一条工務店のウッドデッキ費用|タイルデッキとの比較と選び方(1坪約10万円から)
一条工務店のウッドデッキはカタログで大きいサイズの金額が目立つため「高い」という印象を持つ方が多いですが、実は1坪サイズなら土間コンクリート込みで約10万円から採用できます。外構業者に頼むタイルデッキや人工木デッキと比べると、費用の内訳も含めて見え方がかなり変わってきます。
この記事では、WPC素材の特徴からサイズ別の費用、タイルデッキ費用との比較、設計で決めるべき4つのポイント、経年劣化の実態と対策まで、ウッドデッキとタイルデッキで迷っている方に必要な情報をまとめました。
なお一条工務店には公開されている公式の価格表がないため、この記事の金額はいずれも見積もりベースの目安です。実際の金額は敷地条件・仕様・時期によって変わるので、必ず自分の見積もりで確認してください。
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WPCウッドデッキとは?
WPCは「ウッドプラスチックコンビネーション」の略で、木粉とプラスチック樹脂を混ぜ合わせた複合素材です。天然木のような風合いがありつつ、以下のメリットがあります。
- 腐りにくい
- シロアリに強い
- 塗装・防腐処理が不要
- メンテナンスは水洗いだけ(年1〜2回の高圧洗浄でOK)
- 耐用年数は約20〜30年
ハードウッドの天然木と同じくらい長持ちしながら、メンテナンスの手間がほぼゼロという点が最大の魅力です。
一条のウッドデッキの最大の特徴 — 下が土間コンクリート
一条工務店のウッドデッキが他社と決定的に違うのは、デッキの下が土間コンクリートで舗装されていることです。
外構業者でウッドデッキを作ると、下が土のままになることが多く、雑草が生えたり虫の温床になったりします。ムカデが出たという報告もあり、特に虫が苦手な方にとっては深刻な問題です。
一条なら最初から土間コンクリートで舗装されるため、その心配がありません。外構業者にコンクリート打設だけ頼んでも1平米あたり約1万円かかることを考えると、これが価格に含まれているのは大きなメリットです。
固定資産税について
屋根なしのウッドデッキなら基本的に固定資産税はかかりません。ただし屋根付きにすると課税対象になる可能性があるので注意してください。
サイズ別の費用(1坪約9.9万円から)
一条のウッドデッキは最小1坪から採用できます。以下はサイズ別の費用目安です(手摺なし)。
| サイズ | 鉄筋なし | 鉄筋入り |
|---|---|---|
| 1坪 | 約9.9万円 | 約12.9万円 |
| 1.5坪 | 約13万円〜 | 約17万円〜 |
| 2坪 | 約17万円〜 | 約23万円〜 |
| 3坪 | 約23万円〜 | 約32万円〜 |
| 4坪 | 約28万円〜 | 約37万円〜 |
※全て土間コンクリート込みの価格です。 ※一条工務店は公式の価格表を公開していないため、上記は見積もりベースの目安です。金額は敷地条件・仕様・時期によって変動します。
カタログには大きいサイズの金額が目立つように載っているため、1坪サイズの存在は見落とされがちです。1坪なら10万円を切る価格で導入できます。
鉄筋あり・なしの違い
鉄筋入りはコンクリートのひび割れや地盤沈下を防ぐ補強です。1坪なら差額は約3万円。長く使うものですし、入れておいた方が安心です。
サイズ選びのポイント
- 洗濯物干し → 最低1.5坪
- 子どもの遊び場 → 2坪以上
- BBQ → 3坪以上
ただし、大きすぎると使わなくなるという後悔がかなり多いです。迷ったら小さめサイズを選ぶのが正解です。
カラーと手摺
色は3色(チャコールグレー、レッドブラウン、ナチュラル)から選べます。濃い色は夏に表面温度が15度ほど高くなるため、淡い色の方がおすすめです。手摺はデッキの高さが60cm以上なら検討しましょう。デッキの色は外壁の色選びと合わせて考えると外観の統一感が出ます。
タイルデッキ費用・天然木との比較
ウッドデッキかタイルデッキかで迷う方は多いので、3坪サイズを基準に費用の目安を並べてみます。
3坪サイズでの費用比較
| 選択肢 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 一条 WPCウッドデッキ(鉄筋入り) | 約32万円 | 土間コンクリート込み |
