ろれさんの一条工務店攻略日記

一条工務店の空配管はどこに入れる?CD管の用途別まとめと判断基準

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「空配管って、結局どこに入れておけばいいの?」

一条工務店の打ち合わせを進めていると、LANの話でもテレビの話でもエアコンの話でも、あちこちで「空配管」「CD管」「先行配管」という言葉が出てきます。ところが用途ごとにバラバラに出てくるので、全体像がつかみにくいんです。

この記事では、一条工務店で検討することになる空配管を用途別に整理して、管径・費用・判断基準・打ち合わせのタイミングまでまとめました。それぞれの詳しい話は個別記事にリンクしているので、気になるところから読み進めてください。

なお、ろれさんは2026年時点でまだ建築中で入居前です。ここで書けるのは「設計段階でどこに入れるか決めた考え方」までで、実際に後から配管にケーブルを通した体験談は含みません。そこはご了承ください。


先に結論:優先順位は「後からやり直しにくい順」

空配管を入れるかどうかで迷ったら、「後から同じことをやるとどれくらい大変か」で並べるとスッキリします。

空配管の優先順位を4段階で示した図。最優先は門柱のインターホン用(地中に埋める配管)で、後からやるなら地面を掘り返す工事になり、基礎工事と同時なので電気図面までに門柱の有無と位置を決める。優先度・高はテレビ裏・プロジェクターの壁内HDMI配管で、後からは壁を開ける工事が必要。同じく高が将来エアコンを付ける部屋の先行配管とコンセントで、後からは壁に穴を開ける工事が必要。優先度・中はLAN用の空配管で、Cat6Aを採用しているなら必須ではなく予算に余裕があれば保険として入れる。
優先度場所・用途後からやる場合の大変さ
最優先門柱のインターホン用(地中)地面を掘り返す工事になる
テレビ裏・プロジェクターのHDMI用(壁内)壁を開ける工事が必要
将来エアコンを付ける部屋の先行配管壁に穴を開ける工事が必要
LAN用の空配管保険。Cat6Aなら必須ではない

ポイントは3つです。

  • 空配管は「今使うもの」ではなく「将来の選択肢を残すもの」
  • 地中と壁内は後からのやり直しが特に重いので、設計段階の判断がそのまま結果になる
  • 一条工務店は空配管の価格表を公式サイトで公表していないので、金額は必ず自分の見積書で確認する

順番に見ていきましょう。


空配管(CD管)とは何か

空配管とは、壁の中や地中に「空のパイプ」だけを通しておくことです。中にケーブルは入っていません。

この管があると、後からLANケーブルやHDMIケーブル、光ファイバーなどを通したり、入れ替えたりできます。逆に管がなければ、壁を開ける・地面を掘るといった工事が必要になります。

住宅の配線でよく使われるのが「CD管」と呼ばれる樹脂製の管で、オレンジ色などの色付きのものが多いため「カラー配管」と呼ばれることもあります。テレビボードの記事では、この呼び方で紹介しています。

そして一番大事なのがここです。壁の中に管を通す工事は、新築のときにしかできません。だからこそ、電気図面が固まる前に「どこに通すか」を決めておく必要があります。


用途別に見る一条工務店の空配管

ここからは、一条工務店の打ち合わせで実際に出てくる空配管を用途別に整理します。

空配管の5つの用途を「何のための配管か」「いつまでに決めるか」で整理した図。LAN用の空配管(CD管22mm/28mm)は将来ケーブルを入れ替えられるようにする保険で光ファイバーやHDMIも通せる。プロジェクターHDMI(CD管36mm)は壁の中にHDMIを通してケーブルを隠すもので電源とセットで考える。テレビ周りの空配管はテレビとボードの間に2本入れて壁掛けテレビを配線レスにし、下地補強・コンセント高さと3点セットで指定する。エアコンの先行配管は配管とコンセントだけ先に入れておくもので子ども部屋など将来つけるかもしれない部屋向け。門柱インターホン用は地中の配管で最優先、基礎工事と同時にしかできない。5つすべて電気図面の打ち合わせまでに決める。

