ろれさんの家の下がり天井は、最終承認の時点で50,000円(税抜)です。キッチンの上を、天井高2400mmから2200mmに下げています。

天井を下げると決めたことで、洗面台の吊り戸棚が天井とぶつかることが分かりました。ろれさんは吊り戸棚をなくして収めています。

結論|下がり天井は50,000円、吊り戸棚をなくして収めた

項目ろれさんの場合
下がり天井の費用50,000円(税抜、最終承認)
間接照明一条設定品「システム間接照明 水平タイプ(H)」88,000円(LDK+洋室の2か所分)
干渉洗面の吊り戸棚の上端2300mmが、下げた天井2200mmとぶつかる
解決吊り戸棚をなくし、天井は2200mmのまま奥まで下げた
間接照明の操作一条設定品のまま入り切り。調光はダウンライトで行う計画
ろれさんの下がり天井の結論3つ。費用は下がり天井施工50,000円(税抜)で、間接照明は別に88,000円。洗面の吊り戸棚の上端2300mmが下げた天井2200mmより高くぶつかったので吊り戸棚をなくした。一条設定の間接照明は入り切りだけで調光なし

下がり天井の影響で洗面台の吊り戸棚をなくした話は、動画でも話しています。

この記事の内容は動画でも解説しています(クリックで再生)


洗面の吊り戸棚とぶつかる|図面で見る干渉と解決

2025年3月の打ち合わせで、ろれさんはキッチン上の天井を2400mmから15cm下げ、CH(天井高)=2250にしました。

その後の打ち合わせで、キッチンの上全体を2200mmまで下げることにします。設計士の提案は、20cm下げれば天井に凹凸を作らずに全体を下げられ、照明の埋め込みも問題なくできる、というものでした。洗面の吊り戸棚とぶつかることが分かったのは、この計画に変えた直後です。

ろれさんの1階平面図のキッチン・洗面まわりを2枚並べた比較。左は2025年4月の図面で、キッチン上がCH=2200、洗面台は吊り戸棚つきの品番DS19-W444R。右は最終承認の図面で、CH=2200のまま洗面台は吊り戸棚なしの品番に変わり、洗面台の上に「上部アケル」と書かれている

吊り戸棚の上端は2300mm

契約のころの洗面台(グレイスドレッサー)は高さ800mmで、吊り戸棚の上端が最大2300mmになります。天井を2200mmで奥まで下げると、ちょうど100mm分ぶつかります。洗面台はその後、2025年11月の打ち合わせでキッチンに合わせて850mmにしたので、100mmは高さ800mmのときの数字です。

洗面台の断面イメージ。標準の天井2400mmに対して下がり天井は2200mm。洗面台の高さ800mm(2025年6月時点の値)、吊り戸棚の上端2300mmで、吊り戸棚が下がり天井に100mmぶつかる。カップボードの上扉は開けられるが全開まではできず、ストッパーが付く

キッチン側では、カップボードの上扉にも影響します。2200mmだと扉は開きますが、全開まではできません。天井にぶつからないようストッパーが付く仕様なので、開けられる面積が少し小さくなる、という説明でした。


設計士から出た3つの対処案

設計士から出た3つの対処案の比較表。A下げる範囲を洗面の手前で止めると吊り戸棚は使えるが、天井の切れ目が2か所に増えて見た目と金額が気になり、洗面側の扉が開かなくなる。B下げ幅を10cmに浅くすると吊り戸棚の2300mmに収まるが、一条設定の間接照明が入らない。C吊り戸棚をなくすと天井2200mmのまま奥まで下げられ一条設定の間接照明も入る(採用)

案A|下げる範囲を洗面の手前で止める

吊り戸棚はそのまま使えます。

その代わり、天井の切れ目が2か所になり、見た目がちぐはぐになります。下がり天井の側面が増えるので、金額が上がる可能性もありました。区切る位置によっては、洗面側の扉が開かなくなります。

