「一条工務店で建てるなら、いい営業担当に当たりたい」「ハズレの営業は引きたくない」

展示場に行く前に、こう考える人は多いと思います。私(ろれさん)は埼玉県で一条工務店の21坪の平屋を建築中の施主です。担当の営業さんとは、初めて展示場に行った2024年10月から2年の付き合いになります。

一条工務店では、最初に接した営業がそのまま引き渡しまでの窓口になります。だからこそ、施主の側で打てる手は「来場前」「最初の打ち合わせ」「合わないと感じたとき」の3回です。この記事では、それぞれのタイミングでできることをまとめます。


この記事の結論

タイミングできること
担当の決まり方最初に接した営業が、契約から引き渡しまでの窓口になる
来場前紹介を受けておくと、来場前に営業担当から連絡が来て展示場を案内してもらえる。まだ話したくなければ「ご案内冊子の郵送のみ」も選べる
最初の打ち合わせ聞いていないことまで提案してくれるか、急かす話に根拠があるかを見る。返信の速さだけで判断しない
合わないと感じたら本部の「なんでも相談室」から担当変更を相談できる
いい営業担当と出会うために施主ができることの全体図。担当の決まり方は、最初に接した営業が引き渡しまでの窓口になる。1つ目の来場前は、紹介を受けておくと来場前に営業担当から連絡が来て展示場を案内してもらえる、まだ話したくなければご案内冊子の郵送のみも選べる。2つ目の最初の打ち合わせは、聞いていないことまで提案してくれるか、急かされたら根拠を見せてもらう、返信の速さだけで判断しない。3つ目の合わないと感じたらは、本部のなんでも相談室に相談する、窓口は展示場ではなく本部で追加費用はかからない。担当の役職や指名は紹介を受けても約束されているわけではない

担当の決まり方:最初に会った営業と2年以上付き合う

一条工務店の採用サイトでは、住宅営業の仕事を、展示場に来場したお客さんの接客から、契約、契約後の打ち合わせ、建築中のフォロー、引き渡しまでと説明しています。展示場で最初に接した営業が、そのまま家づくりの最後まで窓口になるということです。

私の場合、付き合いはこれだけの長さになります。

ろれさんが営業担当と付き合ってきた期間の図。2024年10月に初めて一条工務店へ行き仮契約、2025年6月に工事請負契約、2026年4月に最終承認、2026年秋に着工しご近所への挨拶、2027年2月に引き渡し予定。その間ずっと営業担当が窓口で、仮契約中は営業担当が中心、本契約後に設計士、着工後に現場監督が加わる。契約から引き渡し予定まで約2年4か月で、農地転用の申請待ち約1年6か月を含む
時期できごと
2024年10月初めて一条工務店に行き、同じ月に仮契約
2025年6月工事請負契約
2026年4月最終承認
2026年秋着工。営業さんがご近所への挨拶に回ってくれた
2027年2月引き渡し(予定)

契約から引き渡し予定まで約2年4か月です。農地転用の申請待ちが約1年6か月あったので長めですが、それを除いても1年近い付き合いになります(期間の目安は引き渡しまでの期間目安)。本契約後に設計士、着工後に現場監督が加わっても、営業担当は窓口から外れません。

入口は「その日の接客」か「来場前の連絡」の2通り

一条工務店は、営業担当の割り当て方を公表していません。そのうえで、担当との出会い方は入口で2通りに分かれます。

担当との出会い方が入口で2通りに分かれる図。紹介なし(予約・飛び込み)は、展示場へ行き当日はじめて営業と会う、その日に対応した営業が担当になることが多いと言われる、そのまま契約から引き渡しまで担当。紹介あり(来場前に登録)は、来場前に営業担当が直接連絡する、連絡をくれた営業担当が展示場を案内する、そのまま契約から引き渡しまで担当

来場予約や飛び込みで行くと、その日に対応した営業がそのまま担当になることが多いと言われます。誰が対応するかは、行った日や時間帯の巡り合わせです。紹介を受けて行くと、来場前に営業担当から連絡が来て、その担当に展示場を案内してもらう流れになります。


来場前にできること:担当との出会い方を選ぶ

展示場に一度行くと、その日の接客が担当との入口になります。出会い方を自分で選べるのは、まだ展示場に行っていない今だけです。

来場前に紹介を受けたときの流れの図。展示場に行く前に紹介を登録すると、通常は営業担当から連絡が来て来場前に担当と話せ、連絡をくれた担当が展示場を案内する。ご案内冊子の郵送のみを選ぶと、冊子だけが届き営業担当からは連絡せず、自分のタイミングで展示場に行ける。情報収集の段階でも申し込める

