一条工務店の営業に「来週中に仮契約しないと坪単価が上がります」と言われたら、迷いますよね。ろれさんは初回訪問の翌日に100万円を振り込みました。あとで資料を見せてもらうと、営業の言葉どおり、その時期に坪単価が上がっていました。
仮契約の段階で解約した場合に差し引かれるのは収入印紙代だけ、という説明も受けています。急かされたからといって、損をするとは限りません。
結論:急かされても、仮契約は損をしにくい仕組みになっている
| 気になること | ろれさんの場合 |
|---|---|
| 営業の「今月中に」は本当? | 本当だった。あとで資料を見せてもらうと、そのタイミングで坪単価が大きく上がっていた |
| 解約したらお金は戻る? | 仮契約段階の解約で差し引かれるのは収入印紙代だけ、という説明を受けた |
| いつまで値段が固定される? | 仮契約から1年半。過ぎても上昇分は一条と施主で折半 |
ろれさんは初回訪問の翌日に100万円を振り込んだ
ろれさんが振り込んだのは結婚式の1週間前で、お金にいちばん余裕がない時期でした。それでも急いだのは、初回訪問の直後に営業から「来週中に仮契約しないと坪単価が上がります」と言われたからです。
正直なところ、最初は嘘ではないかと思ったそうです。ところが後日、資料を見せてもらうと、本当にそのタイミングで坪単価がかなり上がっていました。
仮契約は約2時間、説明を受けてからサインしました。振込の確認連絡もすぐに来ています。振り込んだのは2024年10月のことです。
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営業の「今月中に」が嘘にならない理由
坪単価は月単位で変わります。同じ月ならいつ契約しても坪単価は同じで、変わるのは月が替わるときです。営業が「今月中に」「来週中に」と言うのは、月をまたぐと坪単価が変わるかもしれないからです。
ろれさんは営業から、一条には「早めに仮契約した人を損させない」という非公式のルールがあると聞いています。その月に契約すれば、翌月に契約するより高くなることはない、という話でした。公式発表ではなく、ろれさんが営業から聞いた内容です。
坪単価が上がらない月もあります。ただ、基本的には坪単価は変わっていくので、変わる前に契約しておくのが確実、というのがろれさんの考えです。
期限を切られたら、確かめるのは3つ
迷ったときに確かめることは、「解約したらいくら戻るか」「値段がいつまで固定されるか」「何が決まっていなくていいか」の3つに絞れます。前の2つは、このあと順に見ていきます。
3つ目の「何が決まっていなくていいか」の答えは、次のとおりです。
- 商品(グランスマートなど)が決まっていなくてよい
- 土地が決まっていなくてよい
- 家を建てるか賃貸にするか迷っている段階でも契約できる
デメリットは、100万円が一時的に手元からなくなることです。仮契約金は住宅ローンでは払えないので、自己資金で用意します。規格住宅のHUGme(ハグミー)の場合、仮契約金は30万円です。
解約したら、いくら戻るのか
仮契約の100万円は預り金です。そのまま建てる場合は建築費に充当されるので、建築費とは別の負担にはなりません。支払いは銀行振込のみで、営業に現金を渡すことは一条のルール上できません。
解約したときに差し引かれるものは、進み具合で変わります。
| 段階 | 差し引かれるもの |
|---|---|
| 仮契約だけ(設計打ち合わせの前) | 収入印紙代だけ、という説明を受けた |
| 設計士との打ち合わせが進んだ後 | 進んだ分の実費、という説明を受けた。打ち合わせ1回あたり7万〜15万円程度という話もあるが、一条の公式発表ではない |
| 解約せずに建てる | 差し引きなし。全額が建築費に充当される |
解約した場合の返金までの期間は、2週間〜2ヶ月程度が目安です。印紙代がいくらになるか、ほかに差し引かれるものがないかは、契約書に書かれています。支店や時期で条件が違う可能性もあるため、振り込む前に該当する条項を自分で読んでください。
ろれさんが営業に伝えたこと
ろれさんは仮契約のとき、営業に1つお願いをしました。仮契約金が1円でも減る作業をするときは、先に報告してから進めてほしい、というものです。知らないうちに預けたお金が減るのを防ぐためです。もう一度ゼロから建てるならどう動くかを話した「2周目」の動画では、この約束を音声録音付きで交わすと話しています。
