一条工務店で建てている我が家、基礎工事が進んでいます。

先日まとめた施主検査チェックリスト全145項目を持って、ここまでの現場を確かめてみました。配置確認から、基礎の外周の型枠が立つところまでです。

結論から書くと、はっきりした問題は見つかりませんでした。気になったのは、捨てコンの中に砕石がむき出しのまま残っている所が2か所あったことです。これは基礎図面で確かめると、エコキュートとウッドデッキの土間を打つ範囲でした。

図面は、着手承諾のあとに一条工務店にお願いしてもらったものです。言わないともらえない書類なので、この記事の後半で、どの図面がどのチェックに使えるかもまとめます。

基礎の外周に黄色い鋼製の型枠が立った我が家の現場。内側には防湿シートが広がり、手前に遣り方の杭と貫板がある。周りの家と電柱はぼかしている

結論:はっきりした問題はなし。気になった1点は図面で解決

工程日付見た項目結果
配置確認着工前地縄の位置(No.1・2)OK
地盤調査着工前測点の数(No.4)OK(4隅の4か所)
地盤改良10月5日改良体の本数・太さ(No.5)施工報告書で確認する
根切り・配管10月9日配管の口がふさがれているかOK
防湿シート10月14日破れ・めくれ(No.16)OK(重ね幅は未確認)
捨てコン10月14日砕石がむき出しの所図面で確認。エコキュートとウッドデッキの土間の範囲
チェックリストで見た我が家の現場の一覧。配置確認、地盤調査、根切り・配管、防湿シートはOK。地盤改良の本数・太さは報告書で確認する。捨てコンの砕石がむき出しの所は図面で確認して土間の範囲

No.は、施主検査チェックリスト全145項目の番号です。

ここまでの工程は、家の形がまだない時期です。それでも、地盤改良の報告書や防湿シートのように、あとから見えなくなるものがいくつもあります。工程ごとに写真で振り返ります。

現場は施主検査と関係なく見に行ける

最初に書いておきたいのが、工事中の現場の見方です。

我が家は家から現場が近いので、ほぼ毎日、自転車で運動がてら見に行っています。施主検査を申し込んでいるかどうかとは関係なく、現場は見られますし、写真も自由に撮れています。現場の職人さんも、嫌な顔をせずに笑顔で対応してくれます。

施主検査は、完成した家を引渡しの前に確かめる機会です。工事中の現場を見るのに、施主検査の申し込みは要りません。足場に乗るような危ないことはせず、作業の邪魔にならない範囲で見ています。

写真をAIにチェックしてもらう

今回のチェックは、現場の写真をたくさん撮って、AIにチェックリストと照らしてもらいました。漏れている所や気になる所がないかを見てもらう、という使い方です。

細かく見るのが苦手な人や、ホームインスペクションを入れない人には、手軽な方法だと思います。もちろん、人の目で見てもらうのが一番正確で的確です。気になった所は、図面と監督さんで確かめるのがいいと思います。

ろれさんに紹介をお願いする

配置確認と地盤調査(No.1〜4)

配置確認で地面に張られた黄色い地縄。砂利と土の敷地に家の外周を示す線が四角く張られている

配置確認では、家が建つ位置に地縄が張られます。チェックリストのNo.1・2は、地縄の位置が配置図どおりか、道路や隣地からの距離が合っているかを見る項目です。我が家も配置確認で地縄を確かめてから、次の地盤改良に進みました。地縄の張られ方は工事が始まったときの記事にまとめています。

地縄は細い縄なので、写真には写りにくいです。あとから見返すなら、境界杭から地縄までメジャーを当てた近い写真を残しておくと、距離が分かって安心です。

我が家のスクリューウエイト貫入試験の結果。測定点A1からD1の4か所で、深さごとの地盤の硬さがグラフになっている

No.4は地盤調査の測点の数です。スクリューウエイト貫入試験は、4隅付近を含めて4点以上で測るのが原則とされています。我が家の報告書では、測定点はA1からD1までの4か所で、家の4隅で測っていました。この結果から、べた基礎と柱状改良(ソイルセメント)、施工長の目安3mが選ばれています。

地盤改良(No.5)は施工報告書で確かめる

柱状改良の施工機が敷地に入っている様子。高いマストの機械と小さなショベルカーが並び、作業員が作業している。周りの家と電柱はぼかしている

10月5日、地盤改良の日です。高いマストのついた施工機が入り、地中でセメント系の固化材と土を混ぜて、柱のような改良体を作っていました。固化材の入った大きな袋は、トラックのクレーンで吊り上げて運んでいました。

チェックリストのNo.5は、改良体の本数・径・長さが報告書どおりかを見る項目です。終わってしまうと地面の中なので、現場を見ても本数までは分かりません。ここは施工報告書で確かめるしかないので、監督さんにお願いしようと思っています。

根切りと配管(10月9日)

根切りの溝と、地面から立ち上がった塩ビ管と桝のふた。管の口は青いテープやキャップでふさがれている。手前には遣り方の木杭と水糸がある

10月9日には、建物の周りに木の杭と板が巡らされ、細い糸が張られていました。これは遣り方といって、基礎の位置と高さの基準になるものです。配置確認の地縄とは別のもので、地縄よりも外側に作られます。

建物の外側には溝が掘られ、排水の塩ビ管と桝が並んでいました。見ておきたかったのは、管の口がふさがれているかです。工事中に土やゴミが入らないよう、口はふさいでおくものです。写真のとおり、口は青いテープやキャップでふさがれていました。

防湿シートと捨てコン(No.16)

