一条工務店が、2026年11月1日に坪単価を値上げしました。 平屋は坪25,000円、2階建ては坪15,000円の値上げです。

数字だけ見ると大きな値上げですよね。 ただ、同じタイミングでベタ基礎が標準になりました。 これまで40万円前後のオプションとして払っていた分が本体価格に入ったので、実質の値上げは坪5,000円前後です。

この記事では、埼玉県で21坪の平屋を建築中のろれさんが担当営業に確認した内容と、ろれさんの見積書の数字をもとに、今回の値上げを整理します。 あわせて、紹介特典に新しく加わった選択肢も、カタログの価格つきでまとめました。

2026年11月1日の一条工務店の値上げ。平屋は坪2.5万円、2階建ては坪1.5万円の値上げ。その代わりベタ基礎が標準になり、ベタ基礎の分を引くと実質の値上げは坪5,000円前後

結論:見た目は坪1.5〜2.5万円、実質は坪5,000円前後の値上げ

項目内容
値上げの時期2026年11月1日
平屋坪25,000円の値上げ
2階建て坪15,000円の値上げ
同時に変わったことベタ基礎が標準になった(これまでは40万円前後のオプション)
実質の値上げ平屋・2階建てとも坪5,000円前後
紹介特典カップボードはそのまま。フロントオープン食洗機と「ナイトストーン+日立IH」が追加

ろれさんの担当営業も「実質は坪5,000円前後」という説明でした。 「坪単価が2.5万円も上がった」と身構えるより、「ベタ基礎が全員の標準になって、そのぶん本体価格に入った」と受け止めるのが実態に近いです。 言いかえると、11月からは布基礎で一条の家を建てる選択肢がなくなりました。


ベタ基礎の分を引くと、ほとんど値上げになっていない

値上げの中身を、ろれさんの見積書で確かめてみます。

ろれさんの見積書の標準仕様外工事の欄。柱状地盤改良705,000円、ベタ基礎442,400円、エアコン工事一式253,300円、照明器具190,275円。ベタ基礎の行を赤枠で強調。ベタ基礎は税抜442,400円、税込486,640円、施工面積21.17坪の平屋

ろれさんの見積書では、ベタ基礎は「標準仕様外工事」の欄に入っていて、442,400円(税抜)でした。 税込にすると486,640円です。 地盤改良とは別に、基礎だけでこれだけかかっていました。

ろれさんの家は施工面積21.17坪の平屋なので、この金額を坪単価に直してみます。

ベタ基礎の費用を坪単価に直す計算。442,400円÷21.17坪=約2.1万円/坪、税込なら約2.3万円/坪。平屋の値上げ2.5万円/坪からベタ基礎の分2.1〜2.3万円/坪を引くと0.2〜0.4万円/坪で、営業さんの言う実質坪5,000円前後と同じくらい
計算金額
ベタ基礎(税抜)÷ 施工面積442,400円 ÷ 21.17坪 = 約20,900円/坪
税込にした場合486,640円 ÷ 21.17坪 = 約23,000円/坪
平屋の値上げ25,000円/坪
差し引き約2,000〜4,000円/坪

平屋の値上げ2.5万円のうち、2.1〜2.3万円はベタ基礎の分で説明できます。 差し引くと、残るのは坪2,000〜4,000円です。 営業さんの言う「実質は坪5,000円前後」と、同じくらいの規模ですね。 ろれさんの見積もりは2年近く前の価格なので、今のベタ基礎の価格で計算すると、実質の値上げはさらに小さいかもしれません。

ろれさんの見積書の全項目は一条工務店の坪単価の記事で公開しています。


平屋のほうが値上げ幅が大きいのは、基礎の広さが違うから

平屋は坪2.5万円、2階建ては坪1.5万円と、値上げ幅に1万円の差があります。 これも、ベタ基礎の標準化で説明がつきます。

平屋と2階建ての基礎の広さの比較。平屋35坪は基礎も35坪ぶんで、ベタ基礎は坪あたり約2万円、値上げ2.5万円から引くと実質約5,000円。2階建て35坪は1階17.5坪で基礎も17.5坪ぶん、ベタ基礎は坪あたり約1万円、値上げ1.5万円から引くと実質約5,000円

