ろれさんの一条工務店攻略日記

石川県で一条工務店を建てる。6地域は金沢周辺の4市だけです【2026年版】

一条工務店の紹介をろれさんに依頼する 紹介実績10人突破・入力3分・契約の義務なし 最大35万円相当のオプションが無料 →

石川県で一条工務店を検討していて、「金沢と能登で条件がどう違うのか」「どこの会社と契約することになるのか」と気になっていませんか。

先に結論をお伝えすると、石川県は同じ県内で断熱の基準が4区分に分かれます。しかも最も温暖な6地域に入るのは金沢市・小松市・野々市市・白山市(旧松任市)の4市だけです。能登も加賀市も5地域になります。

もうひとつ、契約先の会社が一条工務店の本体ではなく、タカノ一条ホームという別会社になる点も押さえておく価値があります。

私(ろれさん)は埼玉県で一条工務店の平屋を建築中の施主です。埼玉は本体が担当するエリアなので、タカノ一条ホームとの契約は経験していません。そのぶん公式サイト・気象庁・総務省統計局・住宅金融支援機構の数値だけを根拠に、石川で検討している方が最初に知っておきたいことをまとめます。


結論:6地域は4市だけ、契約先は別会社

先に要点をまとめます。

気になること石川県の答え
断熱の基準は県内で同じ?3・4・5・6地域の4区分。6地域は4市のみ
契約先はどこの会社?タカノ一条ホーム(本社は富山市)
展示場は何ヶ所?石川3ヶ所(富山4ヶ所も同社が担当)
雪の設計対応は必要?全県域が多雪区域。単位荷重は1cmあたり29N
垂直積雪量は?県所管分で1.0〜2.0m
金沢と能登で気候は違う?熱帯夜は金沢19.4日、輪島3.8日で約5倍差
光熱費の特徴は?電気代194,909円が全国5位。都市ガスは44位
土地は広い?敷地245.6㎡(約74坪)で全国平均より約26坪狭い

ここから、地域区分・契約先・気候・雪・費用の順に見ていきます。


石川県は6地域が金沢周辺の4市だけ

まず断熱の基準の話から入ります。ここが石川県で一番押さえておきたいところです。

省エネ地域区分は国が市町村ごとに定めていて、この区分によってUA値(家全体の熱の逃げやすさを示す数値)の目標が変わります。

石川県の省エネ地域区分。3地域は白山市(旧白峰村)、4地域は白山市(旧河内村ほか)、5地域は七尾市・輪島市・珠洲市・加賀市、6地域は金沢市・小松市・野々市市・白山市(旧松任市)
地域区分該当する市町寒さの目安
3地域白山市(旧白峰村)岩手・秋田と同じ基準
4地域白山市(旧河内村ほか)東北南部と同じ
5地域七尾市・輪島市・珠洲市・加賀市北関東の内陸と同じ
6地域金沢市・小松市・野々市市・白山市(旧松任市)関東平野・名古屋と同じ

注目してほしいのは、6地域に入る市が金沢周辺の4市しかないことです。

私が建てている埼玉は6地域なので、金沢市なら埼玉と同じ断熱の基準ということになります。ところが同じ石川県でも、能登の七尾市・輪島市・珠洲市、それに南の加賀市はいずれも5地域です。1区分ぶん寒い基準が求められます。

もうひとつ面白いのが白山市です。同じ市の中で3地域・4地域・6地域に分かれます。旧松任市(平野部)は6地域ですが、旧河内村は4地域、旧白峰村は3地域です。3地域は岩手県や秋田県と同じ区分なので、市内で3区分ぶんの差があることになります。

つまり石川県では「市の名前」だけでは断熱の基準が決まりません。特に白山市で建てる場合は、旧市町村単位まで確認する必要があります。


石川県はタカノ一条ホームが担当する

契約先の話です。

一条工務店には、地域によって別会社(グループ企業)が担当するエリアがあります。北陸ではタカノ一条ホームという会社が展示場を運営しています。

石川県・富山県の契約先はタカノ一条ホームで展示場は石川3・富山4、本社は富山市西中野町。福井県・新潟県は一条工務店(本体)が担当で展示場は福井5・新潟14
項目石川県・富山県福井県・新潟県
契約先の会社タカノ一条ホーム一条工務店(本体)
展示場数石川3・富山4福井5・新潟14
本社の所在地富山市西中野町東京・浜松
県別の紹介ページ本体サイトにはないあり(棟数実績を掲載)