1. LAN用の空配管

将来ケーブルを入れ替えられるようにするための空配管です。一条工務店だとCD管22mmで約7,000円、28mmで約8,000円が目安になります。

ただし、LAN用に関しては「必須ではない」という考え方ができます。標準のCat5eからCat6A(10Gbps)に変更しておけば、家庭で帯域が足りなくなるのは15〜20年先という見立てになるためです。加えてCat7やCat8は家庭用コネクタ(RJ45)と非互換で、入れ替え先の選択肢としてあまり現実的ではありません。

とはいえ、数千円で入れられて、LANだけでなく光ファイバーやHDMIケーブルにも使えるので、予算に余裕があれば保険として入れておくのもアリです。このあたりの判断の根拠は一条工務店の情報コンセントを現役エンジニアが徹底解説で詳しく書いています。

2. プロジェクター用のHDMI配管

プロジェクターを導入するなら、壁の中にHDMI配管(CD管)を通しておくとケーブルが見えなくてスッキリします。

ここは管径がポイントで、直径36mmのCD管を通しておくと、将来4K HDR対応ケーブルへ交換するときにも対応できます。プロジェクターは「シーリング型・超短焦点型・標準距離型」でコンセント位置も変わるので、電源とHDMI配管はセットで考えるのがおすすめです。

詳しい設計の仕込み方は一条工務店でプロジェクターを導入するなら設計段階で仕込む5つのことにまとめています。

3. テレビ周りの空配管

壁掛けテレビの配線を一番スッキリさせる技が、テレビと壁付けボードの間にCD管を仕込むことです。

壁の中にCD管を通して、その中にHDMIケーブルや電源ケーブルを通します。ケーブルが壁の中に隠れるので、壁掛けテレビ周りが配線レスになります。一条工務店には、テレビとボードの間に空配管を2本セットするオプションがあります。

テレビ周りは配管だけでなく、下地補強やコンセントと壁掛け金具の干渉もセットで決める必要があります。壁掛けにするなら、設計段階で下地補強(約3,700円)・HDMI空配管・コンセント高さの3点を押さえておくと安心です。

4. エアコンの先行配管

「今はエアコンを付けないけれど、将来付けるかもしれない」部屋には、配管とコンセントだけ先に入れておく選択肢があります。これが先行配管です。

子ども部屋などが典型で、配管とコンセントを入れておくと後の工事が格段に楽になります。壁に穴を開ける工事を後からやるより、建築時に済ませたほうが安く確実です。

なおエアコン周りは、コンセントの「上付け」が現在は施工できないケースがほとんどという注意点もあります。設置位置とコンセントは電気図面の打ち合わせで確定するので、先行配管もそのタイミングで一緒に相談するのが効率的です。

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5. 門柱のインターホン用配管

これが一番タイミングがシビアな配管です。

門柱自体は後からでも設置できますが、インターホンの配線は地中に配管を埋める工事になり、基礎工事と同時に行う必要があります。基礎工事は家を建てる一番最初の工事なので、「外構工事のときに門柱を決めればいい」と考えていると、配管がなくて設置できないという事態になります。

だから、電気図面を考えるタイミングで門柱の有無と位置まで決めておく必要があります。インターホンを家(玄関)に付けるか門柱に付けるかで迷ったら、門柱と玄関の両方に配管だけ通しておくのも手です。後から選べる状態を残せます。