| 外構業者 タイルデッキ | 約48〜73万円 | 一条の基礎が高いため費用増 |
| 外構業者 人工木デッキ | 約50万円 | 本体30万+工事10万+土間コン10万 |
| 天然木ハードウッド(ウリン・イペ) | 約50〜70万円 | 耐久性30年以上 |
| 天然木ソフトウッド | 安価 | 5〜10年で腐る |
※いずれも見積もりベースの目安です。一条工務店にもタイルデッキにも公式の価格表はなく、敷地条件・仕様・依頼先によって金額は変わります。
一条で検討するときに費用差が出る3つの理由
同じ「デッキ」でも、一条のウッドデッキと外構業者のタイルデッキでは費用の内訳が違います。一条固有の論点として押さえておきたいのは次の3点です。
- 土間コンクリートが価格に含まれるか — 一条のウッドデッキは下が土間コンクリートで舗装された状態の価格です。外構業者に土間コンクリートの打設だけ頼むと1平米あたり約1万円かかるため、この差が総額に効いてきます
- 一条の基礎が高い — 一条の家は基礎が高いため、タイルデッキで室内フロアの高さまで立ち上げるとその分の施工費用が増えます。同じ広さのタイルデッキでも、他のハウスメーカーより金額が上がりやすい要因です
- 建物と同時施工か、後から外構業者に頼むか — 一条のオプションとして建物と同時に施工すると効率的で中間マージンもかからず、住宅ローンに組み込めます。一方、外構業者に頼む場合は現金や外構ローンでの支払いになるケースが多くなります
フェンスや駐車場なども含めた外構全体の考え方は外構の基礎知識でまとめています。オプション全体の予算感は一条工務店のオプション費用も参考にしてください。
費用以外の判断軸
費用だけで決めきれないのが、ウッドデッキとタイルデッキの難しいところです。
- タイルデッキ — 耐久性は30〜40年と長く、質感や見た目の高級感を重視する方に選ばれています。一方で濡れると滑りやすい特徴があるので、小さな子どもや高齢の家族が使う想定なら考慮しておきたい点です
- WPCウッドデッキ — メンテナンスが水洗いだけで済み、耐用年数は約20〜30年。ただし真夏は素足で歩けないくらい熱くなり、夏の高温による板の反りの報告もあります
タイルは玄関ポーチとの見た目の連続性も出しやすいので、タイル系で揃えたい方は玄関ポーチタイルの選び方も合わせて検討すると全体の統一感が取りやすくなります。
どちらが正解というものではないので、一条のウッドデッキと外構業者のタイルデッキ、両方の見積もりを取って、費用と使い方の両面で比べるのがおすすめです。
設計で決めるべき4つのポイント
ウッドデッキは設計段階で決めないと後から変えられないことが多いです。以下の4つは必ず押さえてください。
1. デッキの高さ — 室内フロアより2〜3cm下げる
室内フロアと完全に同じ高さにすることもできますが、大雨の際に水が室内に入るリスクがあります。
2〜3cmだけ下げれば、見た目はほぼフラットのまま水の心配もなくなります。この高さは設計士さんに数値で指示できるので、必ず打ち合わせで伝えてください。
2. 板の張り方向 — 縦張りが反りにくい
横張りだと板が長くなり、夏の熱で反りやすくなります。ネットでも反りの報告はかなり多く、近所を歩いていても一条の家のデッキが歪んでいるのを見かけることがあります。
縦張りなら1枚の板が短くなるため、反りのリスクを軽減できます。
3. ステップの位置 — 固定式なので動線を考えて決める
付属で階段が1つ付きますが、固定位置で後から動かせません。下にコンクリートも敷いてくれますが、庭への動線を考えて位置を決めましょう。
4. タープリング — 建築時に計画する
ウッドデッキは真夏に素足で歩けないくらい熱くなります。さらに軒が短いと反射熱で室内まで温まってしまいます。タープを張ればどちらも防げます。
タープリングは1つ2,200円で、建築時に付ければ外壁に穴を開けずに済みます。後付けだと外壁に穴を開けるかDIYで接着式フックを使うことになるため、最初から計画するのがおすすめです。
タープは反り対策にもなるため、ウッドデッキを採用するなら一緒に検討してください。
経年劣化の実態と対策
WPCウッドデッキの経年劣化について、正直にお伝えします。
反り — 2年目の猛暑で発生した事例あり
