一条工務店で家を建てるとき、最初に払うお金は仮契約時の100万円です。

この100万円は、仮契約を行う当日に振り込む必要があります。 振込が完了しないと仮契約が成立せず、坪単価も固定されません。

そのあとに払うお金は、着工金・上棟金・最終金の3回です。 それぞれ請負金額の3分の1ずつを振り込みます。

本契約では、お金はかかりません。 書類にサインするだけです。

この記事では、契約から引き渡しまでに払うお金を、実際に払う順番どおりに整理します。 ろれさんは2026年9月時点でまだ入居前で、打ち合わせから着工までの段階にいます。 そのため、ここで書くのは契約と支払いの話だけです。

仮契約そのものの仕組み(預り金の意味、坪単価ロックが1年半続くこと、月の後半に契約すると有利になること)は、一条工務店の仮契約を徹底解説にまとめています。 この記事はお金の流れに絞ります。


支払いの全体像

契約から引き渡しまでに払うお金は、次のとおりです。

段階金額払うタイミング
仮契約100万円仮契約を行う当日
本契約なしサインのみ
着工金請負金額の3分の1着工時
上棟金請負金額の3分の1上棟時
最終金請負金額の3分の1引き渡し時

これはろれさんの契約の内容です。 支払いの区分や割合は契約ごとに異なる可能性があるため、自分の契約書に書かれた支払いスケジュールを必ず確認してください。

なお、契約書には収入印紙を貼ります。 その代金がこの表とは別に発生するかどうか、いくらになるかは、契約前に営業担当に確認してください。


仮契約の100万円は当日振込

一条工務店の仮契約で払うのは100万円です。

このお金は預り金という扱いで、そのまま一条工務店のものになるわけではありません。 実際に建てる場合は建築費に充当されるので、建築費とは別に100万円を負担するということではありません。

一番注意してほしいのは、支払いのタイミングです。 仮契約を行う当日に振り込む必要があります。

振込が終わるまで坪単価は固定されない

振込が完了していないと、仮契約は完了しません。 仮契約が完了しないということは、坪単価も固定されないということです。

一条工務店は契約した月の坪単価が固定される仕組みになっています。 「契約書にサインしたから、振込は来週でいいだろう」と考えていると、その月の坪単価で固定できない可能性があります。

契約日の当日に100万円を動かせる状態にしておいてください。

支払い方法は銀行振込

支払いは銀行振込です。 営業担当に現金を直接渡すことは、一条のルール上できません。

HUGmeの場合は30万円

商品によって金額が変わります。 HUGme(ハグミー)の場合、仮契約金は30万円です。

自分が検討している商品でいくらになるかは、契約前に営業担当に確認してください。


本契約でかかるお金はない

仮契約のあとに本契約があります。

ろれさんの場合、本契約で別途払ったお金はありませんでした。 本契約は書類にサインするだけで、その場での入金は発生していません。

「本契約でまたまとまったお金が必要になるのでは」と身構える必要はないということです。 ただし、契約の進め方は支店や時期で変わる可能性があります。 自分の契約で本契約時に入金があるかどうかは、契約書の支払いスケジュール欄で確認してください。

お金以外の面で仮契約と本契約がどう違うのかは、一条工務店の仮契約を徹底解説で説明しています。


着工金・上棟金・最終金は3等分

本契約のあと、建築費の本体を3回に分けて払います。

ろれさんの契約では、着工金・上棟金・最終金それぞれが請負金額の3分の1ずつです。

回名前割合タイミング
1回目着工金3分の1工事が始まるとき
2回目上棟金3分の1上棟(建物の骨組みが組み上がる)のとき
3回目最終金3分の1引き渡しのとき

請負金額を3等分するので、1回あたりの金額はかなり大きくなります。 自分の請負金額を3で割れば、1回に用意する金額が分かります。

この割合と回数も契約ごとに異なる可能性があります。 自分の契約書で、支払い区分の名前・金額・時期を必ず確認してください。

倒産などの万が一に備えて支払いスケジュールを確認しておく理由は、ハウスメーカーの倒産は2026年に何件?でも触れています。 注文住宅で結ぶ工事請負契約は、建売住宅の売買契約とは手付金の保護の仕組みが違うため、支払い時期の把握は自分を守ることにつながります。