門柱まわりでは、屋外コンセントやEV充電用の配線、防犯カメラの配線も電気図面の打ち合わせまでに検討しておきたい項目です。

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管径の選び方

空配管の太さは「何を通すか」で決まります。既存記事で出てきている数値を整理すると、こうなります。

CD管の管径3種類を比較した図。CD管22mmはLANケーブル用で、LANは細くてコネクタも小さいのでこの太さで足りる。費用は約7,000円/箇所が目安。CD管28mmは同じLAN用で余裕を持たせたいときの選択肢で、約8,000円/箇所が目安。CD管36mmはHDMIケーブル用で、HDMIはコネクタが大きく曲げにも弱いため太い管が必要、将来の4K HDR対応ケーブルへの交換も見込める。金額は公式の価格表がなく見積もりベースの目安で、一条工務店は空配管の価格を公表していないため自分の見積書と営業担当への確認が唯一の正解。
管径主な用途補足
CD管22mmLANケーブル約7,000円が目安
CD管28mmLANケーブル(余裕を持たせる場合)約8,000円が目安
CD管36mmHDMIケーブル将来の4K HDR対応ケーブルへの交換も見込める

考え方はシンプルです。LANケーブルは細くてコネクタも小さいので22mmや28mmで足りますが、HDMIケーブルはコネクタが大きく、曲げにも強くないので太い管のほうが通しやすくなります。プロジェクター用に通すなら36mmにしておくと、将来ケーブルを替えたいときに詰まりません。

迷ったら、通したいケーブルの種類を設計士さんに伝えて「この線を後から通せる太さにしてほしい」と相談するのが確実です。


費用の考え方

まず前提として、一条工務店は空配管の価格表を公式サイトで公表していません。ネット上の金額もあくまで他の施主の見積もり例なので、自分の見積書と営業担当への確認が唯一の正解になります。

そのうえで、既存記事で確認できている目安はこちらです。

項目金額の目安
LAN用の空配管(CD管22mm)約7,000円/箇所
LAN用の空配管(CD管28mm)約8,000円/箇所
壁掛けテレビの下地補強約3,700円

金額の感覚としては、1箇所あたり数千円のオーダーです。ここで比べたいのが「後からやる場合」のコストで、壁の中や地中の工事は、後からだと壁を開けたり地面を掘ったりする分だけ費用も手間も跳ね上がります。

だから空配管は「安いから全部入れる」でも「もったいないから全部やめる」でもなく、後からやり直したときの重さと見合うかで決めるのがちょうどいいバランスだと思います。


入れるべき箇所・入れなくてもいい箇所の判断基準

空配管を入れるか迷ったときに使える判断軸を3つ挙げます。

判断軸1:後からの工事がどれくらい重いか

地中(門柱のインターホン)が一番重く、次に壁の中(テレビ裏・プロジェクター・エアコン)です。重い場所ほど、設計段階で入れておく価値が高くなります。

判断軸2:将来やる可能性が本当にあるか

「将来プロジェクターにするかもしれない」「子ども部屋にエアコンを付けるかもしれない」——この可能性が現実的にあるなら、配管を入れておく意味があります。

逆に、通す予定のケーブルが具体的に思い浮かばない場所なら、そこは無理に入れなくても大丈夫です。LAN用の空配管も、Cat6Aにしてあるなら「保険をどこまで買うか」という話に落ち着きます。

判断軸3:迷うなら「両方に通す」も選べる

インターホンの設置場所で迷ったときのように、選択肢を残すために両方へ配管だけ通しておくやり方もあります。決断を先に延ばせるのが配管の良さなので、迷いが残る箇所ではこの手が効きます。

ケース空配管の考え方
門柱を付けるか迷っている門柱と玄関の両方に配管だけ通す
今はテレビ、将来プロジェクターも検討HDMI配管(36mm)を通しておく
子ども部屋のエアコンは将来先行配管とコンセントを入れておく
Cat6Aを全箇所に採用済みLAN用の空配管は必須ではない。予算次第