タカノ一条ホームは、一条工務店の公式サイトの会社概要にグループ企業として掲載されている会社です。本社は富山市西中野町、設立は1986年12月26日、担当エリアは富山県と石川県です。

同じ北陸でも、福井県と新潟県は本体が直接担当しています。「北陸だからタカノ」ではなく、石川と富山の2県だけということです。

実務として押さえておきたいのは、取扱商品やキャンペーンが全国共通とは限らないという点です。狙っている商品やオプションがある場合は、展示場に行く前に取り扱いを確認しておくと無駄足を防げます。紹介制度の条件についても、担当者に確認しておくのが確実です。

石川県の展示場は3ヶ所です。全国的に見ても少ない部類なので、通える範囲に何ヶ所あるかは事前に展示場検索で確認しておくといいと思います。複数の展示場を見比べたい場合は、隣の富山県(4ヶ所)まで足を伸ばす選択肢もあります。同じタカノ一条ホームの担当エリアです。

ろれさんに紹介をお願いする

石川県はタカノ一条ホームが契約先になるため、紹介制度の条件は担当者への確認をおすすめします。


金沢は夜が暑く、能登は冬日が多い

気候の話です。石川県は南北に長いので、金沢と能登で条件が変わります。

金沢市の熱帯夜19.4日・冬日22.8日・年降雪量157cm・年日照1,714.1時間。輪島市は3.8日・42.9日・121cm・1,580.1時間。富山市は9.3日・37.7日・253cm・1,647.2時間
気候(平年値)金沢市輪島市富山市
熱帯夜(夜25℃以上)19.4日3.8日9.3日
冬日(0℃未満)22.8日42.9日37.7日
年降雪量157cm121cm253cm
年日照時間1,714.1時間1,580.1時間1,647.2時間

金沢と輪島で、夏と冬の出方がきれいに入れ替わります。

金沢は熱帯夜19.4日で、輪島(3.8日)の約5倍です。一方で冬日は金沢22.8日に対し輪島42.9日と、輪島のほうが倍近く多い。金沢は「夜が暑く冬は穏やか」、能登の輪島は「夜が涼しく冬日が多い」という構図です。

金沢の熱帯夜19.4日は、隣の富山市(9.3日)と比べても倍あります。北陸の中では夜の暑さが目立つ都市ということになります。

雪は金沢157cm・輪島121cmで、富山(253cm)よりは少ない側です。北陸3県の中では石川が最も雪が少ないという結果です。

年日照時間は3地点とも1,600〜1,700時間台で、全国的に見て少ない側です。参考までに名古屋は2,141.0時間なので、400〜500時間の差があります。太陽光発電を検討する場合は、建築地の条件で試算を出してもらうのが確実です。

家づくりに引き寄せると、金沢周辺では夜の暑さ対策も無視できず、能登では冬の断熱が主題になります。地域区分が金沢6地域・能登5地域と分かれているのは、この気候差と噛み合っています。


石川県は全県域が多雪区域

雪の設計について整理します。

建築基準法では、雪の多い地域を「多雪区域」として特定行政庁(都道府県や市)が指定します。指定されると積雪荷重の計算条件が変わり、屋根や構造の設計に影響します。

石川県の垂直積雪量。2.0mは津幡町の山間部・輪島市三井町/大和町・能登町東部・珠洲市若山町、1.5mは宝達志水町・穴水町・かほく市の内陸ほか、その他の県所管エリアは1.0m〜。単位荷重は29Nで金沢市などは各市が別途指定
垂直積雪量該当エリア(県所管分)
2.0m津幡町の山間部・輪島市三井町/大和町・能登町東部・珠洲市若山町
1.5m宝達志水町・穴水町・かほく市の内陸ほか
1.0m〜その他の県所管エリア
単位荷重 29N金沢市などは各市が別途指定している

石川県は全県域が多雪区域です。積雪の単位荷重は1cmあたり29Nで、建築基準法施行令が定める最低値(20N)の約1.5倍で計算します。

垂直積雪量は県所管分で1.0〜2.0mの範囲です。2.0mに指定されているのは津幡町の山間部、輪島市の三井町・大和町、能登町の東部、珠洲市の若山町などです。

注意したいのは、金沢市など一部の市は市が別途指定している点です。県の細則ではなく市の指定を確認する必要があります。土地が決まったら所管の窓口に問い合わせておくと、設計の前提がはっきりします。

