HUGme(ハグミー)は、一条工務店が用意した102のプランから間取りを選ぶ規格住宅です。

ろれさんは埼玉県で一条工務店の家を建てていて、最初に資金計画書を出してもらった商品がHUGmeでした。この記事では、そのときの平屋2LDKの見積の実額と、2026年10月時点の公式サイトの情報をもとに、HUGmeの価格、標準仕様、ほかの商品との違いをまとめました。


HUGmeを3行で

項目内容
どんな商品か102プランから選ぶ規格住宅。本体価格は1,490万円から(税込1,639万円)
性能断熱等級6、2倍耐震、外壁全面タイルが標準。全館床暖房、トリプルガラス、太陽光はオプション
ろれさんの見積平屋2LDK、施工面積23.67坪。建物本体63.0万円/坪、建築工事費合計(税込)100.9万円/坪
HUGmeを3行で。どんな商品か:102プランから選ぶ一条工務店の規格住宅で、本体価格は1,490万円から(税込1,639万円)、平屋27プラン(約22〜33坪)と2階建て75プラン(約29〜37坪)。性能:断熱等級6・2倍耐震・全面タイル外壁が標準で、全館床暖房・トリプルガラス・太陽光・蓄電池はオプション。ろれさんの見積:平屋2LDK・施工面積23.67坪で建物本体63.0万円/坪、建築工事費合計(税込)23,884,633円で100.9万円/坪

HUGmeの建物本体の坪単価は、ろれさんが見積を取った5商品の中で最も低い63.0万円/坪でした。ただし決まったプランから選ぶので、家の広さはプランで決まります。同じ月に取った見積では、5坪あまり小さいi-cubeのほうが、税込の総額で約85万円安くなりました。


ろれさんのHUGmeの見積は税込2,388万円

2024年10月、ろれさんが一条工務店から最初に受け取った資金計画書がHUGmeでした。プランは南向き玄関の平屋2LDKで、延床面積77.01㎡(23.29坪)、施工面積78.26㎡(23.67坪)、建物の大きさは約11.8m×約7.3mです。このプランは2026年10月時点の公式の間取りプラン集にも載っています。

HUGmeの坪63.0万円が100.9万円になるまで。建物本体14,922,303円(63.0万円/坪)に、建築申請など289,000円、付帯工事1,417,000円、標準仕様外工事(オプション)2,856,500円、太陽光・蓄電池(11.760kW)2,228,500円を足して建物工事費合計(税抜)21,713,303円(91.7万円/坪)。消費税2,171,330円を足して建築工事費合計(税込)23,884,633円(100.9万円/坪)。平屋2LDK・施工面積23.67坪、土地・外構・諸費用は含まない
項目金額坪単価
建物本体工事14,922,303円63.0万円
建築申請など289,000円1.2万円
付帯工事1,417,000円6.0万円
標準仕様外工事(オプション)2,856,500円12.1万円
太陽光・蓄電池(11.760kW)2,228,500円9.4万円
建物工事費合計(税抜)21,713,303円91.7万円
建築工事費合計(税込)23,884,633円100.9万円

坪単価は、施工面積23.67坪で割った値です。一条工務店に払う建物の金額は、税込で坪100.9万円でした。この表は一条工務店との建物の工事の金額で、土地、外構、登記などの費用は入っていません。

資金計画書の、一条工務店に払う金額の欄はこうなっています。

ろれさんのHUGmeの資金計画書(2024年10月)の切り抜き。建築工事に関する費用の欄。建築工事費用合計(税込)23,884,633円

坪単価は数え方で63万〜103万円になる

Web上ではHUGmeの坪単価が約50万円から70万円台まで、記事によってばらばらに紹介されています。何を何で割るかが記事ごとに違うためで、ろれさんの同じ見積でも、数え方を変えると次のように変わります。

