時期根切り〜配筋〜打設〜型枠をはずした後
要点配筋・かぶり厚・アンカーボルトは打設後に直せない。配筋の日と型枠をはずした日の2回見に行く
| 部位 | チェック項目と判断の目安 | 撮る写真 | メモ | |
|---|---|---|---|---|
| 基礎形式・寸法No.15 | 重要 基礎形式(べた基礎・布基礎)が地盤調査の判定と一致し、立上りの幅・高さ、底盤の厚さが図面どおりか 告示1347号: べた基礎は立上り地上30cm以上・厚さ12cm以上、底盤12cm以上。布基礎は底盤15cm以上・根入れ24cm以上。一条の立上り幅を160mmとする施主ブログがある(公式ページでは未確認)。図面より薄いものはさくら事務所の分類で重要度A | 底盤全体の俯瞰。型枠をはずした後、天端に定規を当てて幅、地面から天端までメジャーを縦に当てて高さ | ||
| 防湿シートNo.16 | 砕石の上の防湿シートに破れ・めくれがなく、重ねが足りているか 防湿フィルムは厚さ0.1mm以上。めくれは結露・カビ・シロアリの原因 | シート全面の全景と、重ね・破れの近景 | ||
| 配筋No.17 | 重要 鉄筋の径と本数が基礎伏図どおりか 告示の最低基準は主筋12mm以上、補強筋9mm以上。グランセゾンの例では立上り上下D16、縦D10、底盤D13 | 鉄筋の節の刻印が読める接写。径にメジャーを当てた近景 | ||
| 配筋No.18 | 重要 配筋ピッチが図面どおりか。鉄筋に傾き・曲がり・たれがないか 一条公式のピッチは200mm(告示は300mm以下)。さくら事務所の集計では配筋の指摘率が約7割(71%、2019〜2020年) | 鉄筋と直角にメジャーを当て、3マス分が読める近景。位置がわかる全景 | ||
| 配筋No.19 | 重要 鉄筋どうしの空きが足りているか、必要な鉄筋の入れ忘れがないか 図面の鉄筋がすべてあり、コンクリートが回る間隔があること | 端部と深基礎まわりの近景と、位置がわかる全景 | ||
| 配筋No.20 | 重要 鉄筋の結束が足りているか、3本以上まとめて結束・束ねていないか 多重結束や束ねはコンクリートの充填を妨げる | 交差部と重ね部の近景 | ||
| 配筋No.21 | 重要 溶接した鉄筋の溶接部に剥がれがないか 溶接部が剥がれたままにしないこと | 溶接部の接写 | ||
| かぶり厚さNo.22 | 重要 底盤と立上りのかぶり厚さ。スリーブ周りと立上り筋の傾きで不足しやすい 施行令79条: 立上り40mm以上、底盤(捨コンを除く)60mm以上 | スペーサーにメジャーを当てて真横から。立上りは型枠と鉄筋の間にメジャーを入れて撮る | ||
| スペーサーNo.23 | 重要 スペーサーの数・大きさが足りていて、倒れていないか 設置間隔は1mごとが目安。一条の現場では高さ10cmのスペーサーを底盤5マスに1個 | スペーサーが数えられる斜め上からの全景 | ||
| 定着・継手No.24 | 重要 重ね継手と定着の長さ 設計図書どおり(例: 40d。D13なら520mm、D16なら640mm)。施行令73条 | 継手の両端が入るようにメジャーを当てる。コーナーの定着も同様 | ||
| 開口部の補強No.25 | 重要 人通口・換気口・配管まわりに補強筋が入っているか 換気口の周りは径9mm以上の補強筋(告示1347号)。人通口・スリーブ周りは設計図どおりの補強筋。図面の人通口が施工されていること | 開口ごとの近景(補強筋の両端が入るように) | ||
| スリーブNo.26 | 重要 給排水スリーブの寸法・間隔が図面どおりか スリーブどうしの間隔は孔径の3倍を目安にしている施主ブログがある。図面の寸法と照合する | スリーブどうしの間隔と鉄筋からの離れにメジャーを当てる | ||