一条工務店は公式に「多雪地域では、積雪量1cmごとに約3kg/m²の積雪荷重に耐えられる構造計算も実施」としています。石川で建てる場合、この構造計算は確実に入ります。


敷地245.6㎡は北陸3県で最も狭い

お金と土地の話です。

石川県の注文住宅は敷地面積245.6㎡(全国平均329.7㎡)、世帯年収727.8万円(全国652.5万円)、建設費3,871.1万円(全国3,932.1万円)、木造住宅の割合73.9%(全国54.0%)
注文住宅(2024年度)石川県全国平均
敷地面積245.6㎡329.7㎡
世帯年収727.8万円652.5万円
建設費3,871.1万円3,932.1万円
木造住宅の割合73.9%54.0%

敷地面積245.6㎡は約74坪で、全国平均(約100坪)より26坪ほど狭い水準です。北陸3県で比べると、福井455.3㎡・富山283.7㎡・石川245.6㎡となり、石川が最もコンパクトです。

金沢市を中心とした都市部に人口が集中していることが背景にあると読めます。土地の広さを前提にした平屋や広い庭を考えている場合、石川では土地探しの段階で条件を絞る必要が出てくるかもしれません。

世帯年収727.8万円は全国平均より約75万円高い水準です。一方で建設費3,871.1万円は全国平均よりわずかに安い。年収に対する住宅費の負担としては、比較的余裕を作りやすい構成です。

木造住宅の割合73.9%は全国(54.0%)より20ポイント高く、持ち家67.8%・一戸建68.7%も全国平均を上回ります。

なお、フラット35のデータは石川県のサンプルが26件です。件数が少ないと数件の外れ値で平均が動くため、参考程度に見てください。また、この数値は一条工務店に限らない県内の注文住宅全体の平均です。一条は坪単価が高めのハウスメーカーなので、この金額で建てられるという意味ではありません。私の場合は21坪の平屋で、坪単価ベースでは約130万円まで膨らみました。詳しくは 一条工務店の見積もりが上がっていく理由 に書いています。


【詳細】石川で押さえておきたい細かい数字

ここからは細かい話です。読み飛ばしても本筋には影響しません。

光熱費

総務省の家計調査(2023〜2025年平均)による金沢市の数字です。

項目金沢市全国順位(52市中)全国平均
電気代194,909円5位149,965円
灯油18,520円11位15,094円
プロパンガス16,654円31位20,309円
都市ガス18,012円44位39,035円

電気代194,909円は5位で、全国平均より約4万5千円高い水準です。北陸3県はいずれも電気代が高く、福井が1位(215,694円)、富山が2位(203,653円)、金沢が5位という並びです。暖房を電気でまかなう世帯が多いことが数字に出ていると読めます。

一方で都市ガス18,012円は44位、プロパン16,654円は31位でいずれも全国平均より安い水準です。

年降水量

金沢市の年降水量は2,401.5mm、輪島市は2,162.3mmです。名古屋(1,578.9mm)の約1.5倍で、雪だけでなく雨も多い気候です。軒の出や外壁材、雨樋の容量といった部分は、雨を前提に考える価値があります。

夏の気候

金沢市の猛暑日は3.5日、真夏日46.0日です。輪島市は猛暑日1.9日、真夏日31.7日です。参考までに名古屋の猛暑日は15.0日なので、昼の暑さは東海よりかなり穏やかです。金沢で問題になるのは昼より夜(熱帯夜19.4日)ということになります。

一条の寒冷地向けページ

一条工務店の公式サイトには寒冷地向けの特設ページがあり、石川県は掲載されている全国15地域のひとつです。寒冷地の仕様が具体的にどう変わるかは、展示場で確認するのが確実です。


まとめ

  • 石川県の省エネ地域区分は3・4・5・6地域の4区分。6地域は金沢市・小松市・野々市市・白山市(旧松任市)の4市のみ
  • 能登(七尾・輪島・珠洲)と加賀市は5地域。白山市は市内で3・4・6地域に分かれる
  • 契約先はタカノ一条ホーム(本社は富山市西中野町)。石川3ヶ所・富山4ヶ所の展示場を運営
  • 同じ北陸でも福井・新潟は本体が担当。狙っている商品や紹介制度の条件は来場前に確認を
  • 金沢の熱帯夜19.4日は輪島(3.8日)の約5倍。逆に冬日は輪島42.9日で金沢(22.8日)の倍近い
  • 全県域が多雪区域。積雪の単位荷重は1cmあたり29N(法令の最低20Nの約1.5倍)
  • 垂直積雪量は県所管分で1.0〜2.0m。金沢市など一部の市は市が別途指定
  • 金沢市の電気代194,909円は全国5位。北陸3県が全国の上位を占める
  • 敷地245.6㎡(約74坪)は全国平均より約26坪狭く、北陸3県で最もコンパクト
  • 世帯年収727.8万円は全国平均より約75万円高い。木造住宅の割合73.9%

