一条工務店で建てている我が家、基礎の鉄筋が組み上がりました。
10月20日に現場を見に行くと、べた基礎の底一面に鉄筋が格子に組まれ、外周には立ち上がりの鉄筋も入っていました。現場の職人さんにも少しだけ話を聞けたので、見たことと聞いたことをまとめます。
一番印象に残ったのは、鉄筋の束に付いている荷札です。「スリーブ補強用」「エコキュート用」のように、その鉄筋を何に使うかが1つずつ書いてありました。
結論:鉄筋は用途ごとに切って届き、現場は並べるだけ
| 見たこと・聞いたこと | 中身 |
|---|---|
| 鉄筋の荷札 | 束ごとに「太さ・長さ・用途」が書いてある(スリーブ補強用、エコキュート用など) |
| 鉄筋の加工 | 使う場所に合わせて切った状態で届く。現場では並べるだけ(職人さんの話) |
| 鉄筋の高さ | 台に載せて10cmほど浮かせ、真ん中に来るようにしている(職人さんの話)。図面のスペーサーは高さ100mm |
| コンクリートの厚さ | 20cm。ほかの会社は15cm以下が多い(職人さんの話)。我が家の図面では220mm |
荷札は自分の目で見たもので、ほかの3つは現場の職人さんから聞いた話です。
どこにどの鉄筋を使うかが、工場の段階で決まっているんですよね。職人さんは届いた鉄筋を荷札のとおりに並べていけばいいので、作業が早く、間違いも起きにくいそうです。現場の人にとっても作業しやすい、と話していました。
ろれさんに紹介をお願いする鉄筋1本ずつに「何に使うか」の荷札
鉄筋の束には、こんな荷札が付いています。この束は「D13-1500《スリーブ補強用》」です。
D13は鉄筋の太さの呼び方で、1500は長さ(mm)です。スリーブは、基礎に配管を通すための穴のことです。コンクリートに穴が開くとそのまわりが弱くなるので、穴のまわりに鉄筋を足して補強します。その補強に使う鉄筋が、1500mmに切られて10本届いている、ということですね。
荷札には、ほかに宛先の事務所、施主の名前、地名、QRコードが印字されていました。写真ではぼかしています。
こちらは「D10-1850《エコキュート用》」。太さD10の鉄筋を1850mmに切ったものです。
エコキュートは家の外に置く給湯器で、置く場所にはコンクリートの土間を打ちます。その土間に入れる鉄筋まで、基礎の鉄筋と一緒に用途を書いて届いていました。
前回の記事で、捨てコンの中に砕石がむき出しのまま残っている所があると書きました。基礎図面で見ると、エコキュートとウッドデッキの土間を打つ範囲だった所です。今回はその砕石の上に、土間用の細い鉄筋が置かれていました。
鉄筋だけでなく、袋に入った小さな部材にも同じ形の荷札が付いていました。この袋は「プラロケット100」が110個です。
何がどこに使われるかが一目で分かるので、見ている施主としても安心できました。
鉄筋は浮かせて、コンクリートの真ん中に
格子に組まれた鉄筋は、地面にべったり置かれているわけではありません。緑色の台に載っていて、下の防湿シートから浮いています。
職人さんの話では、鉄筋を地面から10cmほど浮かせていて、コンクリートを流し込んだときに、鉄筋がコンクリートの真ん中に来るようにしているそうです。鉄筋がコンクリートの中にしっかり埋まっていないと、鉄筋を入れた意味が薄れてしまいますよね。この台は、そのための部材です。
全体の写真を見ると、緑色の台が底一面に等間隔で並んでいるのが分かります。
我が家の基礎図面の断面を見ると、スペーサーは「H=100」、つまり高さ100mmと書いてありました。職人さんの「10cmほど浮かせる」という話とぴったり合います。
コンクリートは20cm(職人さんの話)
職人さんからは、コンクリートの厚さの話も聞きました。
一条工務店は、べた基礎のコンクリートを20cmの厚さで打っているそうです。ほかの会社は15cm以下のことが多く、一条工務店はたくさん入れるので「生コン屋さんが儲かってしょうがない」と笑っていました。
我が家の基礎図面では、さきほどの断面の右側に「220」とあり、床のコンクリートの厚さは220mmになっています。厚くしっかり打つという職人さんの話は、図面とも合っていました。
ろれさんに紹介をお願いする切った状態で届くから、現場は並べるだけ
職人さんがいちばん強調していたのが、鉄筋の加工の話です。
職人さんの話では、長い鉄筋を現場に運んで、現場で切ったり曲げたりしてから組むことが多いそうです。一条工務店の現場には、使う場所に合わせて切った鉄筋が、荷札付きで届きます。写真の立ち上がりには、コの字に曲げた鉄筋も組み込まれていました。
現場では、届いた鉄筋を並べて結んでいくだけで作業が終わります。そのぶん作業の時間が短くなり、切り間違いのようなミスも起きにくくなります。現場の人からしても作業しやすい、という話でした。
どこにどの鉄筋をどう使うかが、完全に決まっているからできることなんですよね。家の仕様を細かく決めて工場で作り込む一条工務店らしさが、基礎の鉄筋にも出ているなと感じました。
現場には補強図も置いてあった
鉄筋の上には、どこにどう鉄筋を足すかを描いた補強図が置いてありました。写真の図面には「玄関口補強」と書かれています。
図面には施主の名前が入っているので、写真はほとんどぼかしています。荷札と補強図がそろっていて、どの鉄筋をどこに入れるかを現場で確かめられるようになっていました。
その他の現場写真
配筋の日に、現場を一周しながら撮った動画です(40秒)。
この記事の内容は動画でも解説しています(クリックで再生)
配筋の日に撮った写真も、まとめて載せておきます。これから基礎工事を迎える人が、配筋の様子をイメージする参考になればうれしいです。写真を押すと大きく表示されます。周りの家・車や、荷札・図面の名前などはぼかしています。
まとめ:荷札を見るだけでも、現場見学は面白い
基礎の配筋の日に現場で見たこと、聞いたことをまとめます。
- 鉄筋の束には、太さ・長さ・用途を書いた荷札が付いている(スリーブ補強用、エコキュート用など)
- 鉄筋は使う場所に合わせて切った状態で届き、現場では並べるだけ(職人さんの話)
- 鉄筋は台に載せて浮かせ、コンクリートの真ん中に来るようにしている(職人さんの話)
- コンクリートは職人さんの話で20cm、我が家の図面では220mm
鉄筋は、コンクリートを打つと見えなくなってしまいます。現場を見に行ける人は、配筋の日に荷札をのぞいてみると、どの鉄筋が何に使われるのかが分かって面白いですよ。現場を見るときは、作業の邪魔にならない範囲で見ています。
ここまでの工程は、配置確認から型枠までの記事にまとめています。
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