みらいエコ住宅2026事業の進捗速報(10月版)です。2026年10月2日0時時点で、補助110万円の「GX志向型住宅」(新築)は予算の62%が申し込まれました。残りは約285億円です。「今年の補助金はいつ終わるの?」という疑問に、国土交通省が毎日出しているデータで答えていきます。私(ろれさん)は一条工務店で10月中旬に着工し、12月に申請する予定なので、その実例もあわせて紹介します。
- 一条工務店で補助110万円の「GX志向型」を狙っていて、秋〜年末に申請予定の人
- 「GX志向型はいつ終わるの?」と予算の残りが気になっている人
- 延床が小さく、長期優良住宅ではなくGX志向型を選ぶか迷っている人
「自分はどの補助金を狙えるの?」をまず知りたい人は、先に一条工務店の補助金まとめ2026をどうぞ。
まず結論
| 知りたいこと | 10月2日時点の答え |
|---|---|
| 予算の残り | 62%が埋まり、残りは約285億円(38%) |
| 年末までに尽きる? | 今のペースなら12月31日で約86%。速めでも約95% |
| いつ終わる? | 受付は遅くとも12月31日まで。予算より先に期限が来る見込み |
- 補助110万円の「GX志向型」は、今のペースが続けば12月31日の受付期限まで枠が残る見込みです。
- 予算が100%に届くのは、計算上は2027年にずれ込みます。ですが受付は12月31日で終わるので、実際の「終わり」は期限のほうになりそうです。
- 気をつけたいのは駆け込みです。期限が近づくと申し込みが一気に増えることがあります。
いちばん大事な数字は1つ。
12月31日の予想は約86%。残りは1割以上あり、年内の申請なら枠は残る計算です。
緑の実線が公式の毎日のデータで、点線が今のペースを先まで伸ばした予想です。紫の縦線が12月31日の申請期限で、どの予想線もその時点ではまだ100%に届いていません。
実例:ろれさんの場合
ここからは実例として、私(ろれさん)のケースを紹介します。
GX志向型を選んだ理由
我が家は延床21坪です。長期優良住宅の補助を受けるには面積の条件があり、21坪ではそこに届きません。
そこで、クラウドHEMS(約15万円)を付けてGX志向型の条件を満たすことにしました。HEMSは家の電気の使い方を見える化して管理する機器で、GX志向型ではこれが必須です。補助は110万円なので、HEMSの約15万円を引いても差は大きいと判断しました。
いまの段階
- BELS(家の省エネ性能を第三者が評価する書類)は取得済み
- 着工は10月中旬の予定
- 申請は基礎工事が終わったあと、12月の予定
申請はまだこれからです。交付申請は基礎工事が終わってからでないと出せないので、着工後に一条工務店が手続きを進める流れになります。
間に合いそうか
今回の予想だと、12月31日の消化率は中心で約86%、速めでも約95%です。残りは1割以上あるので、国全体の予算という意味では12月の申請でも間に合う見込みです。ただし速めのペースだと残りは5%ほどなので、基礎工事が終わったらすぐ申請してもらえるよう、担当者に早めに伝えておくつもりです。
もう1つの壁が、一条工務店の社内の枠です。私が担当者から聞いた話では、社内の申請枠は契約が早い人から順に割り当てられます。私の契約は2024年10月で順番は早めなので、入れる前提で準備を進めています。
全国の予算が残っていても、社内の枠で申請できない人は出ています。仕組みは一条工務店の600枠は契約が古い人順と、2027年の補助金の記事でくわしく書いています。
ろれさんに紹介をお願いするいまの状況(2026年10月2日時点)
GX志向型住宅の予算は750億円です。国土交通省の公式サイトは、この予算に対して申し込まれた割合を毎日0時時点で出しています。
10月2日時点の割合は62%。金額にすると約465億円で、残りは約285億円です。
もう一方の「長期優良住宅・ZEH水準住宅」(予算1,450億円)は35%です。こちらはまだ余裕が大きい状態です。なお、注文住宅のZEH水準住宅は、交付申請の受付が9月30日で終わっています。
9月からの変化
9月1日から10月2日までの1か月で、GX志向型は53%から62%へ9ポイント進みました。
9月版で出した中心の予想は「9月末に約60%」でした。実際の9月30日も60%で、ほぼ予想どおりに進んでいます。
ペースは8月より少しだけ速くなりました。そのぶん年末の予想は約81%から約86%へ上がっています。それでも12月31日の期限までに100%へ届かない、という結論は9月版と変わりません。
これからの予想
今と同じペースが続くと仮定した予想(=単純計算)で、12月31日までにどこまで進むかを見ていきます。
1日あたりのペース
期間ごとに、1日あたり何%ずつ進んでいるかを計算しました。
| 期間 | 1日あたり | 備考 |
|---|---|---|
| 全期間 4/15〜10/2 | 0.36% | 春の勢いを含む、速めの数字 |
| 8月 | 0.23% | 夏にいちばん落ち着いた時期 |
| 9月 | 0.24% | 8月とほぼ同じ |
| 直近30日 9/2〜10/2 | 0.27% | 今の実際のペースに近い |
| 直近2週間 9/18〜10/2 | 0.29% | 少しだけ上向き |
夏に落ちたペースは、9月の後半からわずかに持ち直しています。この記事では、予想の中心を「直近30日の0.27%」、速めの場合を「全期間の0.36%」として計算します。
月ごとの予想
求めたペースを、今の62%から先まで伸ばした予想です。
| 時期 | 中心(1日0.27%) | 速め(1日0.36%) |