石川県で検討するなら、まず自分の建築地が何地域かを確認するのが出発点です。金沢周辺なら6地域で埼玉と同じ基準ですが、能登や加賀市は5地域、白山市は旧市町村で変わります。そこがはっきりすれば、仕様の相談も進めやすくなるはずです。

ろれさんに紹介をお願いする

石川県はタカノ一条ホームが契約先になるため、紹介制度の条件は担当者への確認をおすすめします。


関連記事


参考にした一次情報

  • 気象庁 平年値(1991〜2020年)/台風の平年値
  • 国土交通省告示第265号 別表第10(省エネ地域区分)
  • 石川県建築基準法施行細則 第15条(多雪区域・垂直積雪量)
  • 建築基準法施行令第86条/平成12年建設省告示第1455号
  • 総務省統計局 家計調査(二人以上の世帯・都道府県庁所在市および政令指定都市・2023〜2025年平均)
  • 総務省統計局 令和5年住宅・土地統計調査
  • 住宅金融支援機構 フラット35利用者調査(2024年度・注文住宅)
  • 一条工務店 公式サイト(会社概要のグループ企業一覧・展示場検索・寒冷地向け特設ページ・2026年8月時点)
  • タカノ一条ホーム 公式サイト(展示場一覧・2026年8月時点)

よくある質問

石川県で一条工務店は建てられますか?
建てられます。ただし契約先は一条工務店の本体ではなく、グループ企業のタカノ一条ホームになります。同社は富山市西中野町に本社があり、石川県に3ヶ所、富山県に4ヶ所の展示場を運営しています。
石川県の省エネ地域区分は何地域ですか?
県内は3・4・5・6地域の4区分にまたがります。6地域は金沢市・小松市・野々市市・白山市(旧松任市)の4市のみです。七尾市・輪島市・珠洲市・加賀市は5地域、白山市の旧河内村ほかは4地域、白山市の旧白峰村は3地域です。
石川県は雪の対策が必要ですか?
必要です。石川県は全県域が多雪区域に指定されており、積雪の単位荷重は1cmあたり29Nです。垂直積雪量は県所管分で1.0〜2.0mの範囲です。2.0mは津幡町の山間部・輪島市三井町/大和町・能登町東部・珠洲市若山町などが該当します。金沢市などは各市が別途指定しています。
金沢と能登では気候がどのくらい違いますか?
気象庁の平年値では、金沢市の熱帯夜(夜25℃以上)は19.4日ですが、輪島市は3.8日で約5倍の差があります。逆に冬日(最低気温0℃未満)は金沢22.8日に対し輪島42.9日です。金沢は夜が暑く冬が穏やか、能登は夜が涼しく冬日が多いという構図です。
石川県の光熱費は高いですか?
電気代が高い側です。総務省の家計調査によると金沢市の電気代は年194,909円で52市中5位、全国平均(149,965円)より約4万5千円高い水準です。一方で都市ガス18,012円は44位、プロパンガス16,654円は31位でいずれも全国平均より安い水準です。
石川県は土地が広いですか?
狭めです。フラット35利用者調査による石川県の敷地面積は245.6㎡(約74坪)で、全国平均329.7㎡(約100坪)より約26坪狭い水準です。北陸3県の中でも石川はコンパクトで、富山283.7㎡・福井455.3㎡と比べても最も狭くなっています。
契約先が本体と違うと何が変わりますか?
取扱商品やキャンペーンの内容が全国共通とは限らない点です。狙っている商品やオプションがある場合は、来場前に取り扱いを確認しておくと無駄足を防げます。紹介制度の条件についても、担当者に確認するのが確実です。

ろれさん

ろれさん

一条工務店グランスマートで埼玉県に21坪の平屋を建てた施主。家づくりの経験をYouTube・ブログ・Webツールで発信中。

一条工務店の紹介をろれさんに依頼する 紹介実績10人突破・入力3分・契約の義務なし 最大35万円相当のオプションが無料 → 一条工務店の紹介制度を徹底解説 【2026年最新】一条工務店の紹介制度を徹底解説