i-cube(アイキューブ)は、一条工務店でアイスマートの1つ下にあたる、キューブ型の外観の商品です。 全館床暖房と耐震等級3はアイスマートと同じです。 断熱材はEPSで、断熱等級は6が標準です。

ろれさんは最終的にグランスマートで家を建てていますが、契約前にi-cube IIIの見積を3通取っています。 そのうち2通は、アイスマートと同じ日に同じ施工面積で出してもらった見積です。 この記事では、その見積書の実額をもとに、i-cubeの価格、標準仕様、ほかの商品との違いを1ページにまとめました。


i-cubeを3行で

項目内容
どんな商品かキューブ型の外観の、2×6の自由設計の商品。アイスマートの1つ下
性能断熱等級6、耐震等級3、全館床暖房が標準。断熱材はEPS。全館さらぽか空調は2026年7月から選べる
ろれさんの見積建物本体78.8万円/坪、建築工事費合計(税込)121.8万円/坪(施工面積19.16坪、2024年11月)

この記事の坪単価は、見積の金額を施工面積(坪)で割った値です。 「建物本体」は見積の建物本体工事の行だけ、「建築工事費合計(税込)」は申請、付帯工事、オプション、太陽光と蓄電池、消費税まで入れた、一条工務店に払う建物の金額です。

i-cube(アイキューブ)を3行で。どんな商品か:キューブ型の外観の、2×6の自由設計の商品で、アイスマートの1つ下。全館床暖房、耐震等級3、ロスガード90が標準。性能:断熱等級6が標準で断熱材はEPS。断熱等級7はアイスマート以上で、全館さらぽか空調は2026年7月から選べる。ろれさんの見積:施工面積19.16坪で建物本体15,107,137円=78.8万円/坪、建築工事費合計(税込)23,334,340円=121.8万円/坪

アイスマートとのいちばん大きな違いは、断熱材と断熱等級です。 ろれさんの見積では、オプションをそろえた同じ広さの比較で、アイスマートのほうが税込で約105万円高くなりました。 その差の大部分は建物本体の価格で、オプションの差はわずかでした。


ろれさんの見積で見たi-cubeの坪単価と総額

ろれさんは2024年10〜11月に、施工面積を変えながらi-cube IIIの見積を3通取りました。

ろれさんが取ったi-cube IIIの見積3通。2024/10/21はi-smartと同じ60.45㎡(18.29坪)で建物本体の坪単価81.4万円、建築工事費合計(税込)23,039,615円。2024/10/29はi-smile+と同じ66.24㎡(20.04坪)で77.8万円、23,928,588円。2024/11/15はi-smartとグランスマートと同じ63.35㎡(19.16坪)で78.8万円、23,334,340円。18〜20坪のi-cubeは、太陽光と蓄電池を含めて税込2,304万〜2,393万円だった
見積の日施工面積建物本体の坪単価建築工事費合計(税込)同じ面積で比べた商品
2024/10/2160.45㎡(18.29坪)81.4万円23,039,615円i-smart II
2024/10/2966.24㎡(20.04坪)77.8万円23,928,588円i-smile II+
2024/11/1563.35㎡(19.16坪)78.8万円23,334,340円i-smart II、グランスマート

同じi-cubeでも、面積が広い見積ほど建物本体の坪単価が下がっています。 建物本体には、設計報酬600,000円のように家の大きさで変わりにくい費用も含まれているためです。

19.16坪の見積の内訳

いちばん新しい2024年11月15日の見積を、項目ごとに分けるとこうなります。

i-cubeの坪単価78.8万円が121.8万円になるまで。建物本体15,107,137円(78.8万円/坪)に、建築申請等246,400円、付帯工事1,417,000円、標準仕様外工事(オプション)1,957,500円、太陽光と蓄電池(13.475kW)2,485,000円を足して建物工事費合計(税抜)21,213,037円。消費税2,121,303円を足して建築工事費合計(税込)23,334,340円(121.8万円/坪)。i-cube III、施工面積63.35㎡(19.16坪)、2024年11月15日の見積
項目金額坪単価
建物本体工事15,107,137円78.8万円
建築申請等246,400円1.3万円
付帯工事1,417,000円7.4万円
標準仕様外工事(オプション)1,957,500円10.2万円
太陽光・蓄電池(13.475kW)2,485,000円13.0万円
建物工事費合計(税抜)21,213,037円110.7万円
建築工事費合計(税込)23,334,340円121.8万円