図の「全額戻る」は動画での大づかみな言い方で、正確には上の表のとおりです。
支払いスケジュール全体と返金条項の見方は一条工務店の手付金はいくら?に、仮契約の仕組みは一条工務店の仮契約を徹底解説にまとめています。
坪単価は1年半固定、過ぎても上昇分は折半
仮契約の最大の効果は、坪単価が固定されることです。仮契約から1年半以内に着工承諾すれば、契約時の坪単価が据え置きになります。1年半を過ぎても、上昇分は一条と施主で折半です。折半になる分、早く契約したメリットは2年たっても3年たっても続きます。
ろれさんが確認できた値上がりの例は次のとおりです。
- 2023年は、年間で坪3万円以上の上昇
- 2024年10月は、全商品で坪5,000円の値上げ
35坪の家で坪単価が3万円違うと、35×3万円で約105万円の差になります。これは計算例です。
値上げの有無や時期は月ごとに違うので、契約の前に営業へ確認してください。
同じ月なら単価は同じ。日取りは月の後半に寄せる
1年半の締め切りは契約日から数えます。同じ月の坪単価のまま、月の後半に契約するほど締め切りが後ろにずれます。月初の1日に契約すると、締め切りも1年半後の月初になり、月末に契約した場合より猶予が約30日短くなります。
ろれさんは2024年10月下旬に仮契約しました。締め切りは2026年4月下旬です。図面の調整に手間取り、1年5ヶ月27日目に最終承認して、締め切りに間に合っています。月の後半に契約していたことが、そのまま打ち合わせの余裕になりました。
「来週中に」と言われたときは、同じ月のうちなら、月の後半に日取りを寄せられないか営業に相談してみてください。振込が終わるまで仮契約は完了せず、坪単価も固定されません。月末ぎりぎりまで引っ張りすぎないようにしてください。
着工承諾までの締め切りの逆算は着手承諾までにやることリストで解説しています。2周目の動き方は一条工務店で建てるなら最初にやることで話しています。
振り込む前に確認しておくこと
営業に期限を切られたら、振り込む前に次の6つを見直してください。
- 紹介制度を使えるか(紹介制度の内容と条件)。展示場に初めて行く前の申し込みが基本で、すでに行った人は紹介はどのタイミングまで間に合うか(早見表)で状況を確認できます
- 一条には値引き交渉がなく、割引は紹介・親族・法人の3つだけだと知っているか(一条工務店の割引)
- 契約当日に100万円を振り込めるか
- 解約時に何がいくら差し引かれるか、契約書の条項を読んだか
- 費用が発生する作業の前に報告してもらう約束をしたか
- 一条と仮契約を結ぶと、他のハウスメーカーとは請負契約を結べなくなることを理解したか
1つ目と2つ目は、仮契約より先に済ませておきたい項目です。
ろれさんに紹介をお願いする【詳細】仮契約のあとに変わること・変わらないこと
仮契約中は営業担当が中心です。設計士が打ち合わせに直接参加するのは、本契約のあとが標準です。
仮契約のままでもできることは、次のとおりです。
- 営業との間取り相談
- 土地探しのサポート
- 坪単価・キャンペーンの固定
- 地盤調査(仮契約の前でも無料で受けられると、一条の公式サイトに書かれています)
打ち合わせの回数に制限はありません。ろれさんは、最終の着工承諾までに12回打ち合わせをして、追加料金はかかっていません。
キャンペーンやオプションは、仮契約した月の内容で固定されます。あとから出た新仕様は、坪単価を新仕様が出た月の単価に切り替えれば採用できる場合があります。たとえば2026年の新仕様であるグランスマートのハイドア対応では、旧単価のまま従来仕様にするか、新単価に切り替えて新仕様にするかを選べます。
本契約にしないとできないことの一覧は、一条工務店の仮契約を徹底解説に載せています。
まとめ
- 営業の「今月中に」は、ろれさんの場合は本当だった。坪単価は月単位で変わる
- 仮契約の段階で解約したとき、差し引かれるのは収入印紙代だけという説明。金額と条件は契約書の条項で読む
- 坪単価は仮契約から1年半固定。過ぎても上昇分は折半。月の後半に契約すると締め切りが後ろにずれる
- 振り込む前に、紹介制度と返金条項を確認する
仮契約の次にやることを順番に知りたい方は、一条工務店の契約前にやること7ステップもあわせてご覧ください。