同じ見積でも、坪単価は数え方で63万〜103万円。建物本体÷施工面積は63.0万円(見積書の㎡単価190,676円を坪に直した値)、建物本体÷延床面積(77.01㎡=23.29坪)は64.1万円、建物工事費合計(税抜)÷施工面積は91.7万円、建築工事費合計(税込)÷施工面積は100.9万円、建築工事費合計(税込)÷延床面積は102.6万円。ろれさんのHUGme平屋2LDKの見積(2024年10月)
数え方坪単価
建物本体 ÷ 施工面積(見積書の㎡単価190,676円を坪に直した値)63.0万円
建物本体 ÷ 延床面積(77.01㎡、23.29坪)64.1万円
建物工事費合計(税抜)÷ 施工面積91.7万円
建築工事費合計(税込)÷ 施工面積100.9万円
建築工事費合計(税込)÷ 延床面積102.6万円

坪単価を見比べるときは、建物本体だけの数字か、申請費用やオプション、消費税まで入れた数字かを先に確かめてください。この記事の坪単価は、すべて施工面積で割っています。

公式の「1,490万円から」に含まれないもの

ろれさんの見積の建物本体14,922,303円(税抜)は、公式サイトの「1,490万円から」とほぼ同じ金額です。公式サイトの注記では、本体価格に次の費用は含まれないと書かれています。

本体価格に含まれない費用(公式サイトの注記)
敷地調査、建築確認申請、仮設工事
外構工事、屋外給排水工事
オプション(カスタム)仕様
照明、家具、家電、登記
地盤改良、別途基礎工事(建築地によって必要な場合)

ろれさんの見積では、こうした費用のうち建物の工事にかかるものが「建築申請など」「付帯工事」「標準仕様外工事」の行に分かれて載っています。太陽光と蓄電池もカスタムなので、載せるかどうかで総額が200万円以上変わります。

Web上の施主ブログやまとめ記事では、HUGmeの総額(土地を除く)は2,400万〜2,800万円ほどと紹介されています。ろれさんの2,388万円は、その範囲の下限に近い金額です。HUGmeの見積を比べるときは、本体価格ではなく税込の建築工事費合計で並べてください。

HUGmeでオプションになる全館床暖房と窓

標準仕様外工事2,856,500円のうち、i-smile+から上の商品では標準になる2行が全館床暖房と窓でした。

項目金額(税抜)
全館床暖房465,800円
防犯トリプルガラスの樹脂サッシへの変更(差額)473,400円
柱状地盤改良、ベタ基礎、カップボード、電気工事の追加など残りの1,917,300円

全館床暖房とトリプルガラスの2行だけで939,200円です。i-smile+から上の商品では、どちらも標準で付きます。地盤改良とベタ基礎は商品に関係なく、土地の条件によって必要になる工事です。

オプション価格の目安と、ろれさんの実額

Web上で紹介されているオプション価格の目安と、ろれさんの見積の実額を並べます。

HUGmeのオプション価格:ろれさんの実額とWeb上の目安。全館床暖房はろれさん465,800円(施工面積で割ると約2.0万円/坪)、Web上の目安は約2.2万円/坪(30坪で約66万円)。防犯トリプルガラスは473,400円(差額、約2.0万円/坪)、目安は約2.2万円/坪。太陽光・蓄電池は2,228,500円(11.760kW)、目安は約200万〜250万円。ベタ基礎は見積に行があり、ほかの商品の見積では383,800〜437,800円、目安は約30万〜40万円。ハイドロテクトタイルは付けておらず目安は約1.8万円/坪。食器洗い乾燥機は付けておらず目安は約6万円
項目ろれさんの見積(2024年10月)Web上の目安
全館床暖房465,800円(約2.0万円/坪)約2.2万円/坪
防犯トリプルガラス473,400円(差額、約2.0万円/坪)約2.2万円/坪
太陽光・蓄電池2,228,500円(11.760kW)約200万〜250万円
ベタ基礎見積に行あり(ほかの商品の見積では383,800〜437,800円)約30万〜40万円
ハイドロテクトタイル付けていない約1.8万円/坪
食器洗い乾燥機付けていない約6万円

Web上の目安は、複数の施主ブログやまとめ記事で一致していた値で、一条工務店の公式発表ではありません。坪あたりで決まるオプションは家が広いほど高くなります。約2.2万円/坪で計算すると、30坪のプランなら床暖房とトリプルガラスで約130万円です。