「i-cubeの坪単価は約75万円」という数字は、いちばん上の建物本体の行にあたります。 太陽光と蓄電池、オプション、消費税まで入れると、19.16坪の家で121.8万円/坪になりました。 この金額に土地、外構、登記などの費用は入っていません。

見積書の、一条工務店に払う金額の欄と、建物本体工事の欄はこうなっています。

ろれさんのi-cube IIIの見積書(2024年11月15日、63.35㎡)の切り抜き。建物本体工事15,107,137円、建築申請・その他業務246,400円、付帯・屋外給排水等工事1,417,000円、標準仕様外工事1,957,500円、太陽光・蓄電池2,485,000円、建物工事費合計21,213,037円、消費税2,121,303円、建築工事費用合計(税込)23,334,340円 ろれさんのi-cube IIIの見積書の建物本体工事の欄の切り抜き。タイプ名i-cube III、㎡単価×施工面積で238,471円×63.35㎡=15,107,137円。設計報酬600,000円を含むと注記がある

オプションに載っていた項目

標準仕様外工事1,957,500円の内訳は、次の9項目です。

ろれさんのi-cube IIIの見積書(2024年11月15日)の標準仕様外工事の欄の切り抜き。ハイドロテクトタイル外壁全面貼りのi-cubeキャンペーン、柱状地盤改良778,900円、ベタ基礎407,800円、カップボード196,000円、断熱トリプルハニカムシェード追加102,000円、玄関ドア電気リモコンキー50,000円、電気工事追加50,000円、キッチン水栓変更46,100円、自在棚20,200円。小計1,957,500円
項目金額(税抜)
柱状地盤改良(ソイルセメント)778,900円
ベタ基礎407,800円
ハイドロテクトタイル外壁全面貼り(i-cubeキャンペーン)306,500円
カップボード(ラシックシリーズ、ベーシックタイプ)196,000円
断熱トリプルハニカムシェード追加102,000円
玄関ドアの電気リモコンキー50,000円
電気工事追加(スイッチ、コンセントなど)50,000円
キッチン水栓をタッチレス水栓に変更46,100円
自在棚20,200円

上の2つは地盤と基礎の工事で、商品の違いにかかわらず、建築地の条件で必要になる工事です。 商品によって金額が変わったのは、外壁のハイドロテクトタイルでした。

坪単価の目安と見積の差

Web上で集計されている2026年のi-cubeの坪単価の目安は約75万円で、ろれさんの見積の78.8万円より低くなっています。 坪単価は家が小さいほど高く出るため、19坪台という面積の小ささが一因です。

一条工務店は、ろれさんの見積のあとの2025年1月と2026年1月に、それぞれ坪約3,000円の値上げをしています。 2024年11月の19.16坪の見積を2026年の価格に置き換えるなら、建物本体に坪約6,000円、19.16坪で約11万円を足して考えてください。

25坪、30坪、35坪で建てるといくらになるか

ろれさんの見積は19坪台なので、もっと広い家を考えている人向けに、広さ別の金額を試算しました。 建物本体は坪単価の目安75万円に坪数を掛け、それ以外は19.16坪の見積の金額(申請、付帯工事、オプション、太陽光と蓄電池の合計6,105,900円、税抜)をそのまま足しています。

i-cubeの建築工事費合計(税込)を広さ別に試算。19.16坪はろれさんの見積の実額で2,333万円。25坪の試算は約2,734万円、30坪は約3,147万円、35坪は約3,559万円。試算は建物本体を坪単価の目安75万円×坪数とし、ろれさんの見積の本体以外の金額6,105,900円(税抜)を足して消費税を加えたもの。土地、外構、諸費用は含まない
施工面積建物本体(税抜)建築工事費合計(税込)
19.16坪(ろれさんの見積の実額)15,107,137円23,334,340円
25坪(試算)18,750,000円約2,734万円
30坪(試算)22,500,000円約3,147万円
35坪(試算)26,250,000円約3,559万円

この試算は、広さだけを変えたときの目安です。 地盤改良とベタ基礎はろれさんの見積で1,186,700円でしたが、地盤改良の金額は土地の状態で変わり、不要な土地もあります。 ベタ基礎はオプションで、標準の布基礎のままならかかりません。 太陽光の容量も屋根の大きさで変わり、家が広くなるとオプションも増えやすくなります。 土地と外構の費用は別にかかるので、総予算はこの金額に上乗せして考えてください。