打ち合わせチェックリスト

空配管は電気図面の打ち合わせが山場です。図面が固まる前に、次の項目をひととおり潰しておくと漏れません。

空配管の打ち合わせチェックリスト8項目の図。壁掛けテレビにするか(するならテレビとボードの間の空配管2本セットを入れるか)、テレビ裏の下地補強・コンセント高さ・空配管を3点セットで指定したか、プロジェクターを検討するか(するならHDMI配管を36mmで通すか)、LAN用の空配管を入れるか(Cat6A採用とセットで判断)、将来エアコンを追加する可能性がある部屋に先行配管とコンセントを入れるか、門柱を付けるかインターホンは家か門柱か(決まらないなら両方に配管を通すか)、屋外コンセント・EV充電用配線・防犯カメラの配線も電気図面までに検討したか、見積書に空配管が何箇所いくらで入っているか書面で確認したか。
  • 壁掛けテレビにするか。するならテレビとボードの間の空配管(2本セットのオプション)を入れるか
  • テレビ裏の下地補強・コンセント高さ・空配管を3点セットで指定したか
  • プロジェクターを検討するか。するならHDMI配管を36mmで通すか
  • LAN用の空配管を入れるか(Cat6Aを採用しているかとセットで判断)
  • 将来エアコンを追加する可能性がある部屋に、先行配管とコンセントを入れるか
  • 門柱を付けるか、インターホンは家か門柱か。決まらないなら両方に配管を通すか
  • 屋外コンセント・EV充電用配線・防犯カメラの配線も電気図面までに検討したか
  • 見積書に空配管が何箇所・いくらで入っているか書面で確認したか

最後の項目が意外と大事です。空配管は公式に価格が公表されていないぶん、「入っているつもりだった」というズレが起きやすいところなので、見積書の明細で確認しておきましょう。


まとめ

一条工務店の空配管は、用途ごとにバラバラの話として出てきますが、整理すると考え方は共通しています。

  • 空配管は「将来の選択肢を残すためのオプション」で、壁の中や地中に通す工事は新築時にしかできない
  • 用途はLAN・HDMI(プロジェクター)・テレビ周り・エアコン先行配管・門柱インターホンの5つが中心
  • 管径はLANなら22mm・28mm、HDMIなら36mmが目安
  • 費用は1箇所あたり数千円のオーダー。ただし公式の価格表はないので、必ず自分の見積書で確認する
  • 優先順位は「後からやり直すのが重い順」。地中の門柱用が最優先で、LAN用は保険的な位置づけ

電気図面が固まってからでは動かせない項目なので、打ち合わせに入る前にチェックリストとして持ち込んでみてください。


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よくある質問

空配管(CD管)とは何ですか?
壁や地中に、あらかじめ空のパイプだけを通しておくオプションです。中にケーブルは入っていないので、後からLANケーブルやHDMIケーブル、光ファイバーを通したり入れ替えたりできます。壁の中に管を通す工事は新築のときにしかできないため、設計段階で入れるかどうかを決める必要があります。
一条工務店の空配管の費用はいくらですか?
LAN用の空配管はCD管22mmで約7,000円、28mmで約8,000円が目安です。ただし空配管の価格表は一条工務店の公式サイトで公表されていないため、金額は必ず自分の見積書と営業担当への確認で押さえてください。時期や地域、仕様によって変わる可能性があります。
空配管の太さはどう選べばいいですか?
通すケーブルで変わります。LANケーブルなら22mmや28mmが目安、プロジェクター用のHDMIケーブルはコネクタが大きく引き回しにくいため、36mmにしておくと将来4K HDR対応ケーブルへ交換するときも通しやすくなります。
空配管はどこに入れるのが優先度が高いですか?
後から工事するのが特に大変な場所が優先です。地中に配管を埋める門柱のインターホン用は基礎工事と同時なので最優先、次に壁の中を通すテレビ裏やプロジェクター用のHDMI配管、将来エアコンを追加する部屋の先行配管が続きます。LAN用の空配管は保険的な位置づけで、予算に余裕があれば検討する順番になります。

ろれさん

ろれさん

一条工務店グランスマートで埼玉県に21坪の平屋を建てた施主。家づくりの経験をYouTube・ブログ・Webツールで発信中。

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