ベタ基礎の費用は、基礎の広さでほぼ決まります。 平屋は延床と同じ広さの基礎が要りますが、1階と2階が同じ広さの2階建てなら、基礎は延床の約半分で済みます。 同じ35坪の家でも、2階建ての基礎は17.5坪ぶんしかありません。

平屋2階建て
基礎の広さ延床と同じ延床の約半分
ベタ基礎の坪あたりの負担約2万円約1万円
値上げ2.5万円1.5万円
差し引き(実質)約5,000円約5,000円

坪あたりで割ると、2階建てのベタ基礎の負担は平屋の約半分になります。 平屋のほうが値上げ幅が大きいのは、それだけベタ基礎の分が多く乗っているからです。 差し引くとどちらも坪5,000円前後になり、きれいにそろいます。


35坪の家なら、実質の値上げは約17.5万円

坪単価だけだとピンときにくいので、35坪の家で計算してみます。

35坪の家で見た値上げ。平屋は見た目の値上げ87.5万円、ベタ基礎の標準化の分約70万円、実質約17.5万円。2階建ては見た目の値上げ52.5万円、ベタ基礎の標準化の分約35万円、実質約17.5万円
35坪の家見た目の値上げベタ基礎の標準化の分実質の値上げ
平屋+87.5万円約70万円約17.5万円
2階建て+52.5万円約35万円約17.5万円

見積書の本体価格は、平屋で87.5万円、2階建てで52.5万円上がります。 ただ、そのうち平屋で約70万円、2階建てで約35万円は、これまでもベタ基礎のオプションとして払っていたお金です。 新しく増える負担は、どちらも20万円弱と考えておけばよさそうです。

実際の金額は、間取りや地域、商品で変わります。 自分の家でいくらになるかは、見積もりで確認してください。

ろれさんに紹介をお願いする

紹介特典はカップボードのまま、フロントオープン食洗機とIHも選べるように

値上げと同じタイミングで、紹介特典の選択肢も増えました。 ろれさんが担当営業に確認した内容は次のとおりです。

  • カップボードは、これまでどおり選べる
  • フロントオープン食洗機が、新しく選べるようになった
  • 「ナイトストーン+日立のIH」が、新しく選べるようになった
  • すでに契約している人も、さかのぼって新しい選択肢から選べる
紹介特典で選べるもののカタログ価格の比較。グレイスカップボード幅180cmが354,200円、新しく追加されたナイトストーン+日立IHが284,900円(132,000円+152,900円)、フロントオープン食洗機が275,000円(グレイスキッチン専用)

それぞれの価格を、GRAND SMART のカタログ(2026年10月13日時点の仕様)で調べました。 価格はすべて税込です。

選択肢中身カタログ価格(税込)
グレイスカップボードベーシックタイプ 幅180cm(ろれさんと同じ幅)354,200円
ナイトストーン+日立IH(新)キッチンの扉色ナイトストーン 132,000円+日立製オールメタル対応IH(HT-N2500KTWF)152,900円284,900円
フロントオープン食洗機(新)フロントオープン食器洗い乾燥機(NP-60EF1W)。グレイスキッチン専用275,000円

金額でいちばん大きいのは、変わらずカップボードです。 迷ったらカップボード、という考え方はこれまでどおり通用します。

一方で、カップボードは社外品にしたい人や、キッチンを黒でそろえたい人にとっては、選べる幅が広がりました。 ナイトストーンは、グレイスキッチンを石目調の濃い色にする扉色です。 日立のIHは、標準のIHより天板が広く、グリルのカメラなど機能が多いモデルです。 フロントオープン食洗機は扉が手前に開くタイプで、グレイスキッチンでしか選べません。 キッチンの組み合わせによっては計画できない場合もあるので、設計担当に確認してください。