同じ日に同じ広さで比べたi-cubeとアイスマート

ろれさんは2024年10月21日に、i-cube IIIとi-smart II(アイスマート)を同じ施工面積60.45㎡で見積してもらいました。 オプションの項目は、外壁タイルの金額を除いて同じです。

同じ日・同じ60.45㎡で比べたi-cubeとアイスマート(2024年10月21日の見積)。建物本体はi-cube IIIが14,884,905円、i-smart IIが15,890,672円で差1,005,767円。標準仕様外工事は1,919,600円と1,864,700円で、外壁タイルの価格だけが違いi-smartが54,900円少ない。申請、付帯工事、太陽光と蓄電池は4,140,600円で同額。建築工事費合計(税込)は23,039,615円と24,085,569円で差1,045,954円。断熱等級7の行はi-cubeになく、i-smartには断熱王キャンペーンとして載った
項目(2024/10/21、60.45㎡)i-cube IIIi-smart II差
建物本体14,884,905円15,890,672円+1,005,767円
標準仕様外工事1,919,600円1,864,700円−54,900円
申請、付帯工事、太陽光と蓄電池4,140,600円4,140,600円同額
建築工事費合計(税込)23,039,615円24,085,569円+1,045,954円

アイスマートの見積には「断熱等性能等級7仕様へのグレードアップ(断熱王キャンペーン)」の行が載っていました。 i-cubeの見積には、この行がありません。 約105万円の差には、断熱の性能のほか、スマートキッチンやサッシの色のような標準設備の違いが含まれます。

翌月11月15日の63.35㎡の見積でも、建物本体の差は1,053,954円で、10月の差とほぼ同じでした。 ただしこの日の見積は、アイスマート側にだけグレイスキッチンなどのオプションが載っていて、総額の差1,401,900円にはその違いも入っています。

外壁タイルはi-cubeのほうが高かった

同じハイドロテクトタイルの全面貼りでも、見積の金額はi-cubeのほうが高く出ていました。

見積i-cube IIIi-smart II
2024/10/21(60.45㎡)292,600円237,700円
2024/11/15(63.35㎡)306,500円249,000円
坪あたり約1.6万円約1.3万円

どちらも「キャンペーン」の名前が付いた価格で、時期によって変わります。 タイルの色を選びたい人は、i-cubeの見積でタイルの行の金額を確かめてください。

オプションを足すとアイスマートより高くなるか

グランスマートとアイスマートの間では、オプションを足すと上位の商品のほうが安くなる逆転が起きることがあります。 ろれさんの11月の見積でも、グランスマートがアイスマートより40,551円安くなりました。

i-cubeとアイスマートの間では、ろれさんの見積の範囲では逆転は起きていません。 アイスマートで標準になる設備のうち、i-cubeでオプションにできるのはサッシの色(アーバングレーとブラックは各110,000円)やキッチンの変更です。 19坪台の家で建物本体の差は約105万円あり、サッシの色を変えた程度では埋まりません。

さらに、断熱材をウレタンに変えることと、断熱等級7を取ることは、i-cubeではオプションでも選べません。 i-cubeとアイスマートのどちらにするかは、金額の逆転ではなく、断熱の性能を中心とした違いに約105万円を払うかで決まります。 逆転が起きる仕組みはグランスマートがアイスマートより安くなる条件に、見積12通りの全部は商品別の見積で比べた価格差にまとめています。

この記事の内容は動画でも解説しています(クリックで再生)

i-cubeを検討し始めた段階なら、展示場に行く前に手続きを済ませておくと、紹介制度を使う選択肢が残ります。 内容と条件は一条工務店の紹介制度のページにあります。