住宅ローンが下りる前のお金はつなぎ融資で払う

ここで疑問が出てきます。 着工金と上棟金は、まだ家が完成していない段階で払うお金です。

住宅ローンは基本的に、家が完成して引き渡されるときにまとめて実行されます。 つまり、着工金と上棟金を払う時点では、住宅ローンのお金はまだ手元にありません。

この差を埋めるのがつなぎ融資です。 引き渡しまでの間だけ一時的に借りて、住宅ローンが実行されたタイミングで返済します。

ろれさんは一条提携のつなぎ融資を使った

ろれさんは、一条工務店提携のつなぎ融資を使いました。

手続きを一条工務店側で進めてくれるタイプで、ろれさんが契約した時点ではトライアルとして始まっていたものです。 金利は2.000%でした。

つなぎ融資としては低い金利だったため、これを選びました。

この仕組みが今後どうなるかは、ろれさんも確定した情報を持っていません。 一条工務店の公式発表として確認できたものではないため、自分が契約するタイミングで同じ選択肢があるかどうかは、営業担当に直接確認してください。 金利の水準も、時期と個人の状況によって変わります。

このつなぎ融資の仕組み・お金の流れ・使う前の注意点は、一条工務店のつなぎ融資はWebで完結でさらに詳しくまとめています。

つなぎ融資を使わない選び方もある

つなぎ融資を使わず、着工金と上棟金を自己資金でまかなう方法もあります。 つなぎ融資の金利と事務手数料がかからない代わりに、まとまった現金を先に用意する必要があります。

どちらが合うかは、手元の資金と、住宅ローンの借入額によって変わります。 自分のお金の事情に合わせて選んでください。


返金条件で必ず確認しておくこと

仮契約したあとに解約した場合、預けた100万円がどうなるのかは、契約前に一番気になるところだと思います。

費用が発生しなければ金額は変わらない

打ち合わせなどが進んでおらず、費用が発生していない状態であれば、預けた金額は基本的に変わりません。

一方、設計士との打ち合わせに入っていくと、実際にお金がかかっていきます。 解約した場合、かかった分は預けたお金から差し引かれます。

差し引かれる具体的な金額と条件は、契約書に書かれています。 ここは契約上の重要事項なので、営業担当の説明を聞くだけで済ませず、契約書の該当条項を自分の目で読んでください。 支店や契約時期によって条件が違う可能性もあります。

なお、実際に建てる場合は、預けた100万円も打ち合わせでかかった費用も建築費に充当されます。 差し引かれるのは解約した場合の話です。

打ち合わせ1回あたりの金額について

打ち合わせ1回あたりの費用については、7万円から15万円程度という話があります。

ただし、この金額には注意が必要です。 これは一条工務店の公式発表ではありません。 口頭で聞いた話と、SNS上で解約を経験した人が出している情報をもとにした、おおよその数字です。

規模感をつかむ目安としては使えますが、自分のケースで実際にいくら差し引かれるかは、この数字からは分かりません。 金額を正確に知りたい場合は、契約書の記載と営業担当への確認が必要です。

ろれさんが営業担当に伝えたこと

ろれさんは仮契約のときに、営業担当にひとつお願いをしています。

仮契約金が1円でも減る作業を行う場合は、その旨を必ず先に報告してから進めてほしい、という内容です。

知らないうちに費用が発生していて、解約するときになって初めて減っていることに気づく、という状況を避けるためです。 このお願い自体にお金はかかりません。

同じことは、一条工務店を攻略ゲームとして考えるでも書いています。


契約前に確認しておくことリスト

お金に関して、契約前に確認しておくとよい項目をまとめます。

  • 自分が検討している商品の仮契約金がいくらか
  • 仮契約日に当日中の振込ができる状態か
  • 本契約時に入金が発生するかどうか
  • 着工金・上棟金・最終金の金額と時期が契約書にどう書かれているか
  • 収入印紙代が別途かかるか、かかる場合はいくらか
  • 解約した場合に何がいくら差し引かれるのか(契約書の条項)
  • つなぎ融資を使うかどうか、使う場合の金利と手数料
  • 費用が発生する作業の前に報告してもらえるか(営業担当との取り決め)

まとめ

一条工務店で契約するときのお金の流れは、次のようになります。

  • 最初に払うのは仮契約時の100万円。仮契約を行う当日に振り込む必要がある
  • 振込が完了しないと仮契約が成立せず、坪単価も固定されない
  • 本契約では、ろれさんの場合お金はかからなかった。サインのみ
  • 着工金・上棟金・最終金を、それぞれ請負金額の3分の1ずつ払う
  • 住宅ローン実行前の着工金と上棟金は、つなぎ融資か自己資金でまかなう
  • ろれさんは一条提携のつなぎ融資(金利2.000%)を使った
  • 返金条件は契約書に書かれている。金額が動く条件は必ず自分の目で確認する

金額と割合はろれさんの契約の内容です。 自分の契約でどうなっているかは、契約書の支払いスケジュール欄で確認してください。

仮契約の仕組みそのもの(坪単価ロックや契約のタイミング)については、一条工務店の仮契約を徹底解説をあわせて読んでみてください。


これから展示場に行く方は、一条工務店の紹介制度を先に確認しておくことをおすすめします。 約36万円相当のオプション割引が受けられる制度です。