同じ月に取ったi-cube、i-smile+との総額

ろれさんは同じ2024年10月に、HUGmeのほかにi-cube IIIとi-smile II+の見積も取りました。

同じ月に取った3商品の見積(税込の総額)。HUGme(10/13・23.67坪・平屋)は23,884,633円で坪あたり100.9万円、i-cube III(10/21・18.29坪)は23,039,615円で126.0万円、i-smile II+(10/29・20.04坪)は22,645,018円で113.0万円。HUGmeは坪あたりは一番安いが、i-cubeより5.38坪広く、総額は845,018円高かった。太陽光はHUGmeが11.760kW、ほかの2つは13.475kW
商品(見積の日)施工面積建物本体建築工事費合計(税込)坪あたり(税込)
HUGme(10/13)78.26㎡(23.67坪)14,922,303円23,884,633円100.9万円
i-cube III(10/21)60.45㎡(18.29坪)14,884,905円23,039,615円126.0万円
i-smile II+(10/29)66.24㎡(20.04坪)14,736,280円22,645,018円113.0万円

i-smile II+の見積書の、一条工務店に払う金額の欄です。

ろれさんのi-smile II+の見積書(2024年10月29日、66.24㎡)の切り抜き。建物本体工事14,736,280円、建築申請・その他業務254,300円、付帯・屋外給排水等工事1,417,000円、標準仕様外工事1,693,800円、太陽光・蓄電池2,485,000円、建物工事費合計20,586,380円、消費税2,058,638円、建築工事費用合計(税込)22,645,018円

3つの見積の建物本体は、ほとんど同じ金額です。HUGmeは坪あたりがいちばん安い一方で、i-cubeより17.81㎡(5.38坪)広く、税込の総額は845,018円高くなりました。

この差には、面積の違いのほかに、オプションと太陽光の違いも入っています。HUGmeの見積にだけ全館床暖房とトリプルガラスの2行(939,200円)があり、太陽光はHUGmeが11.760kW、i-cubeとi-smile+は13.475kWでした。ろれさん夫婦の場合は、HUGmeのプランより小さい家で足りたので、注文住宅の商品で面積を絞ったほうが総額は下がりました。


HUGmeを検討している方へ(紹介制度)

一条工務店には紹介制度があります。ただし、規格住宅のHUGmeとi-smileは、紹介制度のオプション特典の対象外です。HUGmeの公式サイトにも「一部のキャンペーン及び割引はご利用になれません」と注記があります。

ろれさんもHUGmeから検討を始めて、最終的にはグランスマートで建てています。紹介制度のページにまとめたとおり、展示場に行く前に紹介の手続きを済ませておけば、あとで別の商品に変えたときも紹介経由として扱われます。

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HUGmeは102プランから選ぶ規格住宅

HUGmeでは、設計士があらかじめ作ったプランから間取りを選びます。公式サイトでは「100通りの謹製プラン」と案内されていて、2026年10月時点の間取りプラン集には102プランが載っていました。

HUGmeの102プランと、プラン番号の読み方。平屋27プラン(約22〜33坪、2LDK 5・3LDK 19・4LDK 3)、2階建て75プラン(約29〜37坪、3LDK 35・4LDK 40)、耐水害仕様に変更できるプランが85、玄関の向きは南36・北34・東西32。プラン番号S27-6545-0002の例では、Sが玄関・道路の向き(S=南、N=北、E・W=東西)、27がおよその坪数、6545が1階の縦横の大きさで6.5間×4.5間=約11.8m×8.2m、0002がプランごとの番号
区分プラン数広さ間取り
平屋27約22〜33坪2LDKが5、3LDKが19、4LDKが3
2階建て75約29〜37坪3LDKが35、4LDKが40
合計102耐水害仕様に変更できるプランが85

坪数は公式のプラン集の施工面積です。玄関の向きは南が36、北が34、東西が32プランあります。

プラン番号から広さと形が分かる

プラン集の番号は「S27-6545-0002」のような形です。

部分意味例
先頭の英字玄関と道路の向きS=南、N=北、E・W=東西
次の2桁およその坪数27なら約27坪
次の4桁1階の縦横の大きさ(間)6545なら6.5間×4.5間(約11.8m×8.2m)
最後の4桁プランごとの番号0002

土地の間口と奥行が分かっていれば、4桁の数字でそのプランが土地に入りそうかの見当をつけられます。1間は1.82mです。この読み方は一条工務店の説明ではなく、プラン集の全プランの表記と寸法を照らし合わせて読み取った内容です。