紹介を受けると、来場前に担当から連絡が来る

紹介の登録をすると、一条工務店の営業担当から直接連絡が来て、その担当が展示場を案内してくれます。展示場でたまたま対応した人と出会うのではなく、事前に担当と話してから来場できるので、初めての来場で一から説明する手間も減ります。

紹介は展示場に行く前に申し込む必要があり、紹介を受ける側の特典もあります。特典・申し込み手順・間に合うタイミングは一条工務店の紹介制度とは?にまとめています。

まだ営業と話したくないなら「ご案内冊子の郵送のみ」

「紹介は受けたいけど、営業から連絡が来るのはまだ早い」という人もいると思います。紹介の登録では「ご案内冊子の郵送のみ」を選ぶことができ、その場合は営業担当から連絡せず、冊子の郵送だけになります。自分のタイミングで展示場に行けるので、情報収集の段階でも申し込めます。

「紹介なら店長が付く」は約束ではない

ネットでは「紹介だと店長クラスが付く」「紹介者と同じ担当になる」という話も見かけます。ただ、どちらも一条工務店が約束している内容ではありません。担当の役職や指名についての決まりは公表されていないので、展示場やその時期の体制によって変わると考えておくのが安全です。

私経由で紹介を受けた場合は、関東圏では私の担当と同じ展示場責任者がサポートに入り、関東圏外でも一条工務店の営業が対応します。これは私の紹介での運用で、一条工務店がすべての紹介に約束しているものではありません。なお、私自身は紹介を使わずに契約しているので、紹介経由で担当が付いた体験談はありません。

ろれさんに紹介をお願いする

関東圏はろれさんの担当と同じ展示場責任者がサポート / 関東圏外も一条工務店の優秀な営業が対応


最初の打ち合わせで見ておきたいこと

一条工務店の営業担当は契約数で評価されるので、オプションの提案は自発的に出てきにくい仕組みです(仕組みは一条工務店の営業さんがオプションを教えてくれない理由で解説しています)。そのうえで、付き合い始めの時期に見ておきたいのは次の3つです。

最初の打ち合わせで見ておきたい3つ。1つ目は聞いていないことまで提案してくれるか(ろれさんが担当を高く評価した理由で、提案が出にくい評価の仕組みだからこそ差が出る)。2つ目は急かされたら根拠を見せてもらう(来週中に契約しないと坪単価が上がるは資料を見せてもらったら本当だった)。3つ目は返信の速さだけで判断しない(営業1人で常時10組以上を並行していると推定され、連絡の取り方を最初に決めておく)。紹介を受けても受けなくても施主の側で見られること
見ておきたいことどう見るか
聞いていないことまで提案してくれるかこちらから論点を出して、どう返ってくるかを見る
急かす話に根拠があるか期限を切られたら、根拠の資料を見せてもらう
返信の速さ遅さだけで判断せず、連絡の取り方を最初に決める

1. 聞いていないことまで提案してくれるか

提案が出にくい仕組みだからこそ、聞いていないことまで提案してくれる担当かどうかで差が出ます。私の担当の営業さんは、こちらから聞いていないことまで含めて、色々な提案や追加の提案をしてくれる人でした。契約後に届くお客様アンケートでは、そこを理由に高く評価しています。

提案力を見るには、こちらから論点を出してみるのも手です。私はXに、営業に最初に伝えたい「必須コール」9個を投稿しています。軒の出、屋根材、太陽光の容量など、知らないまま標準仕様で決まりやすい論点を最初に卓上に載せるためのリストです(中身は一条工務店の契約前にやること7ステップで紹介しています)。伝えた論点にメリットとデメリットを添えて返してくれるかは、担当の提案力を見る材料にもなります(ここは一般的な見方です)。

2. 急かされたら、根拠を見せてもらう

私は初めて一条工務店に行った直後に、営業担当から「来週中に契約しないと坪単価が上がります」と言われました。正直、最初は嘘なんじゃないかと思いました。

でも後から資料を見せてもらうと、本当にそのタイミングで坪単価が上がっていました。急かされていると感じたら、断る前に根拠を見せてもらうと判断しやすくなります。このときの判断は一条工務店の仮契約を急かされたら?に書いています。