一番多い報告は夏の高温による板の反りです。建築後2年で猛暑の年にビスが浮いて板が反った事例が報告されています。
反りが発生した場合は一条に連絡すればアフターサポートで対応してもらえます。無償でパネル交換してもらえた事例もあります。しかもその後の新築では固定具が改良品に変更されており、フィードバックがちゃんと反映されています。
変色 — 5年で黒ずみ、高圧洗浄で復活
5年ほどで黒ずみが出てきますが、高圧洗浄機をかけると劇的に綺麗になります。洗浄液は不要で水だけでOKです。
ろれさんの仕様 — 反り対策を全部盛り込んだ設計
ろれさんは経年劣化の情報を踏まえて、対策を全て盛り込んだ設計にしました。
- サイズ: 1マス×横4マスの1坪サイズ(大きすぎると反りのリスクが上がるため小さめを選択)
- 張り方向: 縦張り(板が短くなって反りにくい)
- 高さ: 室内フロアより2〜3cm下げ
- 土間コンクリート: 鉄筋入り
- タープリング: 建築時に設置済み
1坪でも洗濯物を干したり、ちょっと外の空気を吸うには十分です。広い面積にすると反りのリスクが上がること、ネットの報告や近所のデッキの歪みを見たことが、小さめにした判断理由です。
まとめチェックリスト
設計士さんとの打ち合わせで確認してください。
- 用途を決めてからサイズを選ぶ(迷ったら小さいサイズから)
- 高さは室内フロアより2〜3cm下げる(数値で設計士さんに伝える)
- 土間コンクリートは鉄筋入りがおすすめ
- 板は縦張りで反りリスクを下げる
- タープリングは建築時に計画する
- ステップの位置は庭の動線に合わせて慎重に決める
- タイルデッキと迷ったら両方の見積もりを取って比べる(一条のウッドデッキは土間コン込みの価格、タイルデッキは基礎の立ち上げ分が乗ることを踏まえて比較する)
一条のWPCウッドデッキは土間コンクリート込みで1坪約9.9万円から、メンテナンスは水洗いだけ。タイルデッキは耐久性や見た目の質感に強みがある一方、一条の基礎が高いぶん施工費用が上がりやすいという事情があります。どちらを選ぶにしても、費用の内訳と使い方を並べて比べたうえで決めるのが後悔しないコツです。ウッドデッキを選ぶなら、反り対策として縦張り・タープ・小さめサイズを設計段階で計画しておきましょう。
※記事内の金額はいずれも見積もりベースの目安です。公式の価格表は公開されていないため、最新の金額は担当の営業さん・設計士さんに確認してください。
よくある質問
- 一条工務店のウッドデッキはいくらから?
- 最小1坪から採用でき、土間コンクリート込みで鉄筋なし約9.9万円、鉄筋入り約12.9万円です。カタログには大きいサイズの金額が目立つため高い印象を持たれがちですが、1坪なら10万円を切る価格で導入できます。なお一条工務店に公式の価格表は公開されていないため、これらは見積もりベースの目安として捉えてください。
- 一条工務店でタイルデッキは頼めますか?
- 一条工務店のオプションとして用意されているのはWPCウッドデッキで、タイルデッキは外構業者に依頼するのが一般的です。3坪サイズだと外構業者のタイルデッキは約48〜73万円が目安で、一条の基礎が高いぶん立ち上げの施工費用が増える点に注意が必要です。タイルデッキは耐久性が30〜40年と長い一方、濡れると滑りやすい特徴もあります。どちらにするかは費用だけでなく、使い方や見た目の好みも含めて、一条のウッドデッキと外構業者のタイルデッキ両方の見積もりを取って比較するのがおすすめです。
- 一条のウッドデッキとタイルデッキの費用はどのくらい違う?
- 3坪サイズの目安では一条のWPCウッドデッキ(鉄筋入り)が約32万円、外構業者のタイルデッキが約48〜73万円、人工木デッキが約50万円です。一条のウッドデッキが抑えられている理由は、建物と同時施工で効率的なこと、中間マージンがないこと、土間コンクリートが価格に含まれることです。ただし公式の価格表はないため見積もりベースの目安であり、敷地条件や仕様によって変わります。
- ウッドデッキの反り対策はどうすればいい?
- 板を縦張りにすると1枚が短くなり反りのリスクを軽減できます。さらにサイズを小さめにする、タープリング(1つ2,200円)を建築時に設置してタープで日差しと反射熱を防ぐ、といった対策が有効です。万が一反りが発生しても一条のアフターサポートで対応してもらえます。