公式サイトの注記には「法令や地域などの事情により、お選びいただいたプランが建築できない場合があります」とあります。変形地や旗竿地のように建物の形に制約がある土地では、プランが入るかを最初に確かめてください。

HUGmeのプランで変えられること、変えられないこと

規格住宅なので、部屋の広さや壁の位置は変えられません。Web上の施主ブログやまとめ記事で複数一致していた範囲をまとめると、次のとおりです。

HUGmeのプランで変えられること、変えられないこと。変えられること:間取りの左右(東西)反転、コンセント・スイッチの位置と高さ、照明の位置、壁の下地の追加、床と建具の色(ホワイト、グレー、ビターウォールナットの3色から)。変えられないこと:部屋の広さ、壁の増減、窓の位置・大きさ、バルコニーの有無、一条工務店以外の設備の採用、さらぽか空調などの一部の仕様
変えられること変えられないこと
間取りの左右(東西)反転部屋の広さ、壁の増減
コンセントとスイッチの位置、高さ窓の位置と大きさ
照明の位置バルコニーの有無
壁の下地の追加一条工務店以外の設備の採用
床と建具の色(3色から)さらぽか空調などの一部の仕様

公式サイトには変更できる範囲の一覧がないので、気になる点は担当者に確認してください。部屋の広さを自分で決めたい人は、i-smile+やi-cubeのような注文住宅の商品が候補になります。

家づくりの流れと打ち合わせ

公式サイトでは、HUGmeの家づくりは「プランを選ぶ、仕様を選ぶ、設計士と打ち合わせ」の3ステップと案内されています。間取りが決まっている分、打ち合わせの回数は注文住宅より少ないと紹介されています。回数は記事によって違うので、展示場で確認してください。

公式サイトからは、102プランを載せたプラン集と、HUGmeで建てた5組の実例をまとめた実例集を請求できます。


HUGmeの標準仕様とカスタム(オプション)

公式サイトでは、HUGmeの仕様を「標準」と、選んで足す「カスタム」に分けて案内しています。

HUGmeの標準仕様とカスタム(オプション)。標準:性能は断熱等級6、EPS断熱材、樹脂サッシ(ペアガラス)、2倍耐震、ロスガード90、外壁全面タイル。設備はキッズカウンターキッチン、3口IH、370Lエコキュート、真空断熱保温浴槽、洗面化粧台、EBコートフローリング。安心は全邸地盤調査、許容応力度計算、省令準耐火、長期30年保証。カスタム:性能は全館床暖房、防犯トリプルガラス、うるケア、耐水害住宅仕様。屋根・外壁は太陽光パネル、蓄電池、ハイドロテクトタイル。設備は食器洗い乾燥機、カップボード、タッチレス水栓、オールメタル対応IH、タンクレストイレ、玄関ドア電子キー。全館床暖房と防犯トリプルガラスはi-smile+以上の商品で標準

はじめから付くもの(標準)

分類標準で付くもの
性能断熱等級6、EPS断熱材(EPS1号相当)、樹脂サッシ(ペアガラス)、断熱玄関ドア、2倍耐震(建築基準法の2.0倍)
換気と外壁熱交換換気ロスガード90、外壁全面タイル貼り(石面調タイル)
キッチンキッズカウンターキッチン(一部のプランはオープン型キッチン)、3口IH
水まわり370Lエコキュート、真空断熱保温浴槽、洗面化粧台、ラクラク部屋干し仕様
床と収納EBコートフローリング、ウォークインクローゼットなどの収納
安心全邸地盤調査、許容応力度計算、省令準耐火、長期優良住宅、長期30年保証

一条工務店の性能面の特徴である2倍耐震とタイル外壁、ロスガード90は、HUGmeでも標準です。公式サイトの画像では、外壁タイルは4色が紹介されています。

選んで足すもの(カスタム)

分類カスタムで足すもの
性能全館床暖房、防犯トリプルガラスの樹脂サッシ、ロスガード90 うるケア(加湿)、耐水害住宅仕様、床下耐水害仕様(ベタ基礎の場合)
屋根と外壁太陽光パネル、オリジナル蓄電池、ハイドロテクトタイル
設備食器洗い乾燥機、カップボード、タッチレス水栓、オールメタル対応IH、トールボックス付き洗面化粧台、タンクレストイレ、玄関ドア電子キー、宅配ボックス