案B|下げ幅を10cmに浅くする

吊り戸棚の上端2300mmに合わせて、天井を2300mmまでしか下げない案です。

この案では、一条設定の間接照明が入りません。理由は次の節で説明します。

案C|吊り戸棚をなくす(ろれさんが選んだ案)

天井は2200mmのまま奥まで下げられ、一条設定の間接照明も入ります。設計士によると、吊り戸棚なしの洗面台も選べて、高くて使いにくいからと外す人もいるそうです。吊り戸棚をなくしても、鏡まわりの照明は残ります。

ろれさんは、展示場で吊り戸棚を見たときに、高い位置にあって使いにくそうだと感じていました。降りてくるタイプの収納には魅力を感じていましたが、なくてもいいと考えました。洗面台をこの位置にしか置けなかったことも、上段の収納をなくす決め手になりました。

設計士は「吊り戸棚なし」と「今のまま」の両方で図面を作り、比べられるようにしてくれました。ろれさんは吊り戸棚なしの品番に決め、空いた洗面台の上は壁で埋めずに「上部アケル」(天井までの空間を残す)にしました。

グレイスドレッサーの上段を外す扱いはグレイスドレッサーの選び方、洗面台とカップボードの上をアケるか埋めるかはカップボード上の隙間の記事で詳しく書いています。

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下げ幅10cmだと間接照明が入らない理由

案Bで間接照明が入らないのは、天井を作る材料が厚みを取るからです。設計士の概算では、10cm下げてもボードや下地材で約6.3cmを使い、照明を入れる隙間は約3.7cmしか残りません。

下げ幅10cmと20cmの比較イメージ。下げ幅10cmではボードや下地材が約6.3cmを使い、照明の隙間は約3.7cmしか残らず一条設定の間接照明は入らない。下げ幅20cm(採用)なら天井高2200mmで一条設定の間接照明が入る

一条設定の間接照明は、ユニットになっているので安く入れられます。約3.7cmの隙間に収めるには、メーカーの器具を一から組むことになり、金額が大きく上がるという説明でした。


下がり天井と間接照明にかかった金額

2025年2月ごろの打ち合わせで、ろれさんは設計士から費用の目安を聞いています。天井下げが約5万円、一条設定の間接照明(横5マス分)が約5.9万円で、合わせて約11万円でした。

下がり天井と間接照明の金額(税抜)。2025年2月までは天井を下げない計画でどちらもなし。2025年3月にキッチン上を下げて下がり天井50,000円。2025年5月から11月はCH=2200にしてLDKに間接照明を入れ、50,000円と53,700円。2025年12月は洋室にも間接照明を足して40,000円と88,000円。2026年3月から最終承認までは50,000円と88,000円
時期下がり天井施工システム間接照明決めたこと
2025年2月までなしなし天井は下げない計画
2025年3月50,000円なしキッチン上をCH=2250に下げる
2025年5月〜11月50,000円53,700円CH=2200に変え、LDKに間接照明を1か所
2025年12月40,000円88,000円洋室にも間接照明を追加
2026年3月〜最終承認50,000円88,000円最終承認(2026年4月)の金額

金額はどれも標準仕様外工事の項目で、税抜です。

下がり天井は、15cm下げた3月も、20cmに変えた5月以降も50,000円です。2025年12月だけ40,000円でした。

LDKの間接照明の53,700円は、税込にすると59,070円で、設計士から聞いた目安の約5.9万円と同じくらいです。2025年12月の打ち合わせで洋室にも間接照明を足し、88,000円になりました。88,000円は2か所分をまとめた一式の金額です。

ちなみに、天井を下げてクロスを変え、メーカーの照明を大工さんに組んでもらう造作の間接照明は、打ち合わせで「合計20万円くらいの印象」と聞いています。造作の費用と注意点は造作間接照明の記事にまとめました。