|---|---|---|
| 10/2(現在) | 62% | 62% |
| 10月末 | 約70% | 約73% |
| 11月16日(予約の期限) | 約74% | 約78% |
| 11月末 | 約78% | 約84% |
| 12月中旬 | 約82% | 約89% |
| 12月31日(申請の期限) | 約86% | 約95% |
| 計算上100%に届く時期 | 2027年2月下旬ごろ | 2027年1月中旬ごろ |
中心の予想なら12月31日で約86%、速く進んだ場合でも約95%です。どちらでも、受付が終わる12月31日の時点で枠が残っている計算になります。
100%に届くのは、計算上は2027年1月中旬〜2月下旬です。ただ、交付申請の受付は遅くとも12月31日で締め切られます。今のペースなら、予算が尽きるより先に申請の期限が来ることになります。
予想より早く埋まるとしたら
この予想は、今のペースをそのまま伸ばした、いちばん単純な計算です。早く埋まる方向に動くとすれば、それは駆け込みです。
12月31日という期限ははっきり決まっています。年末が近づくと「今のうちに出しておこう」という申し込みが増えることは十分ありえますよね。速めの予想(12月31日で約95%)は、その余地がもう大きくないことも示しています。
申請の期限
注文住宅の新築で押さえておきたい期限は4つです。
| 期限 | 内容 |
|---|---|
| 2026年11月16日 | 交付申請の予約の受付期限 |
| 2026年12月31日 | 交付申請の受付期限(GX志向型・長期優良住宅) |
| 2027年1月31日 | 一定以上の出来高の工事を終えて報告する期限 |
| 2027年7月31日 | 完了報告の期限(戸建住宅) |
どれも「遅くとも」の日付で、予算が上限に達したらその時点で受付が終わります。交付申請は基礎工事が終わってから出せるので、12月31日に間に合うかどうかは、着工の時期でほぼ決まります。
手続きは施主ではなく住宅会社(一条工務店)が行います。自分の家の基礎工事がいつ終わる予定かは、担当者に聞いておきましょう。
これから動く人へ
これから一条工務店でGX志向型を狙う人は、次の2つを早めに確認しておくと安心です。
STEP1 一条工務店の社内の枠に入れそうか確認する 「一条枠」とは、一条工務店に割り当てられる社内の申請枠のことです。私が担当者から聞いた話では、契約が早い人から順に入れます。自分の順番が早めかどうかを確認しましょう(仕組みは600枠は契約が古い人順で解説しています)。
STEP2 12月31日までに基礎工事が終わるか確認する 国全体の予算が年内に残るなら、次に問題になるのは「基礎工事を終えて、期限までに申請できるか」です。着工の予定日から逆算して、担当者と一緒に確認しましょう。
2027年に建てる予定の人は、みらいエコ住宅2027の記事で、来年の制度と枠の取り方をまとめています。
ろれさんに紹介をお願いする【詳細】数字の見方と計算の前提
予想の根拠を細かく知りたい人向けに、数字の前提をまとめます。
公式の数字について
- 公式が出している割合は「概算値」で、審査中のものと予約も含み、取り下げ分は除いています
- 割合は1%きざみでの公表です。そのため、1日に1%進んだように見えても、実際は0.5%程度のこともあります
- 公表は毎日0時時点の情報で、当日の午前中に更新されます
ペースの出し方
ペースは「期間の最後の日の割合 − 最初の日の割合」を日数で割って出しています。9月版と同じ方法です。
- 中心:9/2の54%から10/2の62%まで、30日で8ポイント → 1日約0.27%
- 速め:4/15の0%から10/2の62%まで、170日で62ポイント → 1日約0.36%
12月31日の予想は、10/2の62%に「ペース × 90日」を足したものです。中心は62 + 0.267 × 90 ≒ 86%、速めは62 + 0.365 × 90 ≒ 95%になります(表やグラフでは小数第2位までに丸めて0.27%・0.36%と書いています)。
グラフの水色の曲線は、ペースがゆるやかに落ちていく場合です。この場合、12月31日は約80%にとどまります。
去年(2025年)との比較
去年(子育てグリーン住宅支援事業2025)のGX志向型は、2025年7月22日に予算100%へ達して受付が終わりました。今年は10月に入っても62%です。
予算が500億円から750億円へ約1.5倍に増えたこと、補助額が160万円から110万円へ下がったことが、進み方の違いにつながっています。くわしくは9月版で比べています。
まとめ
- GX志向型は、10月2日時点で予算の62%(約465億円)を消化。残りは約285億円
- 今のペースが続くと、12月31日で約86%。速めでも約95%で、予算より先に申請の期限が来る見込み
- 受付は遅くとも12月31日まで。交付申請は基礎工事の完了後なので、着工の時期がカギ
- 一条工務店で建てる人は、全国の予算とは別に社内の枠も確認しておくと安心
シリーズの過去の記事はこちらです。
参考にした一次情報
- 予算に対する補助金申請額の割合(新築)|みらいエコ住宅2026事業【公式】(GX志向型の毎日の割合。2026年10月2日0時時点)
- みらいエコ住宅2026事業【公式】(各区分の予算と割合)
- 注文住宅の新築 申請手続き|みらいエコ住宅2026事業【公式】(予約・交付申請・完了報告の期限)
この記事の数字は2026年10月2日0時時点のものです。最新の割合は国土交通省の公式サイトで毎日更新されています。