HUGmeでは選べないと紹介されているもの

公式サイトには「プランによってお選びいただけない設備仕様などがあります」とだけ書かれていて、選べないものの一覧はありません。Web上の施主ブログやまとめ記事では、次のものはHUGmeで選べないと紹介されています。

項目選べる商品
間取りの自由設計i-smile+から上の商品
全館さらぽか空調i-smart、グランスマート
グレイスキッチン、グレイスバスi-smart、グランスマート
モクリアの床i-cube、i-smart(オプション)、グランスマート(標準)

HUGmeでは、床と建具の色はホワイト、グレー、ビターウォールナットの3色から選び、フローリングは家全体で1色です。この節の表と色の話は公式の発表ではないので、気になる仕様は担当者に確認してください。間取りの決まりは一条工務店の間取りルールまとめに整理しています。

「HUGmeは寒い」と言われることへの答え

HUGmeの断熱材はEPSで、Web上では壁と床が89mm、天井が235mmと複数の記事で紹介されています。断熱等級6は公式サイトで標準と明記されていて、埼玉などの6地域では断熱等級6の基準はUA値0.46以下です。

寒さに関わる仕様で、上位の商品と違うのは2つです。窓は標準がペアガラスで、全館床暖房はオプションです。床暖房を付けない場合は、エアコンなどで暖めることになります。

公式サイトの施主インタビューでは、全館床暖房と太陽光、蓄電池を付けた平屋3LDKの施主が、冬の暖房代が以前の月4万円ほどから、高くても1万円程度になったと話しています。ろれさんはHUGmeに住んでいないので、体感は書けません。


5商品の坪単価と、性能の違い

ろれさんの見積の建物本体の坪単価は、HUGmeが63.0万円、i-smile II+が73.5万円で、i-cube III、i-smart II、グランスマートを同じ19.16坪で比べた2024年11月の見積では、78.8万円、84.3万円、86.2万円でした。坪単価は家が広いほど下がるので、23.67坪のHUGmeは低めに出ています。

一条工務店の主な商品の位置。HUGmeは2×4・EPSで坪単価の目安約59万円、i-smile+は2×6・EPSで約65万円、i-cubeは2×6・EPSで約75万円、i-smartは2×6・高性能ウレタンの外内ダブル断熱で約81万円、グランスマートは2×6・高性能ウレタンの外内ダブル断熱で約83万円、グランセゾンは木造軸組・高性能ウレタンで約84万円。坪単価は公式非公表のWeb上の目安で建物本体のみ
項目HUGmei-smile+i-cubei-smartグランスマート
間取り102プランから選ぶ自由設計自由設計自由設計自由設計
工法2×42×62×62×62×6
断熱材EPSEPSEPS高性能ウレタン高性能ウレタン
断熱等級66677
全館床暖房オプション標準標準標準標準
窓ペアガラス(トリプルはオプション)トリプルトリプルトリプルトリプル
坪単価の目安(Web上、建物本体)約59万円約65万円約75万円約81万円約83万円

表の最後の行の約59万円は、Web上で集計されている建物本体の目安で、ろれさんの実額63.0万円とは別の数字です。工法と坪単価の目安は、一条工務店が公表していない情報です。断熱等級7は、i-smartとグランスマートで2026年4月から標準になりました。

一条工務店にはもう1つの規格住宅としてi-smileがあり、HUGmeと違って全館床暖房と太陽光が標準です。5商品の選び方は一条工務店のグレード5種類どれを選ぶ?、見積12通りの全部は商品別の見積で比べた価格差にまとめています。

この記事の内容は動画でも解説しています(クリックで再生)


HUGmeからi-smile+に上げると、何が標準になるか

HUGmeの1つ上の商品はi-smile+です。 i-smile+にすると、HUGmeでオプションだった全館床暖房とトリプルガラスの樹脂サッシが標準(追加0円)になり、間取りも自分で決められるようになります。