建物の内側全面に水色の防湿シートが敷かれ、外周に灰色の捨てコンが帯状に打たれた現場。手前の捨てコンの中に、砕石がむき出しの部分がある

10月14日、砕石の上に水色の防湿シートが敷かれ、外周に捨てコンが打たれました。捨てコンが何のためのものかは、捨てコンの記事で詳しく紹介しています。

チェックリストのNo.16は、防湿シートに破れやめくれがないか、重ねが足りているかを見る項目です。写真で見る限り、破れやめくれは見当たりませんでした。シートの継ぎ目は帯のように色が濃く見えていて、重ねてあることは分かります。

重ねの幅は、写真では測れませんでした。気になる人は、捨てコンを打つ前に重ねの部分にメジャーを当てておくと安心です。

気になった1点:捨てコンの中の砕石は、図面で理由が分かった

帯状に打たれた捨てコンの中に、砕石がむき出しのまま残っている部分。そばには塩ビ管と、土の塊を載せた白い発泡スチロールのブロックがある

外周の捨てコンの帯の中に、砕石がむき出しのまま残っている所が2か所ありました。後から何かを打つ所なのかな、と思っていた所です。現場ではブロックを置いて、コンクリートが入らないように気をつけて打っていたので、わざと空けているのは確かでした。

我が家の基礎図面の平面図(名前などは切り取って外している)。建物の外周に基礎が回り、建物の外側に土間コンクリートを打つ範囲が斜線で描かれている

2か所は、エコキュートとウッドデッキの所です。基礎図面と見比べると、どちらも、あとで鉄筋入りの土間コンクリートを打つ範囲になっていました。

基礎図面のウッドデッキとエコキュートの土間の断面図。砕石の上に、鉄筋 D10 を400mm間隔で入れた土間コンクリートを打つ形になっている

図面の断面でも、この土間は砕石の上に直接打つ形になっています。捨てコンは基礎の位置を書いたり型枠を立てたりするための下地なので、土間の部分に打っていないのは図面どおりです。

図面があると、現場で気になった所をその場で確かめられます。次の章で、どんな図面がもらえるのかをまとめます。

言わないともらえない書類

基礎図面の表の部分。基礎幅165mm、アンカーボルトM12が107本、M16(65kN用)が10本、地盤改良は柱状改良、アンカーボルトM12の出寸法は基礎天端から155mm、設計基準強度24N/mm2スランプ15cm

我が家は着手承諾のあとに、一条工務店にお願いして図面をもらいました。これは言わないともらえない書類です。工事のチェックに使いたい人は、着工前にお願いしておくのがおすすめです。

書類載っていること使えるチェック
基礎図面鉄筋の太さと間隔、かぶり厚さ、アンカーボルトの本数と出る長さ、人通口、土間の範囲配筋・アンカーボルト(No.17〜29)
構造図面(土台・梁伏せ・母屋)土台・大引・梁の大きさと位置、部材の番号土台を据えるとき・上棟(工程3)
水道図面給水・排水の配管の位置先行配管の位置(No.38)
電気図面コンセント・スイッチ・照明の位置電気の位置(No.84)
内部耐力壁指示図耐力壁の位置面材(No.51)
構造図面の1階床の平面図(名前などは切り取って外している)。土台は140×140、大引は89×89などの寸法と、部材ごとの番号が書かれている

構造図面には、土台は140×140、大引は89×89のように、部材ごとの大きさと番号が載っています。土台を据える日に見比べると、どの部材がどこに入るのかが分かります。

ろれさんに紹介をお願いする

外周の型枠が立った(10月19日)

10月19日には、基礎の外周に黄色い鋼製の型枠が立ちました。鉄筋はまだ入っていません。

ここから先が、基礎工事の山場です。鉄筋を組む配筋(No.17〜29)のあとにコンクリートを打つと、鉄筋はもう見えなくなります。チェックリストでは「コンクリートを打つ前」を、後から見えなくなる6つのタイミングの1つ目にしています。

基礎図面の外周の基礎の断面図。立上りにD16とD10、床(底盤)にD13を200mm間隔で入れ、下に捨てコン、砕石、防湿フィルム0.1mm、高さ100のスペーサーがある

次に見る所は、基礎図面の数字で決めておきます。

見る所我が家の基礎図面の数字チェックリスト
床の鉄筋の太さと間隔D13を200mm間隔No.17・18
かぶり厚さ(鉄筋からコンクリートの表面までの厚さ)立上り40mm、底盤60mm。高さ100のスペーサーで浮かせるNo.22・23
アンカーボルトの本数M12が107本、M16(65kN用)が10本No.28・29
アンカーボルトが基礎の上に出る長さ基礎天端から155mmNo.28
人通口や配管まわりの補強筋図面の位置どおりかNo.25

基礎の工程だけを印刷できるA4のチェックリストも用意しています。現場に持っていくときに使ってください。

まとめ

  • 施主検査チェックリストで、配置確認から基礎の外周の型枠まで、我が家の現場を確かめた
  • 配置確認、地盤調査、配管の口、防湿シートの破れは問題なし
  • 地盤改良の本数・太さと、防湿シートの重ね幅は、写真では確かめられなかった。報告書と現場で確認する
  • 捨てコンの中に砕石がむき出しの所が2か所あった。基礎図面で、エコキュートとウッドデッキの土間の範囲だと分かった
  • 図面は言わないともらえない。着手承諾のあとにお願いすると、チェックが具体的になる
  • 次は配筋。基礎図面の数字(鉄筋の間隔、アンカーボルトの本数)と現場を見比べる

ここから先も、チェックリストで見た結果を記事と動画で紹介していきます。

ろれさんに紹介をお願いする

参考にした情報