ZEH+補助金とは?みらいエコ住宅2026のバックアップとして使える?一条工務店施主が調べた
2026年度の住宅補助金というと「みらいエコ住宅2026事業」のGX志向型(110万円)が目玉ですが、一条工務店には月間300枠の壁があり、契約が古い施主でなければ取れない可能性があります。そこで気になるのが、もう一つの選択肢「ZEH+補助金」です。GX志向型に漏れた場合のバックアップとして使えるのか、調べた内容をまとめます。
結論:ZEH+はGX志向型のバックアップとして有力、ただし令和8年度は未発表
先に要点をお伝えします。
- ZEH+は令和7年度で90万円/戸の定額補助+加算(蓄電池等)
- 要件は「外皮性能強化・HEMS・V2H」のうち2つ以上(一条工務店なら外皮は余裕でクリア)
- みらいエコ住宅2026事業とは併用不可。どちらか一方を選ぶ
- GX志向型(110万円)とZEH+(90万円+α)は金額的にほぼ同等
- 令和8年度(2026年度)のZEH+公募はまだ正式発表されていない
- GX志向型の300枠に漏れた場合のバックアップとしては有力な選択肢
ZEH+補助金の基礎
ZEH+は「ZEHより省エネをさらに深掘りし、太陽光発電の自家消費拡大を目指した戸建住宅」を対象にした国の補助金です。環境省・経済産業省が主管し、SII(環境共創イニシアチブ)が窓口となっています。
通常のZEHとの違い
| 区分 | 一次エネルギー削減率 | 補助額(令和7年度) |
|---|---|---|
| ZEH | 20%以上 | 55万円/戸 |
| ZEH+ | 25%以上 | 90万円/戸 |
ZEH+はZEHに比べて省エネ要件が厳しい代わりに、補助額が35万円上乗せされています。
ZEH+の追加要件
ZEHの基本要件に加えて、以下3つのうち2つ以上を満たす必要があります。
- 外皮性能のさらなる強化(断熱等級6相当以上)
- HEMS(エネルギー管理システム)の導入
- 電気自動車への充電設備(V2H等)
一条工務店の標準仕様は断熱等級7なので、1は自動的にクリア。あとはCloud HEMS(約15万円のオプション)を入れれば2もクリアできるので、V2Hなしでも要件を満たせます。
加算額
ZEH+の基本90万円に加えて、追加設備で加算が受けられます。
- 蓄電システム:2万円/kWh(上限20万円)
- V2H充電設備・太陽熱利用システムなどの加算あり
蓄電池をフル活用した場合、最大110万円程度まで積み上げ可能です。
みらいエコ住宅2026との比較
2026年度に一条工務店施主が取れる主要な補助金は、GX志向型とZEH+の2つです。両者の位置づけを比較します。
| 項目 | みらいエコ GX志向型 | ZEH+ |
|---|---|---|
| 補助額 | 110万円(寒冷地125万円) | 90万円+加算 |
| 主管 | 国土交通省・経産省・環境省 | 環境省・経産省 |
| 要件 | 断熱等級6以上+再エネ+HEMS | ZEH基準+追加要件2つ |
| 月枠 | 一条全体で月300戸(別枠300戸) | 先着順(予算上限まで) |
| 申請期限 | 2026年12月31日 | 令和8年度は未発表 |
| 世帯要件 | なし | なし |
併用不可に注意
最も重要なポイントとして、みらいエコ住宅2026事業とZEH+補助金は併用できません。どちらか一方を選んで申請する必要があります。
金額だけ見ればGX志向型が有利ですが、一条工務店の月間枠に漏れる可能性を考えると、ZEH+を第二候補として押さえておく価値はあります。
ろれさんの戦略:バックアッププランとしてのZEH+
私(ろれさん)の状況で考えてみます。
- 仮契約:2024年10月
- 最終着手承諾:2026年4月予定
- 申請予定:2026年10月
- 家の大きさ:21坪 → 長期優良住宅の面積要件を満たせない
- 第一希望:GX志向型(110万円)
21坪で長期優良が取れないため、みらいエコ住宅2026でGX志向型以外を狙う選択肢はほぼありません。ZEH水準住宅(35万円)は額が小さすぎて、Cloud HEMS 15万円の投資を回収できない可能性が高い。
GX志向型に漏れた場合のプラン
もしGX志向型の月300枠に漏れた場合のバックアッププランとしてZEH+を使えれば、90万円+加算で十分カバーできます。Cloud HEMS 15万円の投資はZEH+でも要件を満たすために必要なので、どちらのルートに転んでも無駄になりません。
つまり、一条工務店の施主がCloud HEMSを採用しておけば、以下のような二段構えの戦略が組めます。
- 第一候補:GX志向型(110万円)を申請
- 漏れた場合:ZEH+(90万円+加算)に切り替え
令和8年度ZEH+補助金の最新情報
ここが一番の注意点ですが、令和8年度(2026年度)のZEH+補助金の公募要領はまだ正式発表されていません。
現時点でわかっていること
- 令和7年度は90万円/戸だったが、令和8年度も同額とは限らない
- 例年5月頃に公募開始、予算上限に達し次第終了(先着順)
- 一条工務店はZEHビルダーとして登録済み、実績100%なので申請経路は問題なし
- 2027年4月から「蓄電池必須化」の話もあり、令和8年度から要件が厳しくなる可能性
気をつけるべきタイミング
ZEH+が先着順の予算枠制であることを考えると、GX志向型の結果を待ってから切り替えようとすると間に合わない可能性があります。特に申請が秋以降になる施主は要注意です。
営業さんに確認すべきこと
バックアッププランとしてZEH+を使うなら、以下を一条工務店の営業さんに事前確認しておくべきです。
- GX志向型の月枠に漏れた場合、同年度のZEH+補助金への切り替え申請に対応してもらえるか
- GX志向型の予約申請を出してから枠に入れたか結果がわかるのはどのくらい後か
- Cloud HEMSは最終着手承諾の段階で仕様に入れる必要があるか、それとも後からでも追加できるか
特に2つ目のタイミングがクリティカルです。GX志向型の結果が出るまで時間がかかると、ZEH+の公募締切に間に合わない可能性があります。
まとめ
- ZEH+は令和7年度で90万円+加算、みらいエコ住宅2026事業とは併用不可
- 一条工務店の標準仕様+Cloud HEMSでZEH+の要件は満たせる
- GX志向型(110万円)の方が金額的には有利だが、月300枠に漏れた場合のバックアップとしてZEH+は有力
- 令和8年度の公募要領はまだ未発表。5月頃の正式発表を待つ必要がある
- Cloud HEMSはどちらのルートでも必須なので、採用しておけば無駄にならない
GX志向型一本狙いではなく、ZEH+を第二候補として視野に入れておくことで、補助金を取り逃すリスクを減らせます。令和8年度の正式発表が出たら、また情報をアップデートします。