HUGmeからi-smile+に上げると標準になるもの。全館床暖房はHUGmeではオプションで、ろれさんのHUGmeの見積では465,800円。防犯トリプルガラスの樹脂サッシはHUGmeの標準がペアガラスで、差額のオプションが473,400円。間取りの自由設計と2×6の工法はHUGmeでは選べない。オプションだった2行の合計は939,200円で、i-smile+から上の商品ではどちらも標準
i-smile+で標準(追加0円)HUGmeでの扱いろれさんのHUGmeの見積(税抜)
全館床暖房オプション465,800円
防犯トリプルガラスの樹脂サッシ差額のオプション(標準はペアガラス)473,400円
間取りの自由設計選べない(102プランから選ぶ)ー
2×6の工法選べない(HUGmeは2×4)ー

ろれさんはHUGmeとi-smile+を同じ広さで見積していないので、同じ家でいくら上がるかは比べられません。 実際の見積では、i-smile II+(20.04坪)の建物本体は14,736,280円で、HUGme(23.67坪)の14,922,303円とほぼ同じ金額でした。 3.63坪小さい家にしたぶん、上の商品にしても建物本体が増えなかった形です。

i-smile+から上は注文住宅なので、部屋の広さを自分で決められます。 ろれさんはHUGmeのプランより小さい家で足りたので、面積を絞って注文住宅の商品に移りました。 同じ月の見積では、5.38坪小さいi-cubeのほうが、税込の総額がHUGmeより845,018円安くなっています。

なお、i-smile+は2026年10月時点で公式サイトの商品一覧に載っていません。 ろれさんは2024年10月に見積を取れましたが、いま選べるかは担当者に確認してください。 公式サイトに載っている商品では、HUGmeの次はi-cubeです。

その先の商品まで上げた場合

i-smile+から先も、1つ上げるごとに建物本体の坪単価が上がり、標準で付くものが増えます。

商品を1つ上げると、本体はいくら上がって何が標準になるか。HUGmeからi-smile+は同じ広さの見積がなく、全館床暖房、トリプルガラスの樹脂サッシ、間取りの自由設計が標準に。i-smile+からi-cubeは20.04坪の見積で約4.2万円、標準の設備はほぼ同じで、モクリアや銘木の床が選べるようになる。i-cubeからアイスマートは19.16坪の見積で約5.5万円、高性能ウレタンの断熱、断熱等級7、スマートキッチン、スマートバス、サッシの色、ダンジュが標準に。アイスマートからグランスマートは19.16坪の見積で約1.9万円、ハイドロテクトタイル、グレイスキッチン、グレイスドレッサー、モクリア、木目調軒天が標準に
上げる先本体の坪単価の差標準(追加0円)になる主なもの詳しい記事
i-smile+(HUGmeから)同じ広さの見積なし全館床暖房、トリプルガラスの樹脂サッシ、間取りの自由設計この記事
i-cube(i-smile+から)約4.2万円(20.04坪の見積)標準の設備はほぼ同じ。モクリアや銘木の床が選べるようになるi-cubeの総まとめ
アイスマート(i-cubeから)約5.5万円(19.16坪の見積)高性能ウレタンの断熱、断熱等級7、スマートキッチン、スマートバス、サッシの色、ダンジュアイスマートの総まとめ
グランスマート(アイスマートから)約1.9万円(19.16坪の見積)ハイドロテクトタイル、グレイスキッチン、グレイスドレッサー、モクリア、木目調軒天グランスマートの総まとめ

見積の差は、ろれさんが同じ日に同じ広さで取った見積の建物本体の差(税抜)を、坪あたりに直したものです。 HUGmeとi-smile+は、同じ広さで取った見積がありません。 設備の扱いと価格は、i-smile II+、i-cube III、i-smartが2024年10月版、グランスマートが2026年6月版のお住まい検討シート(カタログ)によります。 i-cube III、i-smart、グランスマートのシートには「税込価格表記」と書かれています。i-smile II+のシートには税の表記が見当たりません。 どれもその時点の内容で、今は変わっている可能性があります。