一条設定の間接照明で決まっていること

以下は、ろれさんが打ち合わせで聞いた、一条設定の間接照明の制約です。

一条設定の間接照明で決まっていること。打ち合わせで聞いた制約は、調光はできず入り切りのみで色は電球色か白、ろれさんの家では下げ幅20cmのみで照明を隠す幕板はグレー、後から調光にするのは壁を剥がして配線をやり直す大がかりな工事。シーン設定に間接照明を含めると器具と天井下げの作り直しで約15万円かかる可能性があると設計士の概算。ろれさんは一条設定品のまま入り切りにした

調光はできず、入り切りのみ

ろれさんは、展示場で見た間接照明が調光できたので、一条設定品もできるものだと思っていました。設計士に聞くと、一条設定品は入り切りのみで、選べるのは電球色か白かだけです。展示場のものは、メーカーから取り寄せた器具の場合があります。

入り切りのスイッチと調光用のスイッチでは、壁の中の配線が変わります。後から明るさを変えたくなったら、壁を剥がして配線をやり直す大がかりな工事になります。調光したいなら、最初から調光前提の器具と配線にしておく必要があります。

ろれさんの家では下げ幅20cm、幕板はグレー

ろれさんの家で一条設定の間接照明を入れる部分は、下げ幅20cmのみと説明されました。照明を隠す板(幕板)の色もグレーで、変えられないと言われています。幕板の奥側の壁は、壁のクロスを巻き込む、白、天井と同じ木目の3つから選べます。

シーン設定に含めると約15万円の可能性

ろれさんはパナソニックのシーン設定(照明の明るさの組み合わせをボタン1つで呼び出す機能)も検討していました。間接照明をシーン設定に含めると、一条設定の器具は対応していないので、パナソニックの対応器具に替える必要が出るかもしれません。天井下げも照明に合わせて作り直すことになり、設計士の概算で約15万円かかる可能性があると言われました。

ろれさんは、間接照明を一条設定品のまま入り切りにすると決めました。調光は、LDKのダウンライトを調光対応のスイッチ(リモコン)にして行う計画です。照明全体の考え方はLDKの照明計画の記事にあります。

その代わり、パントリーの上段にコンセントを付けています。将来、Alexa対応のコンセントに替えれば、一条設定品以外の照明器具を間接照明のくぼみに入れられるようにするためです。コンセント計画はキッチンのこだわりの記事で紹介しています。

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【詳細】下がり天井を決める前に確認したい6つ

下がり天井を決める前に確認したい6つ。1下げる範囲に吊り戸棚はないか、2カップボードの上扉は全開できるか、3間接照明を入れるか(ろれさんの家では一条設定品の下げ幅は20cmだった)、4調光やシーン設定は要るか、5展示場の天井高は何mmか(2600mmから下げた展示場と2400mmから下げる家では印象が変わる)、6ダウンライトの枠の色
  1. 下げる範囲に吊り戸棚はないか
  2. カップボードの上扉は全開できるか
  3. 間接照明を入れるか
  4. 調光やシーン設定は要るか
  5. 展示場の天井高は何mmか。ろれさんが見たグランスマートの展示場(宿泊展示場とは別の棟)は、天井高が2600mmでした。2600mmから20cm下げても2400mm残りますが、標準2400mmの家では2200mmになります。同じ下げ幅でも、感じ方が変わります
  6. ダウンライトの枠の色。ろれさんは下げた天井のクロスに色を付けるので、キッチンのダウンライトを黒枠で計画しました。天井を下げないなら白枠に戻す、と設計士から言われています

キッチン上の下がり天井とカップボードの組み合わせでは、カップボード上の隙間が10cmもない見込みになりました。ほこりや虫がたまるのを避けたくて、ろれさんはカップボードの上を壁で埋めています。この判断はキッチンのこだわりの記事で紹介しています。


この記事の情報について

ろれさんはまだ入居前(建築中)なので、この記事は打ち合わせでの判断と見積・図面の数字をもとに書いています。金額や仕様は時期によって変わるので、担当者に確認してください。

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