3. 返信の速さだけで判断しない

一条工務店の営業は1人で常時10組以上を並行していると推定でき、返信に2〜3日かかるのは珍しくありません。返信が遅いことだけで「ハズレ」と決めず、最初の打ち合わせで「急ぎのときは電話してもいいか」など連絡の取り方を決めておくと付き合いやすくなります(一条工務店の営業から返信が遅いのはなぜ?)。


合わないと感じたときの選択肢

どんな入口で出会っても、相性が合わないことはあります。そのときに取れる選択肢は2つです。

担当が合わないと感じたときの選択肢の図。公式の窓口は、本部のなんでも相談室で担当変更を相談すること。連絡先は展示場ではなく本部で、専用フォームから直接届き、追加費用はかからない。ろれさんの2周目の考えは、担当にしたい営業へ直接お願いしてみること。いろいろな展示場で営業と話し、この人にと思った営業に頼む。今はほとんどの施主がやっていない。担当が変わると、これまでの要望を話し直す手間はある

本部の「なんでも相談室」で担当変更を相談する

一条工務店には、展示場ではなく本部に直接届く「一条工務店なんでも相談室」という専用フォームがあり、担当変更を相談できます。追加費用はかかりません。新しい担当にこれまでの要望を話し直す手間はありますが、合わない担当とずっと続けるよりはるかにいいと私は考えています。手順やメリット・デメリットは一条工務店の営業さんがオプションを教えてくれない理由の後半で解説しています。

担当にしたい営業へ、直接お願いしてみる

もう一つは、いろいろな展示場で営業と話して、「この人に」と思った営業へ直接お願いする方法です。営業の交換を依頼したり、担当にしたい営業へ直接お願いしたりする施主は今はほとんどいない、というのが私の見立てです。それでも、もう一度家を建てるなら私はやると思います。

変更を相談できると知っているだけで、最初の担当選びに身構えすぎなくて済みます。


【詳細】紹介を受けても変わらないこと

紹介で変わるのは担当との出会い方で、営業担当を取り巻く仕組みの多くはそのままです。

紹介を受けると変わること・変わらないことの比較図。変わることは、来場前に営業担当から連絡が来る、営業担当が展示場を案内してくれる、ご案内冊子の郵送のみを選んで連絡を待ってもらう選択肢がある。変わらないことは、値引きなしの一律価格(営業との交渉で金額は動かない)、営業の評価の仕組み(契約数とお客様アンケートで評価)、合わないときの変更窓口(本部のなんでも相談室)。店長クラスが付く、紹介者と同じ担当になるは、約束された内容ではない
紹介なし紹介あり
担当との出会い方展示場でその日に対応した営業来場前に営業担当から連絡が来る
展示場の案内その日の営業が案内連絡をくれた営業担当が案内
価格値引きなしの一律価格同じ
営業の評価の仕組み契約数とお客様アンケート同じ
1人の営業が抱える施主の数常時10組以上(推定)同じ
合わないときの窓口本部の「なんでも相談室」同じ
  • 価格:一条工務店は値引き交渉を受けない一律価格です。紹介でも紹介なしでも、営業との交渉で金額は動きません(一条工務店の値引きは0円、でも57.2万円安くなった)
  • 評価の仕組み:営業担当は契約数とお客様アンケートで評価されます。オプション提案が自発的に出にくいのは、紹介経由でも同じです
  • 忙しさ:返信に2〜3日かかるのも、紹介経由かどうかに関係ありません

まとめ:いい担当と出会うためにできること

  1. 一条工務店の営業担当は、最初に接した営業が契約から引き渡しまでの窓口になる。付き合いは1年前後、長いと2年以上続く
  2. 来場前:紹介を受けておくと、来場前に営業担当から連絡が来て展示場を案内してもらえる。まだ話したくなければ「ご案内冊子の郵送のみ」も選べる
  3. 最初の打ち合わせ:聞いていないことまで提案してくれるか、急かす話に根拠があるかを見る。返信の速さだけで判断しない
  4. 合わないと感じたら:本部の「なんでも相談室」から担当変更を相談できる。追加費用はかからない

担当との出会い方を選べるのは、まだ展示場に行っていない今だけです。

ろれさんに紹介をお願いする

関東圏はろれさんの担当と同じ展示場責任者がサポート / 関東圏外も一条工務店の優秀な営業が対応

紹介の特典・条件・申し込みのタイミングは一条工務店の紹介制度とは?、直接の知り合いがいない場合は知り合いがいなくても一条工務店の紹介は受けられるを見てください。


参考にした一次情報