ろれさんがHUGmeから注文住宅に切り替えた理由

ろれさんがHUGmeから注文住宅に移るまで。2024/10/13 最初の資金計画書はHUGmeの平屋2LDK(23.67坪)で建物本体14,922,303円、税込の総額23,884,633円。10月 使わない部屋のローンを払い続けたくないと考え、広さを自分で決められる注文住宅の商品に切り替え。2024/10/21 i-cube III(18.29坪)の建物本体は14,884,905円で、HUGmeより5.38坪小さく本体はほぼ同じ金額。2024/11/15 同じ19.16坪でi-cube・i-smart・グランスマートを比較し、グランスマートがi-smartより40,551円安くグランスマートに絞った。2026/4/24 グランスマートの平屋(21.17坪)で最終承認、2027年2月に入居予定

ろれさんが最初に検討したHUGmeの平屋2LDKは、ろれさん夫婦には広すぎました。使わない部屋の分までローンを払い続けることになると考え、ろれさんは広さを自分で決められる注文住宅の商品に切り替えています。

次に取ったi-cube IIIの見積は施工面積18.29坪で、建物本体はHUGmeとほぼ同じ14,884,905円でした。面積は5.38坪小さく、全館床暖房とトリプルガラスは標準で付いています。

そこから商品を比べていき、i-cube、i-smart、グランスマートを同じ19.16坪で並べた見積で、グランスマートがi-smartより安くなったため、グランスマートに絞りました。最終的な施工面積は21.17坪で、HUGmeのプランより2.5坪小さい家です。経緯は坪数を減らしてグランスマートにした設計戦略とグランスマートの総まとめに書いています。

HUGmeから検討を始めて、注文住宅の商品に変える可能性が少しでもあるなら、紹介制度の手続きは展示場に行く前に済ませておいてください。

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HUGmeのデメリットと、向いている人

契約前の打ち合わせの段階で分かる、HUGmeの弱いところを5つ挙げます。

デメリット内容
広さがプランで決まる平屋は約22坪から、2階建ては約29坪から。これより小さい家にはできない
間取りを自由に変えられない部屋の広さや数を変えたいなら注文住宅の商品になる
全館床暖房とトリプルガラスがオプションろれさんの見積では2つで939,200円。i-smile+から上では標準
断熱等級7やさらぽか空調は選べないi-smartとグランスマートの範囲になる
紹介制度のオプション特典の対象外規格住宅のHUGmeとi-smileは対象外
HUGmeが向いている人:102プランの中に家族と土地に合う間取りがある、床暖房や太陽光は予算を見て必要なものだけ足したい、建物の価格を抑えて土地や外構に予算を回したい、一条工務店の2倍耐震・タイル外壁・ロスガード90は標準で欲しい。別の商品が合いそうな人:部屋の広さや数を自分で決めたい(i-smile+・i-cube、ろれさんはここで切り替えた)、全館床暖房とトリプルガラスは必ず付ける(i-smile+から上は標準)、断熱等級7やさらぽか空調が欲しい(i-smart・グランスマート)、約22坪より小さい家にしたい(注文住宅の商品、ろれさんの家は21.17坪)
HUGmeが向いている人別の商品が合いそうな人
102プランの中に、家族と土地に合う間取りがある部屋の広さや数を自分で決めたい(i-smile+、i-cube)
床暖房や太陽光は、予算を見て必要なものだけ足したい全館床暖房とトリプルガラスは必ず付ける(i-smile+から上)
建物の価格を抑えて、土地や外構に予算を回したい断熱等級7やさらぽか空調が欲しい(i-smart、グランスマート)
2倍耐震、タイル外壁、ロスガード90は標準で欲しい約22坪より小さい家にしたい(注文住宅の商品)

迷ったときは、HUGmeのプランの見積と、面積を絞った注文住宅の商品の見積を、税込の建築工事費合計で並べてください。ろれさんの場合は、その比べ方で商品が決まりました。


HUGmeで平屋を建てるとき

HUGmeの平屋は27プランあり、約22坪の2LDKから約33坪の4LDKまであります。ろれさんが見積を取ったのも平屋2LDKのプランで、建物の大きさは約11.8m×約7.3mでした。

平屋の広さプラン数
約22〜23坪6
約25〜27坪11
約28〜29坪7
約30〜33坪3

平屋は2階建てより1階部分が大きくなるので、土地に入るかを先に確かめる必要があります。プラン番号の4桁を見ると、1階の縦横の大きさが間の単位で分かります。

公式サイトで紹介されている施主2組は、どちらも平屋3LDKです。1組は全館床暖房と太陽光、蓄電池などを足し、もう1組は食器洗い乾燥機やハイドロテクトタイル、アーバングレーのサッシなどを足していました。

