一条工務店の門柱は必要?クロークポール全種の価格比較とインターホン配線の注意点
門柱は「後から追加すればいいや」と思いがちですが、インターホンの配線は基礎工事と同時に行う必要があります。つまり、電気図面の打ち合わせまでに「門柱をつけるかどうか」を決断しなければなりません。後から変更すると地面を掘り返す大工事になります。
この記事では、一条工務店のオプション門柱「クロークポール」の全種類と価格、インターホン設置位置の判断基準、電気図面で決めておくべきことをまとめました。ろれさんは門柱なしを選択しましたが、その理由と外構予算の考え方も紹介します。
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クロークポール全種解説 — 一条工務店のオプション門柱
一条工務店のオプション門柱は「クロークポール」という名称で、ポスト、宅配ボックス、インターホン、表札、門灯の5つが一体化された機能門柱です。標準仕様には含まれず、完全にオプション扱いとなります。
クロークポールの価格一覧(製品代のみ)
| タイプ | 幅 | 価格(税込) | カラー |
|---|---|---|---|
| アルミタイプ | 47cm | 104,500円 | — |
| タイルタイプ | 62cm | 126,500円 | 5色 |
| タイルタイプ | 87cm | 132,000円 | 5色 |
| 据置タイプ | — | 78,100円 | 2色(アーバングレー・ブラック) |
※設置工事は引き渡し後に外構業者に依頼する形です。
タイルタイプの特徴
タイルタイプは外壁と同じハイドロテクトタイルを使っており、5色から選べます。外壁のタイルカラーに合わせられるため、家全体に統一感を出せるのが一条ならではの強みです。光触媒で汚れが落ちるため、メンテナンスも楽です。
ただし、タイルタイプは一条提携の外構業者でしか施工できない点に注意してください。
宅配ボックスの仕様
宅配ボックスは160サイズまで対応で、最大20kgまで受け取れます。再配達が減るのは嬉しいポイントですが、以下の制限があります。
- 1日1個まで。2件目以降は通常配達になる
- 冷蔵品・冷凍品は受け取れない
ネット通販を頻繁に利用する人やネットスーパーを使う人は、この制限を把握しておきましょう。
表札について
クロークポールの表札は125mm角と小さめで、ガラスとステンレスしか選べません。デザイン表札は4,400円で追加できますが、クロークポールなしの場合は自分で取り付ける必要があります。
コスパ検証 — 一条 vs 外構業者
門柱にかかる費用は製品代だけではなく、設置工事費も含めた総額で比較する必要があります。
費用比較
| 選択肢 | 製品代 | 工事費目安 | 総額目安 |
|---|---|---|---|
| 一条 アルミタイプ | 104,500円 | 約6.5万円 | 約17万円 |
| 一条 タイルタイプ | 126,500〜132,000円 | 約7万円 | 約20万円 |
| 外構業者(タイル貼り+宅配ボックス) | — | — | 30万円以上 |
| 外構業者(据え置き型機能門柱) | — | — | 約10〜20万円 |
一条のタイルタイプは工事費込みで約20万円です。外構業者でタイル貼りの門柱に宅配ボックスまで含めると30万円以上になることが多いため、10万円以上の差があります。
ただし、LIXILやYKK APなどの据え置き型機能門柱なら施工込みで約10〜20万円で手に入ります。据え置き型はタイルの統一感がないことと、宅配ボックスが別売りのことが多い点がデメリットです。
インターホン設置位置問題 — 家 vs 門柱
門柱を検討するうえで最も重要な判断ポイントは、インターホンを家につけるか門柱につけるかです。
設置位置の比較
| 比較項目 | 門柱 | 家(玄関) |
|---|---|---|
| 防犯性 | 敷地の外で対応できる | 玄関前まで来られる |
| 耐久性 | 雨風で劣化が早い | 軒下で守られる |
| 配線工事 | 地中に配管を埋める工事が必要 | 壁の中で完結 |
| 来客対応 | 雨の中で待たせてしまう | 屋根の下で待ってもらえる |
防犯面を重視するなら門柱、メンテナンスや利便性を重視するなら家に設置、という判断になります。
配線工事のタイミングが最重要
インターホンの配管工事は基礎工事と同時に行います。基礎工事は家を建てる一番最初の工事なので、後からでは間に合いません。「外構工事で後から門柱を決めればいいや」と考えていると、配管がなくて設置できないということになります。
必ず電気図面を考えるタイミングで、門柱をどこに配置するかまで決めておいてください。
迷ったら、門柱と玄関の両方に配管だけ通しておくのも手です。後から選べるようにしておけます。
門柱が必要な人・不要な人
門柱が必要かどうかは生活スタイルによって変わります。
門柱をおすすめする人
- 不審者が玄関まで近づけないようにしたい(防犯重視)
- 道路から玄関が近く、外から室内を見られたくない(プライバシー重視)
- 外壁と統一感のあるエクステリアにしたい
門柱がなくてもよい人
- 外構のコストを抑えたい
- 雨の日に荷物を取りに行くのが面倒
- ポストや宅配ボックスは自分で選びたい
門柱には屋根がないため、届いた荷物が濡れますし、自分も濡れながら取りに行くことになります。この点は意外と見落としがちです。
電気図面で決めておくべきこと
外構関連で電気図面に影響することは門柱だけではありません。以下の項目も電気図面の打ち合わせまでに検討しておきましょう。
- インターホンの位置(家か門柱か)
- 屋外コンセントの位置と数(高圧洗浄機やバーベキュー用に駐車場・庭に設置)
- EV充電用の配線(電気自動車を持っていなくても配線だけ通しておくと後が楽)
- 門灯やアプローチ照明の電源
- 防犯カメラの配線(後付けだと露出配管になって見た目が悪い)
外構を後回しにして配線が足りなくなったという後悔は非常に多い失敗です。電気打ち合わせの前に外構計画をある程度考えておくことが大切です。
ろれさんの判断 — 門柱なし、外構は生活優先
ろれさんは門柱なしを選択し、インターホンは玄関に設置しました。
門柱なしにした理由
一番の理由は雨の日の宅配対応です。門柱に屋根がないため、届いた荷物が濡れてしまう点がネックでした。また、今まで住んできた家に門柱がついていたことがなく、必要性を感じていなかったことも大きいです。
門柱なしの場合の対応
- インターホンと表札は玄関の壁に設置
- ポストはホームセンター等で宅配ボックス付きのポストを自分たちで選んで導入する計画
外構予算の考え方
ろれさんの外構予算は約80万円(コンクリート駐車場程度)に抑えています。
その考え方はシンプルで、「外構は普段の生活で自分たちの目に入らない」というものです。外からの見た目より生活を豊かにすることを優先し、浮いた分は室内の設備(照明や壁補強など)に回しています。
まとめ
門柱を付けるかどうかは、防犯と利便性のバランス次第です。自分の生活スタイルに合わせて判断してください。
判断のポイントを整理すると以下の通りです。
- 一条のクロークポールは工事費込みで約17〜20万円。外構業者のタイル貼り門柱より10万円以上安い
- インターホンの設置位置は電気図面の段階で決める必要がある。後からでは間に合わない
- 迷ったら門柱と玄関の両方に配管だけ通しておくのがおすすめ
- 門柱には屋根がないため、雨の日の宅配対応がデメリットになる
- 外構関連の配線(屋外コンセント、EV充電、防犯カメラなど)も電気図面で決める
設計の打ち合わせ前に、門柱の有無とインターホンの設置位置を家族で話し合っておくことをおすすめします。