ろれさんに紹介をお願いする

一条工務店の商品の中でのi-cubeの位置

一条工務店の2×6の自由設計の商品の中で、i-cubeはアイスマートの1つ下にあります。

一条工務店の商品の中でのi-cubeの位置。HUGmeは2×4、EPS、断熱等級6、坪単価の目安約59万円、ろれさんの見積63.0万円(23.67坪)。i-smile+は2×6、EPS、等級6、約65万円、73.5万円(20.04坪)。i-cubeは2×6、EPS、等級6、約75万円、78.8万円(19.16坪)。i-smartは2×6、高性能ウレタン、等級7、約81万円、84.3万円(19.16坪)。グランスマートは2×6、高性能ウレタン、等級7、約83万円、86.2万円(19.16坪)。坪単価は建物本体のみで、目安はWeb上の集計値
商品工法断熱材標準の断熱等級坪単価の目安ろれさんの見積
HUGme(ハグミー)2×4EPS6約59万円63.0万円(23.67坪)
i-smile+(アイスマイル)2×6EPS6約65万円73.5万円(20.04坪)
i-cube(アイキューブ)2×6EPS6約75万円78.8万円(19.16坪)
i-smart(アイスマート)2×6高性能ウレタン7約81万円84.3万円(19.16坪)
グランスマート2×6高性能ウレタン7約83万円86.2万円(19.16坪)

坪単価の目安は、一条工務店が公表していない数字で、Web上で集計されている2026年の値です。 ろれさんの見積は2024年10〜11月のもので、どちらも建物本体だけの坪単価です。

断熱材がEPSから高性能ウレタンに変わるのは、i-cubeとアイスマートの間です。 2026年4月からはアイスマート以上が断熱等級7を標準にしたため、この境目がはっきりしました。


i-cubeの標準仕様

公式サイトとろれさんの見積書で、i-cubeの標準として確かめられたものをまとめます。

i-cubeの標準仕様。断熱:断熱等級6が標準(2026年1月から)、断熱材はEPS(見積書の記載)。床暖房:全館床暖房でリビング、廊下、トイレ、浴室まで。耐震と構造:耐震等級3、2×6のツインモノコック構造で2倍耐震も選べる。換気:ロスガード90、温度交換効率は最大90%。気密:全棟で気密測定、公式の平均実測C値0.59は対象商品共通の値。設備:ラシックシリーズのキッチンと洗面、床はEBコートと石目調
項目内容根拠
断熱断熱等級6が標準(建築地やプランによっては満たせない場合あり)公式サイト
断熱材EPS断熱材、外内ダブル断熱構法ろれさんの見積書の性能欄
床暖房全館床暖房(リビング、廊下、トイレ、浴室まで)公式サイト
耐震耐震等級3が標準。2倍耐震も採用できる公式サイト
構造2×6のツインモノコック構造公式サイト
換気熱交換換気システム ロスガード90公式サイト
キッチン、洗面ラシックシリーズお住まい検討シート
床EBコートフローリング(4色)、石目調フローリング(4色)お住まい検討シート
外壁タイル外壁。標準のタイルはホワイト1色お住まい検討シート

キューブ型の外観と屋根

公式サイトでは、i-cubeの特徴を「キューブ型の外観デザイン」と「白を基調とした明るくスマートなインテリア」と説明しています。 i-cube IIIのお住まい検討シートでは、屋根の形は次のように扱われていました。

屋根やバルコニーi-cubeでの扱い
フラットルーフ標準で選べる
パラペット屋根標準で選べる
スレート材の屋根55,000円
オリジナル太陽光パネル標準で選べる(太陽光と蓄電池の費用は別にかかる)
ルーフガーデン標準で選べる

ろれさんのi-cubeの見積には、太陽光13.475kWと蓄電池が2,485,000円で載っていました。 この容量は、同じ日に取ったアイスマートとグランスマートの見積と同じです。 屋根の形で太陽光の載る量が変わる話は、屋根の形で太陽光の積載量が変わるにまとめています。

断熱と気密の数値

公式サイトのi-cubeのページには、UA値とC値の具体的な数字は載っていません。 断熱は「断熱等級6標準」と書かれているだけです。

ろれさんの見積書の性能欄では、断熱材の説明が商品ごとに違いました。

商品見積書の断熱材の記載
i-cube IIIEPS断熱材(一般的なグラスウールの約1.2倍)
i-smart IIウレタンフォーム断熱材(一般的なグラスウールの約1.9倍)

気密は、一条工務店が全棟で気密測定をしていて、公式サイトでは平均実測C値0.59が紹介されています。 これは対象商品共通の平均値で、i-cubeだけの数字ではありません。

UA値は、Web上で0.25、0.31、0.38と食い違う数字が出回っています。 古い仕様の数字が混ざっている可能性があるため、この記事では使っていません。 数字が気になる人は、自分のプランの計算値を担当者に出してもらってください。 埼玉などの6地域では、断熱等級6の基準はUA値0.46以下、断熱等級7は0.26以下です。