平屋は屋根の面積が大きく、屋根の形によって載せられる太陽光パネルの量が変わります。ろれさんのグランスマートの平屋では、切妻屋根の案で11kW、片流れ屋根の案で13.475kWでした。詳しくは屋根の形で太陽光の積載量が変わるにまとめています。


2026年のHUGmeで確認しておきたいこと

項目内容
販売期間公式サイトの価格表示に「期間&棟数限定」とある。終了の時期は発表されていない(2026年10月時点)
断熱等級62026年1月から全棟で標準。玄関土間の断熱が加わった
本体価格1,490万円から(税込1,639万円)。付帯工事や諸費用は別
寒冷地と北海道HUGme fam W。寒冷地専用モデルは1,630万円から(税込1,793万円)、北海道専用モデルは1,710万円から(税込1,881万円)
仮契約金HUGmeは30万円(ほかの商品は100万円)
取り扱いエリア千葉県は「期間・棟数限定」、栃木県と茨城県は選べない可能性がある

販売はいつまでか

HUGmeは2023年1月に、一条工務店の設立45周年の記念商品として発売されたと広く紹介されています。2026年10月時点の公式サイトでも、価格の横に「期間&棟数限定!」と表示されていて、終了の時期は案内されていません。検討するときは、受付の状況を担当者に確認してください。

断熱等級6の標準化

一条工務店は2026年1月1日に、公式サイトで「全棟『断熱等級6』スタート」と案内しました。玄関土間の下に断熱材を入れる仕様を加えて、枠組壁工法の商品で断熱等級6を標準にしたもので、対象の商品にハグミーシリーズも入っています。

取り扱いエリアの情報は、千葉県で一条工務店を建てると栃木県で一条工務店を建てるに書いています。仮契約の仕組みは一条工務店の仮契約で解説しています。


【詳細】HUGmeの保証と寒冷地モデル

長期30年保証の条件

HUGmeにも、一条工務店のほかの商品と同じ長期30年保証があります。公式サイトに書かれている継続の条件は次のとおりです。

時期受けること
10年目無料点検、無償シロアリ予防工事、防水について一条工務店が必要と判断した場合の無償補修工事
15年目無料点検、防水について必要と判断された場合の有償補修工事
20年目無料点検、無償シロアリ予防工事

15年目に有償のメンテナンス工事を受けると、雨水の浸入を防ぐ部分の保証を最長30年目まで延ばせます。水道配管、給湯器、スイッチ、玄関戸は10年、クロスは2年の短期保証です。30年間のメンテナンス費用は一条工務店のメンテナンス費用で試算しています。

寒冷地と北海道向けのHUGme fam W

寒冷地、多雪地域、豪雪地域では「HUGme fam W(寒冷地専用モデル)」、北海道では「HUGme fam W(北海道専用モデル)」が用意されています。本体価格は、寒冷地専用モデルが1,630万円から(税込1,793万円)、北海道専用モデルが1,710万円から(税込1,881万円)です。北海道専用モデルの換気やエコキュートの違いは北海道で一条工務店を建てるにまとめています。


まとめ

  • HUGmeは102プランから選ぶ規格住宅で、本体価格は1,490万円から(税込1,639万円)
  • ろれさんの平屋2LDK(23.67坪)の見積は、建物本体63.0万円/坪、税込の建築工事費合計100.9万円/坪
  • 全館床暖房とトリプルガラスはオプションで、ろれさんの見積では2つで939,200円
  • 坪単価は5商品でいちばん低いが、広さはプランで決まる。同じ月の見積では、5.38坪小さく、床暖房とトリプルガラスが標準のi-cubeのほうが税込で845,018円安かった

見積の取り方や契約前の流れは契約前にやること7ステップにまとめています。

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断熱等級7が標準の商品アイスマートの総まとめ
実際の坪単価と見積書の全項目一条工務店の坪単価は84.2万円でした
オプションの価格一条工務店のオプション価格一覧
間取りの決まり一条工務店の間取りルールまとめ
紹介制度一条工務店の紹介制度

参考にした資料