ち、トイレが置かれ、アプリに写真が届くと、本当に工事が始まったんだと実感が湧いてきます。次は地盤改良工事、そして基礎工事です。進んだらまた紹介します。

それから、地縄で家の位置が見えるこのタイミングは、外構工事を具体的にイメージしやすくなる時期でもあります。駐車場やアプローチ、フェンスをどこにどう置くか、現地で考えられるからです。外構を考え始めて、いろいろな会社から見積を取る準備をしておくのもいいかもしれません。

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