ろれさんの一条攻略日記

ナフサショックで一条工務店はどうなる?仮契約・着手承諾済みなら建物の金額は固定される

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2026年3月、ホルムズ海峡の事実上の封鎖によって住宅業界が大きく揺れています。断熱材40%値上げ、シンナー75%値上げ……というニュースを見て「一条工務店も影響を受けるの?」と不安になった方も多いと思います。

先に結論をお伝えします。仮契約または着手承諾済みであれば、建物の金額は固定されています。これはろれさんが担当営業に直接確認した情報です。ただし外構や水道など建物以外の費用は影響を受ける可能性があります。

この記事では、ナフサショックとは何か、一条工務店への影響、そしてあなたのステータス別に今やるべきことを整理します。

この記事の内容は動画でも解説しています(クリックで再生)


ナフサショックとは何か

原油→ナフサ→建材のサプライチェーン

2026年2〜3月にかけて、中東情勢が急速に悪化しました。米国・イスラエルのイラン空爆(2/28)をきっかけに、3月2日にイラン革命防衛隊がホルムズ海峡の封鎖を宣言。3月7日にはホルムズ海峡の通航隻数が2月平均から97%減少し、WTI原油先物は3月末に一時104ドル付近まで上昇しました(3月で約40%上昇)。

日本の原油輸入の約9割は中東依存です。この影響が「ナフサ」という物質を通じて住宅建材に直撃します。

ナフサとは原油を精製する過程でできる物質で、住宅建材の多くはナフサを起点に作られています。

原料ルート最終建材
ナフサ → ベンゼン → MDI硬質ウレタンフォーム(断熱材)
ナフサ → エチレン → 塩化ビニル(PVC)樹脂サッシの枠
ナフサ → エチレン → ポリエチレン配管、防水シート

ナフサ価格が上がると、断熱材・樹脂サッシ・配管など住宅建材が軒並み上がります。

実際の値上げ状況(2026年春時点)

すでに国内ではメーカーレベルで値上げが始まっています。

建材・製品値上げ幅時期
カネライトフォーム(XPS断熱材)40%値上げ2026年4月1日出荷分〜
スタイロフォーム(XPS断熱材)40%値上げ2026年5月1日出荷分〜
シンナー製品(日本ペイント)75%値上げ2026年3月19日発表

ただし、カネライトフォームとスタイロフォームはXPS(押出法ポリスチレンフォーム)という断熱材の話です。一条工務店が使うウレタンフォームやEPSとは別の素材なので、この値上げが一条に直撃するわけではありません。


一条工務店への影響——自社工場の強みとわからないこと

一条の家はナフサ由来建材だらけ

まず前提として、一条工務店の家は他のハウスメーカーと比べてもナフサ由来の建材への依存度が高いです。

  • ウレタンフォーム断熱材(外側50mm + 内側140mm)— 原料のMDIはナフサ由来
  • トリプル樹脂サッシの枠(PVC = 塩化ビニル)— ナフサ由来
  • 床暖房の配管(ポリエチレン)— ナフサ由来
  • ハニカムシェード、防水シート、玄関ドアDANNJUの樹脂部分— いずれもナフサ由来

「性能特化」戦略を取る一条工務店は、断熱材を全面使用し、全窓に樹脂サッシを標準採用しているため、構造的にナフサへの依存度が高い設計になっています。

自社工場があることの意味

ただし、中小工務店と一条工務店では状況がまったく異なります。

中小工務店は国内の断熱材メーカーから建材を仕入れているため、メーカーの値上げがそのままコスト増になります。在庫確保も難しい状況です。

一方、一条工務店は断熱材やサッシをフィリピンの自社グループ工場で製造しています(公式サイトに明記)。一般流通品を使わないため、国内メーカーの値上げがそのまま来るわけではありません。また年間17,345戸を販売する規模感から、原材料の大口調達や在庫コントロールが可能です。

過去には供給ショックを乗り越えた実績もあります。

  • クリプトンガス供給停止時 → 窓ガラスを厚くして断熱性能低下を防止
  • フィリピン工場火災時 → ウレタンフォームからEPS(発泡ポリスチレン)に切り替え、約2ヶ月で復旧

財務面でも売上5,664億円・営業利益413億円(2025年3月期)・自己資本比率約46%と、中小工務店とは桁が違う体力があります。

正直「わからないこと」も多い

一条が自社工場を持っていても、原料(MDI、PVC)はナフサ由来です。原料コスト上昇の影響を完全に避けることはできません。

以下については現時点ではっきりわかりません。

  • フィリピン工場への原料調達ルートがホルムズ封鎖でどう影響を受けるか
  • 一条が今後値上げするかどうか、するならいつ・いくらか
  • 自社工場の原料在庫がどの程度あるか

推測で語るのは無責任なので、この記事では「わからない」と明記しておきます。


ステータス別——今あなたがやるべきこと

これから契約する人(最もリスクが高い)

値上げがあるとすれば、これから仮契約する人の坪単価に反映されます。一条工務店は仮契約の時点で坪単価が固定されます。

早めに動くことで現在の価格をキープできる可能性があります。ただし、焦って契約する必要はありません。自分の資金計画が整ったタイミングで判断することが大事です。

参考までに、仮契約の100万円は解約した場合でも返金されます。

仮契約済みの人(建物の金額は固定済み)

担当営業に直接確認した情報では、仮契約の時点で建物の金額は固定されています。ナフサショックが起きても、建物本体の費用に追加請求が来ることは基本的にありません。

着手承諾済みの人(安心してOK)

着手承諾済みであれば、建物の金額はさらに確定しています。基本的に心配不要です。

全員に共通——外構費用は高めに見積もる

どのステータスであっても、外構費用はナフサショックの影響を受ける可能性があります。フェンスやカーポートもナフサ由来の素材が多いからです。

営業さんに外構の概算を出してもらうときは、ナフサショックの影響分を上乗せして考えておくことをおすすめします。ネットでよく見かける「外構費200万円」といった相場は、現在の状況では参考にならない可能性があります。


まとめ

ステータス建物の金額外構・水道など
着手承諾済み固定(安心してOK)影響を受ける可能性あり
仮契約済み固定(担当営業確認済み)影響を受ける可能性あり
これから契約値上げが反映される可能性あり同左
  • ナフサショックは住宅業界全体に影響する深刻な問題
  • 一条工務店は自社工場を持つ分、中小工務店よりは対応力がある
  • ただし原料がナフサ由来である以上、影響ゼロとは言えない
  • 仮契約・着手承諾済みなら建物の金額は固定。影響は外構・水道など建物以外
  • これから契約する人は早めの情報収集と担当営業への確認を

担当の営業さんから何か説明があった方や、現在どの段階にいるかは人によって様々だと思います。YouTubeのコメント欄でぜひ教えてください。


この記事は2026年4月時点の情報に基づいています。中東情勢は日々変化するため、最新の状況は担当の営業さんに直接確認することをおすすめします。


ろれさん

ろれさん

一条工務店グランスマートで埼玉県に21坪の平屋を建てた施主。家づくりの経験をYouTube・ブログ・Webツールで発信中。

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