| 配管工事後No.27 | 重要 配管工事で鉄筋が切られていないか、型枠剥離剤が鉄筋に付いていないか 切断がないこと。切った場合は補強されていること | 配管まわりの近景 | ||
| アンカーボルトNo.28 | 重要 アンカーボルトの位置・本数・垂直・埋込み長さ、治具での固定 基礎伏図どおり。M12かM16で埋込み250mm以上。打設後は直せない | 1本ずつ、型枠の端からの距離にメジャーを当てる。真横から傾きがわかる写真。全体の俯瞰 | ||
| ホールダウン用アンカーNo.29 | 重要 ホールダウン用アンカーの位置・本数・埋込み長さ 基礎幅の中心にあり垂直。短期許容耐力25kN以下なら埋込み360mm以上 | 立上りの中心からアンカーまでメジャーを当てる | ||
| 配筋検査の記録No.30 | 重要 配筋検査の写真がアルバムに載るか、自分の写真と同じ場所を見比べる グラン・スマートの例では、下請けの名義でアルバムの「配筋検査」に載った | アルバムの写真を保存し、自分の写真と並べる | ||
| コンクリートNo.31 | 重要 生コンの呼び強度・スランプ・練混ぜから打設までの時間 施行令74条: 4週圧縮強度12N/mm2以上。一条の現場の例では基礎は30N | 生コン車ごとの納品書(呼び強度、スランプ、出荷時刻) | ||
| 打設・養生No.32 | 重要 打設日の天気と、打設後の養生 施行令75条: 打込み後5日間はコンクリート温度を2℃以上に保ち、乾燥や振動を避ける | 打設当日の全景、気象庁の当日の天気のスクリーンショット、養生シートの状態 | ||
| 型枠をはずす時期No.33 | 重要 型枠を残しておく期間が足りているか 告示110号: 普通セメントで平均気温15℃以上は3日、5〜15℃は5日、5℃未満は8日 | 打設日と型枠をはずした日の写真を残し、撮影日時で日数を数える | ||
| 型枠をはずした後No.34 | 重要 立上りにジャンカ(豆板)・気泡・型枠内のゴミがないか 軽微なら補修、重度は作り直しもある。補修方法は具体的に指定して依頼する | 立上りを一周順番に撮る。気になる箇所は深さにメジャーを当てる | ||
| 型枠をはずした後No.35 | 重要 底盤と立上りの打ち継ぎ部に隙間がないか 雨水が入りうる隙間がないこと | 継ぎ目の近景を外周で順番に撮る | ||
| 型枠をはずした後No.36 | 重要 基礎のひび割れの幅、欠損、鉄筋の露出 告示1653号(建設住宅性能評価書のある住宅の紛争処理の参考基準): 幅0.3mm未満は瑕疵の可能性が低い、0.5mm以上かさび汁ありは高い。欠損は深さ20mm以上で高い | クラックスケールを当てた接写 | ||
| 防蟻No.37 | 基礎を貫通する配管にさや管があり、貫通部に防蟻処理がされているか さや管の中の配管と貫通部に防蟻剤があること | 貫通部ごとの近景 | ||
| 先行配管No.38 | 給排水の配管の位置が配管図・基礎図と合っているか、継手に接着剤が塗られているか 図面どおり。透明な継手で接着剤を確認できる | 配管図を画面に出し同じ構図で撮る。立上りからの距離にメジャー。継手の接写 | ||
| 防湿コンクリートNo.39 | 布基礎の防湿コンクリートの厚さと、防蟻材の散布 布基礎の家 劣化対策は60mm以上。一条の現場の例では設計基準8cm、オレンジ色の防蟻材を散布し打ち継ぎにも塗っていた | 打設面にメジャーを垂直に当てる。防蟻材を散布した面の全景 | ||
| 打設の立会いNo.40 | 打設の最初に圧送する先行モルタルを、基礎に打ち込まず捨てているか 先行モルタルは型枠内に打ち込まず廃棄するのが原則(JASS5) | 先行モルタルを捨てている場面の写真 |