窓と外壁

HUGmeの見積で有料だったトリプル樹脂サッシへの差額は、i-cubeの見積には載っていません。 ただし、公式サイトのトリプル樹脂サッシのページでは適用商品にi-cubeが挙がっていないため、ガラスの仕様は担当者に確認してください。 窓の選び方は一条工務店の窓で詳しく書いています。

外壁について、公式サイトのi-cubeのページではハイドロテクトタイルが紹介されています。 一方でろれさんの2024年の見積では、標準のタイルからの変更として「ハイドロテクトタイル外壁全面貼り(i-cubeキャンペーン)」が有料で載っていました。 タイルの扱いは時期で変わることがあるので、見積の行で確かめるのが確実です。

i-cubeで有料のもの、選べないもの

i-cubeで追加費用がかかるもの、i-cubeでは選べないものは次のとおりです。

項目i-cubeでの扱い
サッシの色(アーバングレー、ブラック、木目調)各110,000円(ホワイトは標準)
ハイドロテクトタイル(色を選ぶ場合)ろれさんの見積で坪約1.6万円
モクリアの床8,800円/坪
太陽光と蓄電池ろれさんの見積で13.475kWと蓄電池が2,485,000円
断熱材をウレタンにする、断熱等級7選べない
玄関ドア ダンジュ選べない
グレイスキッチン選べない

オプションの価格は一条工務店のオプション価格一覧にもまとめています。


i-cubeとアイスマートの違い

2つの商品は、工法、耐震等級3、全館床暖房が同じです。 違いは、断熱と、標準で付いてくる設備にあります。

i-cubeとアイスマートの違い。工法、耐震、全館床暖房は同じ(2×6、耐震等級3)。断熱材はi-cubeがEPS、アイスマートが高性能ウレタンフォーム。断熱等級はi-cubeが6、アイスマートが7(2026年4月から)。全館さらぽか空調はi-cubeが2026年7月から選べ、アイスマートも選べる。キッチンはラシックキッチンとスマートキッチン。サッシの色アーバングレーとブラックはi-cubeで各110,000円、アイスマートは標準で選べる。玄関ドアのダンジュはi-cubeで選べず、アイスマートは追加0円で選べる(採用条件あり)。外壁のハイドロテクトタイルはどちらも有料で、見積でi-cubeが坪約1.6万円、アイスマートが坪約1.3万円
項目i-cubeアイスマート
工法、耐震、全館床暖房同じ同じ
断熱材EPS高性能ウレタンフォーム
断熱等級6が標準7が標準(2026年4月から)
全館さらぽか空調選べる(2026年7月から)選べる
キッチンラシックキッチンスマートキッチン
サッシの色(アーバングレー、ブラック)各110,000円標準で選べる
玄関ドア ダンジュ選べない追加0円で選べる(採用条件あり)
ハイドロテクトタイル有料(見積で坪約1.6万円)有料(見積で坪約1.3万円)
同じ60.45㎡の見積(税込)23,039,615円24,085,569円

2026年7月にi-cubeでも全館さらぽか空調が選べるようになり、「さらぽかを使いたいからアイスマート」という選び方をする必要はなくなりました。 ただし、i-cubeでのさらぽかの価格と床面積の条件は、お知らせに書かれていません。 キッチンやサッシの色のような設備の違いは残りますが、オプションで埋められないのは断熱材、断熱等級7、ダンジュの3つです。


i-cubeとi-smile+、HUGmeの違い

i-smile+との違い

ろれさんは2024年10月29日に、i-cube IIIとi-smile II+を同じ施工面積66.24㎡(20.04坪)で見積してもらいました。

項目i-smile II+i-cube III差
建物本体14,736,280円15,582,562円+846,282円
標準仕様外工事1,693,800円2,014,400円+320,600円
申請、付帯工事、太陽光と蓄電池4,156,300円4,156,300円同額
建築工事費合計(税込)22,645,018円23,928,588円+1,283,570円

標準仕様外工事の差320,600円は、i-cubeの見積にだけ載ったハイドロテクトタイルの外壁です。 タイルを除いた本体の差は、約85万円でした。

i-smile+とi-cubeは、どちらも断熱材がEPSで、断熱等級6が標準です。 お住まい検討シートで見ると、i-cubeにすると選べる仕様が増えます。

項目i-smile+i-cube
玄関ドアの色4色最大16色
フローリングEBコート2色、石目調1色EBコート4色、石目調4色
モクリアの床選べない8,800円/坪
サッシの色ホワイト標準、アーバングレーのみ有料ホワイト標準、3色が有料
標準の外壁タイル4色から選べるホワイトのみ