カップボードとほかの選択肢をどう選ぶかは、紹介特典のオプションの選び方で詳しく書いています。 紹介制度そのものの仕組みは一条工務店の紹介制度にまとめました。


「11月からカップボードが紹介特典の対象外になる」という情報について

ネットでは、11月以降に仮契約すると紹介特典でカップボードを選べなくなるかもしれない、という情報が出回っていました。 カップボードが目当てで、11月前の契約を急いだ人もいるかもしれませんね。

「11月からカップボードが特典の対象外」は本当かの比較。ネットで見かけた情報は、11月以降に仮契約すると紹介特典でカップボードを選べなくなるかもというもので、出どころは施主どうしのうわさ。担当営業に確認した結果は、カップボードはそのまま選べる、フロントオープン食洗機とナイトストーン+日立IHが追加、すでに契約した人もさかのぼって選べる

ろれさんが担当営業に確認したところ、カップボードは11月以降もそのまま選べます。 対象外になるどころか、選択肢が増えて、すでに契約した人までさかのぼって選べるようになりました。 特典が減る心配はしなくて大丈夫です。


【詳細】これから契約する人が確認しておきたいこと

今回の変更で、営業担当に確認しておくとよいことをまとめます。 ここに書いたのは、ろれさんの担当営業から聞いた範囲の話です。 商品や地域で扱いが違うこともあるので、最終的には自分の担当営業に聞いてください。

確認すること理由
自分の商品・階数での値上げ額ろれさんが聞いたのは平屋と2階建ての金額。商品ごとの違いは確認が要る
10月までに仮契約した人の扱い仮契約で坪単価が固定されている人に、ベタ基礎の扱いがどう適用されるか
見積書のベタ基礎の行11月以降の見積もりで、標準仕様外工事の欄にベタ基礎が残っていないか
紹介特典の新しい選択肢の条件フロントオープン食洗機はグレイスキッチン専用。キッチンの形やサイズで選べないことがある
契約済みの人のさかのぼりどの時点の契約まで、いつまでに選び直せるか

ろれさんのようにベタ基礎をオプションで付けるつもりだった人にとっては、最初から本体価格に入っているほうが、資金計画を立てやすくなります。 地盤改良とベタ基礎の費用の関係は地盤改良の記事で詳しく書いています。


まとめ

2026年11月の一条工務店の値上げを、もう一度整理します。

  • 2026年11月1日から、平屋は坪25,000円、2階建ては坪15,000円の値上げ
  • 同時にベタ基礎が標準になった。11月からは布基礎で建てる選択肢がない
  • ベタ基礎の分を差し引くと、実質の値上げは平屋・2階建てとも坪5,000円前後
  • 紹介特典はカップボードのまま。フロントオープン食洗機(275,000円)と、ナイトストーン+日立IH(284,900円)が加わった
  • 金額でいちばん大きいのは、変わらずカップボード(幅180cmで354,200円)

「坪2.5万円の大幅値上げ」という見出しだけ見ると不安になりますが、中身を見るとベタ基礎の置き換えがほとんどです。 紹介特典も減るどころか増えているので、これから一条工務店を検討する人にとっては、むしろ選びやすくなった変更だと思います。

一条工務店で家を建てるなら、紹介制度もあわせてチェックしてみてください。

ろれさんに紹介をお願いする

参考にした一次情報

  • ろれさんが担当営業に確認した内容(2026年11月)
  • ろれさんの一条工務店の見積書(標準仕様外工事の欄)
  • 一条工務店 GRAND SMART「お住まい検討シート」2026年10月13日時点の仕様(グレイスカップボード、グレイスキッチンの扉色、加熱調理機・食器洗い乾燥機のページ)

カタログの画像と文章は載せず、価格を要約して自作の図表にまとめています。