標準のタイルの色は、i-smile+のほうが選択肢が多くなっています。 タイルの色を変えたいだけなら、i-smile+のほうが追加費用をかけずに済む場合があります。

HUGmeとの違い

ろれさんの最初の資金計画書は、HUGme(施工面積78.26㎡)でした。 HUGmeの見積には、全館床暖房465,800円と、トリプル樹脂サッシへの差額473,400円がオプションとして載っていました。 i-cubeの見積には、どちらの行もありません。

HUGmeは約100のプランから選ぶ規格住宅で、工法も2×4です。 間取りを自由に決めたい人や、全館床暖房を最初から付けたい人には、i-smile+やi-cubeが検討の対象になります。 5商品の選び方は一条工務店のグレード5種類どれを選ぶ?にまとめています。


商品を1つ上げると、いくら上がって何が標準になるか

一条工務店の商品は、1つ上げるごとに建物本体の坪単価が上がり、標準(追加0円)で付くものが増えます。 i-cubeの前後の商品も含めて並べると、こうなります。

商品を1つ上げると、本体はいくら上がって何が標準になるか。HUGmeからi-smile+は同じ広さの見積がなく、全館床暖房、トリプルガラスの樹脂サッシ、間取りの自由設計が標準に。i-smile+からi-cubeは20.04坪の見積で約4.2万円、標準の設備はほぼ同じで、モクリアや銘木の床が選べるようになる。i-cubeからアイスマートは19.16坪の見積で約5.5万円、高性能ウレタンの断熱、断熱等級7、スマートキッチン、スマートバス、サッシの色、ダンジュが標準に。アイスマートからグランスマートは19.16坪の見積で約1.9万円、ハイドロテクトタイル、グレイスキッチン、グレイスドレッサー、モクリア、木目調軒天が標準に
上げる先本体の坪単価の差標準(追加0円)になる主なもの
i-smile+(HUGmeから)同じ広さの見積なし全館床暖房、トリプルガラスの樹脂サッシ、間取りの自由設計
i-cube(i-smile+から)約4.2万円(20.04坪の見積)標準の設備はほぼ同じ。モクリアや銘木の床が選べるようになる
アイスマート(i-cubeから)約5.5万円(19.16坪の見積)高性能ウレタンの断熱、断熱等級7、スマートキッチン、スマートバス、サッシの色、ダンジュ
グランスマート(アイスマートから)約1.9万円(19.16坪の見積)ハイドロテクトタイル、グレイスキッチン、グレイスドレッサー、モクリア、木目調軒天

見積の差は、ろれさんが同じ日に同じ広さで取った見積の建物本体の差(税抜)を、坪あたりに直したものです。 HUGmeとi-smile+は、同じ広さで取った見積がありません。 設備の扱いと価格は、i-smile II+、i-cube III、i-smartが2024年10月版、グランスマートが2026年6月版のお住まい検討シート(カタログ)によります。 i-cube III、i-smart、グランスマートのシートには「税込価格表記」と書かれています。i-smile II+のシートには税の表記が見当たりません。 どれもその時点の内容で、今は変わっている可能性があります。

i-smile+からi-cubeに上げたとき

i-smile+からi-cubeに上げても、標準で付くようになる設備はほとんどありません。 変わるのは、モクリアや銘木のように選べる床材と、オプションの価格です。

i-smile+からi-cubeに上げると変わるもの(2024年10月版のお住まい検討シート。i-cubeは税込表記、i-smile+は税の表記なし)。スマートキッチン(スリムカウンター)にする価格はi-smile+で562,100円、i-cubeで259,600円。モクリアの床はi-smile+のシートに載っておらず、i-cubeでは8,800円/坪。銘木フローリング(ハードメイプル)もi-smile+には載っておらず、i-cubeでは23,100円/坪。標準の外壁タイルの色はi-smile+が4色、i-cubeはホワイトのみ。同じ20.04坪での建物本体の差は846,282円

本体の差は、同じ20.04坪の見積で846,282円(坪あたり約4.2万円)でした。 この差で変わるのは、標準の設備ではなく選択肢の広さです。

スマートキッチンにする金額は、i-cubeのほうが安く設定されています。 2024年10月版のカタログでは、スリムカウンターでi-smile+が562,100円、i-cubeが259,600円(税込)でした。 i-smile+のカタログには税の表記がありませんが、税抜だったとしてもi-cubeのほうが安くなります。 一方で、追加料金なしで選べる外壁タイルの色は、i-smile+のほうが多くなっています。 選びたい色や床材がi-smile+の範囲に収まるなら、i-smile+にとどめる考え方もあります。

i-cubeからアイスマートに上げたとき

アイスマートに上げると、断熱材が高性能ウレタンフォームに変わり、断熱等級7、スマートキッチン、スマートバス、サッシの色が標準(追加0円)になります。 超断熱の玄関ドアのダンジュも、アイスマートでは追加料金なしで選べます(採用条件あり)。

i-cubeからアイスマートに上げると標準になるもの。i-cubeでオプションの価格は、スマートキッチン(スリムカウンター)259,600円、スマートバス119,900円、サッシの色(アーバングレー、ブラック)110,000円(2024年10月版のお住まい検討シート、税込)。ウレタン断熱と断熱等級7、玄関ドアのダンジュはi-cubeでは選べない。同じ19.16坪での建物本体の差は1,053,954円(税抜)で、i-cubeで付けられる3つを足しても税込489,500円
アイスマートで追加0円i-cubeでの扱いi-cubeで付けた場合(カタログ、税込)
スマートキッチン(スリムカウンター)オプション259,600円
スマートキッチン(ワイド、ステップカウンター)オプション320,100円(引出しなし)、429,000円(引出しあり)
スマートバスオプション119,900円
サッシの色(アーバングレー、ブラック)オプション110,000円
高性能ウレタンフォームの断熱材、断熱等級7選べないー
玄関ドア ダンジュ(採用条件あり)選べないー

同じ19.16坪の見積で、建物本体の差は1,053,954円(税抜)でした。 i-cubeで付けられるスマートキッチン(スリムカウンター)、スマートバス、サッシの色の3つを足しても、税込で489,500円です。 しかも断熱材と断熱等級7とダンジュは、i-cubeではオプションでも選べません。 そのためi-cubeとアイスマートは、オプションを足した金額で比べるのではなく、断熱の性能に約105万円を払うかどうかで選ぶことになります。 アイスマートで標準になるものの詳しい一覧は、アイスマートの総まとめにあります。


i-cubeのデメリットと、向いている人

契約前の打ち合わせの段階で分かる、i-cubeの弱いところを挙げます。

デメリット内容
断熱等級7が選べない断熱材はEPSで、ウレタンへの変更も断熱等級7もオプションにない
サッシの色ホワイト以外は各110,000円
外壁タイルの色標準はホワイトのみ。色を選ぶハイドロテクトタイルは、ろれさんの見積でアイスマートより坪約3,000円高かった
選べない設備ダンジュ、グレイスキッチンは選べない
平屋の扱い公式の平屋のページで、対応商品にi-cubeが挙がっていない
間取りの制約2×6の商品は、2階建ては原則総二階(1階と2階の床面積をほぼ同じにする)という一条工務店の設計ルールがある

間取りの決まりは一条工務店の間取りルールまとめに、タイル外壁の30年間の費用は一条工務店のメンテナンス費用に整理しています。

ここまでの違いから、i-cubeが合いそうな人と、別の商品が合いそうな人を分けるとこうなります。

i-cubeが合いそうな人別の商品が合いそうな人
全館床暖房と自由設計がほしく、断熱等級6を許容できる断熱等級7やダンジュがほしい(アイスマート、グランスマート)
白を基調としたシンプルな外観と内装が好みグレイスキッチンやモクリアなどの設備を標準でそろえたい(グランスマート)
全館さらぽか空調を、アイスマートより建物の価格を抑えて使いたい建物の価格を最優先にしたい(i-smile+、HUGme)
ラシックシリーズの設備で満足できる平屋で建てたい(公式の平屋対応商品を検討)

ろれさんがi-cubeを選ばなかった理由

ろれさんは、i-cube、アイスマート、グランスマートを2024年11月15日に同じ63.35㎡で見積してもらいました。 税込の建築工事費合計は、i-cubeが23,334,340円で、グランスマートの24,695,689円より1,361,349円安い金額でした(オプションの構成はそろっていません)。

ろれさんの家の建築地は、猛暑日の多い埼玉県です。 ろれさんは、最終的に施工面積21.17坪にした小さな家だからこそ性能に予算を回すと考え、断熱等級7を取る判断をしました。 i-cubeでは、断熱等級7を選べません。

断熱等級7が取れるのはアイスマートとグランスマートです。 11月の見積ではグランスマートがアイスマートより40,551円安かったため、ろれさんはグランスマートに決めています。 この判断は坪数を減らしてグランスマートにした設計戦略と埼玉県で一条工務店を建てるで詳しく書いています。 グランスマートの価格と標準仕様はグランスマートとは?にまとめています。


i-cubeで平屋は建てられるか

一条工務店公式サイトの平屋のページで対応商品として挙がっているのは、グラン・スマート、グラン・セゾン、アイ・スマート、ブリアールです。 アイ・キューブは載っていません。

建てられないとも書かれていないため、i-cubeで平屋を考えるなら、建築地とプランで採用できるかを最初に担当者へ確認してください。 ろれさんの家はグランスマートの平屋で、平屋の太陽光や屋根の形はグランスマートとは?の平屋の節で書いています。


2026年にi-cubeまわりで変わったこと

2026年にi-cubeまわりで変わったこと。2026年1月に全棟で断熱等級6が標準になり、i-cubeも対象で、玄関土間の断熱が加わった(枠組壁工法の商品に限る)。2026年4月にグランスマートとアイスマートが断熱等級7標準になり、i-cubeは対象外。2026年7月3日にi-cubeで全館さらぽか空調を選べるようになった。それまでは断熱等級7標準のグランスマートとアイスマートだけで、一部地域を除く
時期変わったこと
2026年1月全棟で断熱等級6が標準に(枠組壁工法の商品)。i-cubeも対象で、玄関土間の断熱が加わった
2026年1月全商品で坪約3,000円の値上げ
2026年4月グランスマートとアイスマートが断熱等級7標準に。i-cubeは対象外
2026年7月3日i-cubeとナチュリアで全館さらぽか空調の対応が始まった(一部地域を除く)

全館さらぽか空調は、夏の除湿と冷房、冬の床暖房を1つの仕組みで行う全館空調です。 一条工務店のお知らせでは、それまでは断熱等級7を標準とするグランスマートとアイスマートに限っていたものを、断熱性能の進化によってi-cubeにも広げたと説明されています。 お知らせには価格や床面積の条件が書かれていないため、採用を考えるときは担当者に確認してください。

同じ2026年7月には、北欧デザインの新しい商品ナチュリアが全国で発売されました。 ナチュリアも2×6で断熱材はEPS、断熱等級6が標準で、i-cubeと性能の位置が近い商品です。 ナチュリアの内容はナチュリアの解説にあります。


【詳細】i-cubeの施主が公開している電気代

ろれさんはまだ入居していないため、住んでからの電気代は出せません。 代わりに、i-cubeに住んでいる施主がブログで公開している1年分の電気代を、ろれさんが一条工務店の電気代でまとめた中から2件挙げます。

地域人数太陽光蓄電池期間年間の買電額年間の売電額
神奈川県5人7.5kW7.04kWh2025年141,358円111,762円
不明2〜3人8.8kWなし2025年約115,000円約200,000円

出典は昨日より良い明日へSearching for Better Lifeとシマシマ家のi-cubeです。 どちらも個人の施主ブログの数字で、地域や家族構成、太陽光の容量が違うので、そのまま比べることはできません。 ほかの商品の施主の電気代も、同じ記事に並べています。


まとめ

  • i-cubeは、アイスマートの1つ下の2×6の商品。断熱材はEPSで、断熱等級6が標準
  • ろれさんの19.16坪の見積は、建物本体78.8万円/坪、税込の建築工事費合計121.8万円/坪(23,334,340円)
  • 同じ60.45㎡でオプションをそろえると、アイスマートが税込で約105万円高い。差の大部分は建物本体で、断熱等級7の行がアイスマートにだけ載った
  • 2026年7月から全館さらぽか空調が選べるようになった。オプションで埋められないアイスマートとの違いは、断熱材、断熱等級7、ダンジュ

見積の取り方や契約前の流れは契約前にやること7ステップにまとめています。

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間取りの決まり一条工務店の間取りルールまとめ
施主の電気代の実例一条工務店の電気代

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